出会い、入籍、挙式…「結婚」のこと、知りたい!

出会い、入籍、挙式…「結婚」のこと、もっと知りたい!

国や文化背景によって異なる結婚制度やカップル事情。オーストラリアにおける「結婚」や「家族を持つこと」への感覚に、日本との違いを感じたことのある人も多いかもしれない。そこで、日豪の結婚の在り方や婚姻手続き、婚活、国際結婚、挙式などについて気になる情報をまとめてみた。ぜひあなたの未来のために参考にしてみては。(文=内藤タカヒコ)

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日豪の結婚事情

愛する人と家族になる「結婚」は、人生において大きな出来事だ。日本では、交際中の恋人たちはいつか結婚することを1つのゴールと考える傾向が根強い。近年は、晩婚化が進んだり、一生結婚しないという選択をする人も増えているが、「婚活」という結婚のために積極的なアプローチが一般化しビジネスとして注目されてもいる。

オーストラリアでの結婚事情は日本とは大きく異なる。結婚の件数は年々増えており、オーストラリア人と外国生まれの人との婚姻も増加中。そして、その土台となる「結婚観」が日本と大きく異なるのも特徴だ。

オーストラリアにも結婚という制度はもちろんあるが、婚姻手続きをせずに同棲する「デ・ファクト」と呼ばれる事実婚のカップルも非常に多い。デ・ファクトは財産分与など法的な面でも結婚しているカップルと同等に扱われる。籍を入れないまま子どもができた場合も、片方の親と子どもの姓が違ったり、兄弟で姓が違うことも社会的に受け入れられている。このように、デ・ファクト・カップルは結婚した夫婦とは形式は異なるが、「幸せ」への選択であることに変わりはない。

また、オーストラリアでは「仕事より恋人や家族が大切」という感覚が一般的だ。「子どもは生むけれど結婚するかどうかは考えていない」と考える人もおり、幸せであれば、婚姻手続きをしてもしなくても何ら変わりない、というように多様な価値観が存在する。

結婚を選択する人にとっても、年齢や結婚回数を気にすることなく自分のタイミングでパートナーとの幸せを考えることができるオーストラリアは、カップルや家族にとってたくさんの選択が用意された国といえるかもしれない。

オーストラリアでの結婚

オーストラリアで正式に結婚する場合は、事前に結婚執行者の資格を持った人と面接を行い、結婚希望通知書を提出する必要がある。牧師や神父または資格を持った立会人の下で結婚式を行い、宣誓をして婚姻証明書に署名し、同時に証人2人の署名も必要になる。

結婚式の場所は、①教会、②自分が設定した会場、③政府機関、と3つから選ぶことができる。

①は牧師や神父の立ち会いの下で宗派のしきたりに従って行うが、教会によっては誰でも受け入れてくれたり、その宗派以外の人の結婚式は行わなかったりと対応はさまざまだ。

②の場合、資格のある結婚執行者が立ち会えば場所に制限はなく、パーティー会場を貸し切ったり、ビーチ・ウェディングなどバラエティーに富んだ挙式が可能。結婚執行者は友人や知人の紹介で探すのが一般的だ。

③は1~18カ月前までに登記所へ行き、面接とパスポートのチェックを受け、結婚希望通知書を提出し式の日時を予約。式当日は執行者が立ち会い、およそ15分程度で終了する。

参考までに、日本の場合は婚姻届を市区町村の役所へ提出する。この時、本籍地以外の場所では戸籍謄本と身分証明書が必要になる。他の市区町村から引っ越す人は引っ越し後14日以内に転入届を提出しなければならない。日本での結婚式は教会やホテルのチャペルなどで行う教会式や、伝統的な神前式、カジュアルな雰囲気の人前式などが一般的で、式の後に披露宴を行うことが多い。

オーストラリアでの届け出

日本人がオーストラリアでオーストラリア人と結婚する場合は、結婚成立後3カ月以内に本人が領事館に届け出をしなければならない。また姓が変わる場合は結婚成立後6カ月以内に本人が戸籍抄本2通(3カ月以内のもの)と届書2通を提出する。

これらの手続きに必要な書類は、①婚姻届(2通)、②オーストラリアの婚姻証明書(原本1通、コピー1通)、③婚姻証明書の和訳(2通)、④2人のパスポートのコピー(各2通)、⑤外国籍配偶者のパスポートの和訳(2通)、⑥日本国籍配偶者の戸籍抄本(3カ月以内のもの2通)となる。

オーストラリア国籍や永住権を持つ人と結婚する場合、ビザの変更も重要なポイントだ。多くの場合、「配偶者/パートナー・ビザ」と呼ばれるビザに切り替えることになる。これは就労・就学の制限がない2年間有効な暫定的なビザで、通常は有効期間中に永住ビザに切り替えが可能だ。ビザの切り替え時にはオーストラリアで合法的に結婚したという証明が必要になる。

結婚はしていなくても事実上の婚姻関係を12カ月以上続けているカップルは、「デ・ファクト・ビザ」と呼ばれる配偶者/パートナー・ビザと同様のビザを申請することができる。ただし2人の共同名義の銀行口座の証明や公共料金の領収書などにより一緒に生活していることを証明したり、お互いの関係を説明した文書や、その他にも必要なたくさんの書類をきちんと準備しなければならない。

オーストラリア人の結婚観

日本では結婚は1つの節目とされるが、前述のようにオーストラリアでは結婚したカップルもデ・ファクト・カップルもほぼ違いはなく、当事者の気持ちで形式が選択される。ただし離婚率が高いのも事実で、それゆえ結婚という形にこだわらない人も多い。

一般的にオーストラリア人は陽気でフレンドリーで、細かいことを気にせず大らかで、上下関係より横のつながりを大切にする傾向がある。パートナーや家族を仕事より重要な存在と考え、同時に自分の価値観も大事にするので、自分の言いたいことをはっきりと主張する。

恋愛や結婚に関しても同様で、パートナーに任せっきりにするのではなく、時には率先して主張・行動しなければならないこともある。また相手の考えにしっかり耳を傾け、尊重すると同時に、自分の考えもはっきり伝えるようにしよう。

もし今オーストラリアで真剣に交際中のパートナーがいる人は、自分たちの将来について考えることもあるだろう。2人で話し合いながら、自分たちにとって最良の幸せを見つけられるよう、周りの人の多様な経験や意見を参考にしてみるのも良いかもしれない。

■オーストラリア政府による結婚関連情報
Web: www.ag.gov.au/FamiliesAndMarriage/Marriage/Pages/Getting-married.aspx

■日本の大使館・総領事館による結婚手続き情報
Web: www.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consulate_koseki.html



国際結婚のこと、教えて!

実際に国際結婚の経験を持つ「先輩」たちに、出会いや結婚までの経緯、苦労した点などの実体験を教えてもらった。

♥Macaさんの場合
 クロアチア人のご主人と結婚して1年10カ月になるMacaさん。お互いの職場が近かったことから話をするようになり、食べ物の好みが合って意気投合。出会ってから2カ月で交際をスタートした後、互いに結婚を意識し始め、8カ月後にビーチ・ウェディングを挙げた。考え方に共感でき、相手に対して素の自分が出せたことが結婚を決断した理由だという。
 最初は英語が堪能でなかったので言いたいことが言えず苦労したり、日本人とは違い空気を読まず思ったことをストレートに話すご主人に違和感を感じたそうだ。しかしMacaさんの家族にも分け隔てなく接する姿や、隠し事がなくコミュニケーションを大切にすること、キスやハグが習慣でお互いのつながりが強く保てることなどから、結婚して本当に良かったと思っているそうだ。

♥Mariさんの場合
 今年で結婚4年目を迎えるMariさんのご主人はハンガリー人。ワーキング・ホリデー時代に日本人だけのシェア・ハウスに住んでいたが、このままではダメだと奮起し、引っ越した先のシェア・メイトが現在のご主人となる人だった。彼は交際当初から結婚する気十分だったらしい。
 Mariさんの両親は初め2人の結婚に反対していたが、ご主人の人柄や、2人の仲むつまじい姿を見て賛成してくれた。
 お互い英語が第2言語なのでコミュニケーションは大変で、法的な手続きなどでも苦労をしたそうだ。「察する」ことがないのできちんと言葉で言わなければ伝わらないことがあるが、逆にいえば本音と建前の違いがなく、はっきりと「ありがとう」と言葉で表現してくれるなどうれしいことが多い。また男尊女卑を感じないことも結婚して良かったと思える点だそうだ。

♥Kiyomiさんの場合
 オーストラリア人のご主人と結婚して5年になるKiyomiさん。ご主人とは10年前のワーキング・ホリデー時代に同じ職場で出会った。ビザが切れて帰国し別れることになったが、再び交際する運びとなり、1年の遠距離恋愛を経て結婚した。結婚を決意した理由は、例えばご主人が自転車で走っていて先に進んでいても、常に後ろを振り返って気にかけることなどが自然にできる点。そしてご主人の家族の人柄を見て決心したという。
 今は子どもと共に3人で幸せに暮らすKiyomiさんご夫妻だが、出産直後は自分の家族が近くにいないので不安に思ったこともあったそう。だが、今では広大なオーストラリアでのんびり暮らし、何気ない一瞬一瞬に幸せを感じられるようになり、また他の人にも優しくできるようになったという。


気になる、「婚活」のポイント

結婚相手を探す「婚活」。婚活を始める時にまず考えておきたいポイントを挙げてみた。何から考えれば良いか分からない人も、既に理想の相手のイメージを持っている人も、ぜひ参考にしてみてほしい。

婚活前にやっておきたいこと

まずは「譲れない条件」を考え、職業、学歴、見た目、趣味などさまざまな要素の中からこれだけは外せない項目をピック・アップしてみよう。この数が少ないほど許容範囲が広くなるといえそうだ。また、結婚できない理由を考えたり、いつまでに結婚したいのか目標を決め、自分のため他人のために「自分磨き」の努力を怠らないようにしたい。

出会いを増やすコツ

「出会いがない」と嘆いている人は、もしかしたら周りにいる人の良さに気づいていないだけなのかもしれない。また休日は知らない場所へ出かけたり、習い事やサークル、ボランティア活動、パーティーに参加するなど積極的に行動するのも良いだろう。友達に紹介してもらったり、インターネットを利用して出会いのチャンスを増やすという方法も。

女性が選ぶ「結婚したい男性」

恋愛と結婚は別というが、相手を選ぶ際に① 見た目に惑わされず自分にふさわしい、② 定職に就いている、③本音が言える、④ 欠点があっても許してくれること、を結婚相手の条件に挙げる人が多いとか。もちろん他に、子どもが好き、家事をする、浮気をしないなどもある。自分の持つ結婚したい男性の基準をもう一度考えてみよう。。

男性が選ぶ「結婚したい女性」

男性が結婚したいと考える女性のタイプとしては、①周囲の人とうまくやっていける、② 気分にムラがない、③しっかりした経済観念がある、④家事ができる、などが挙げられることが多い。当然、人や状況によって相手に求めるものは同じではないかもしれないが、1つの参考意見として受け止めてみても良いかもしれない。

結婚したい/したくないの判断

相手に結婚する気があるか、悩むこともあるはず。もしもパートナーが① 相手の意見を聞かず自分の意見を押し通す、②結婚の話になると話題を変えたり逃げる、③悩んだり傷ついた時に味方にならない、④ 家族や友だちに紹介しない、⑤自分から連絡しない、⑥ ネガティブな発言が多い、⑦自分のことで頭がいっぱい、などの場合は熟考が必要かもしれない。

婚活がうまくいく人、いかない人

婚活がうまく人の共通点は、① 楽しんでいる、② 高望みしない、③ 優しさや包容力がある、④ 前向き、⑤笑顔、といった特徴が。うまくいかない人は、① 疲れたり苛立っている、② 求める条件が多すぎる、③思いやりがなくプライドが高い、④ 消極的でおとなしい、⑤清潔感がない、ということがあるそうだ。時には自分自身を冷静に見つめ直してみたい。


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