第18回 ライフ・セービング・クラブ

Lifeguard Yutakaの今日も僕は海をみていた美しいビーチを眺めながら、食事やお酒などを楽しむのにぴったりのライフ・セービング・クラブ(Photo: Tourism and Events Queensland)

Lifeguard Yutakaの

今日も僕は海をみていた

 

美しく平和そうに見えるビーチも、海のプロの目を通せばドラマがいっぱい。もっと海を知り、もっと海と仲良くなるためのコツを、現役ライフガードが優しく指南。

第18回 ライフ・セービング・クラブ

ライフ・セービング・クラブと聞いて、何のことだかすぐに分かりますか?

ライフ・セービング・クラブとは、さまざまな理由から立ち上げられたライフ・セーバーのためのクラブのことで、通常レストランやパブを併設しています。中には、戦争時の救護テントが発展し、今現在のクラブへと進化したという背景のある、伝統と誇りを持つクラブもあります。

どのクラブも、平日は朝の9時からオープンしていることが多く、一般の人でも海を眺めながらコーヒーや紅茶などが楽しめます。クラブによっては朝7時より朝食を提供している所もあり、単品メニューのほかにも、ホテルの朝食のように食べ放題になっていることもあります。そして昼には、手ごろなランチ・メニューが始まります。美しいビーチに建つライフ・セービング・クラブならではの、素晴らしい眺めを楽しみながらの食事やお茶、お酒などは格別です。

そして午後3時を過ぎると、未来のヒーローである学校帰りの若いライフ・セーバーたちが集まり、13〜20歳以上の大学生まで、学生主体でトレーニングを行います。大人と同じトレーニングを行う彼らですが、実際には大人よりも競技の成績が良く、体も大きい人が多いものです。

クラブのレストランやパブでは、夕方からディナーが始まり、夜の12時ごろまでバーで飲むことも可能です。ビーチに建つとはいえ、男性のサンダル履きは夜になると禁止されているので、注意しましょう。

週末には、ニッパーと呼ばれる小学生や小学生以下の子どもたちが集まって練習をしたり、パトロール・メンバーとしてパトロール任務に携わるライフ・セーバーや、朝からトレーニングをするライフ・セーバーたちなどもクラブへ集まってきます。おじいちゃん、おばあちゃんのライフ・セーバーたちが、お茶を楽しむ姿なども見られ、クラブはたいへん賑やかになります。

ライフ・セービング・クラブは、地域の理解・支援・協力を得て成り立っています。また、家族全員でライフ・セーバーという家庭も多く、親子で一緒に週末はライフ・セービング活動に関わる人も多いようです。

皆さんも、オーストラリアに来たからにはぜひライフ・セービング・クラブを訪れ、この素晴らしい施設を楽しく利用してみてください。


Lifeguard Yutakaの今日も僕は海をみていた

 

<プロフィ-ル>
朽木豊(くちき・ゆたか)

ゴールドコースト市のプロ・ライフガード。北はスピットから南はクーランガッタまで、海難救助に精を出す日々を送る。オーストラリアで採用された最初の日本人プロ・ライフガード。フェイスブック(Yutaka Kuchiki)も随時更新中。

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