【特集】経験者に聞きました!「ワーホリのリアル・ライフ」

教えて!"ワーホリのリアル・ライフ"

毎年たくさんの国の人がワーキング・ホリデー(以下WH)を利用して来豪する。夢や目標の実現、自分探しなど理由はさまざま。豊かな自然、広大な大地、美しい海、底抜けに陽気なオージーたちに囲まれてオーストラリアの魅力を体感しよう。2017年から条件付きで1年間同じ会社で働けたり、WHの年齢制限が35歳まで引き上げられる予定であることから今後WHで来豪する人は増えると予想されている。きっと人生を大きく変えてしまうほどのすてきな出来事が待っているはずだ。今回、実際にオーストラリアでWHの経験をした牧山史仁さんら複数の日本人に、その生活の実態や魅力を教えてもらった。


●WH経験者プロフィル
牧山史仁さん(29歳)

大学卒業後、日本でドラッグ・ストアのマネージャーとして5年間勤務。在豪歴1年7カ月(2015年6月にWHで来豪、現在セカンド・ビザで滞在中)

「いつか日本でサーフ・ショップをオープンすることが夢で、サーフィンのメッカであるオーストラリアでサーフ文化を学びたく来豪しました。将来買い付けの時のために英語力を身に付けたいとも思っていたので、現在はお金を稼ぎながら英語を学んでいます」

渡航準備について

Q.渡航費用は?
A.100万円用意しました。

Q.今思うとやっておけば良かったことはありますか?
A.英語の勉強をもっとしておけば良かったと思いました。語学学校は初級クラスから始めましたが、基礎知識を身に着けておけば、時間とお金を節約できたはずです。WHを考えている人は今から英語の勉強をしておきましょう!

教えて! こんな準備をした人も!

南凌さんの場合(在豪歴6カ月)

現地では最初は友人宅にお世話になる予定だったので、何とかなるだろうと渡航前はあまり深く考えていませんでした。しかし、今思うと事前にしっかりと英語の勉強をしておけば良かったと思います。文法や単語の勉強が足りず日常会話でさえ理解するのに大変なことが多かったです。また、日本人の肌に合う洗顔やシャンプーといった消耗品は日本製の物を持ってきて正解でした。もっと日本から便利グッズを持って来ればよかったと思っています。

滞在先について

Q.最初の滞在先は?
A.シェア・ハウスのルーム・シェアを日豪プレスのクラシファイドで探しました。家賃は週100ドルで安かったのですが、学生が多く、バスルームやキッチンなどの共有スペースは大混雑でした。ただ、シェア・メイトは全員日本人だったので銀行の口座開設など情報の共有ができて良かったです。

Q.その後引っ越しをしましたか?
A.違うシェア・ハウスのルーム・シェアをウェブサイト「Gumtree」で探しました。家賃は週120ドルで、シェア・メイトはスペイン、中国、韓国、イタリア、スウェーデン出身と国際色豊かで世界各国に友達ができましたが、異文化に対応するのが大変でした。

教えて! ホームステイを選んだ人も!

河野羽生さんの場合(在豪歴1年4カ月)

日本のエージェントに紹介してもらったホームステイ先に1カ月滞在しました。家賃は週245ドル。家族がいる家庭かと思ったら、ホスト・マザー1人だけのお家でした。温かいマザーで地元のサッカーの試合や友人宅のホーム・パーティーに連れて行ってくれたりしたので、ローカル・コミュニティーに参加できました。最後に家でクラスメイトを呼んで私のお別れパーティーをしてくれて貴重な体験ができました。

学校生活

学校最後の日にクラスメイトと一緒に
学校最後の日にクラスメイトと一緒に

Q.学校はどうやって探しましたか?
A.無料で学校紹介を行っているエージェントを通して入学する学校を選びました。

Q.学校に行って良かったこと・悪かったことはありますか?
A.ゴールドコーストのサウスポートの語学学校へ4カ月間通いました。最初は初級クラスで、クラスメイトは日本、韓国、台湾、ブラジル、フランス出身と多彩でしたが、日本人のコミュニティーがあり、気付けばいつもそこにいたことが反省点です。しかし、ここでファームの情報を得ることができ、休学してファームでアルバイトができたことはとても良かったです。その後、復学して英語が初中級レベルになりました。

教えて! 目標はローカルのカフェ!

平松佑磨さんの場合(在豪歴9カ月)

ゴールドコーストのサウスポートの語学学校へ4カ月間通いました。最初は初級クラスから始めて最後は初中級レベルになりました。クラスメイトは日本人5割、韓国人2割でその他ブラジル、イタリア、タイ、フランスと国籍はさまざまでたくさん友達ができました。その後、ローカルのカフェで働くことを目標に「バリスタ・コース」を受講しましたが、仕事探しの現実は厳しく履歴書さえ受け取ってもらえませんでした。

ファーム/アルバイト

Q.仕事先のファームはどこで探しましたか?
A.ハーベスト・トレイル(Web: www.harvesttrail.org.au)で探しました。

Q.働いて良かった・悪かったことは何ですか?
A.ファームでは毎日40度を超える暑さの中で10時間労働。正直きつかったのですが、週800~900ドル稼げました。バイト仲間はイタリア、アフガニスタン、南アフリカ、台湾、オランダ、ドイツ、スイス、イギリス、韓国、バングラディッシュ出身などさまざまで英語だけの環境でした。仕事の中で仲間意識が生まれ、仕事が終わってからも一緒に遊ぶようになりました。しかし、仕事中は皆がリーダーシップを取りたがったことで指示の内容がそれぞれ違い、結果的に誰を信じれば良いのか分からず戸惑いました。ここでも異文化の壁にぶつかりました。

仕事はきついが友達は増える
仕事はきついが友達は増える
ファーム最終日の夕食。仲間がご飯を振る舞ってくれた
ファーム最終日の夕食。仲間がご飯を振る舞ってくれた

40度を超える暑さの中、仲間たちと休憩中に
40度を超える暑さの中、仲間たちと休憩中に
広大なブロッコリー畑
広大なブロッコリー畑

教えて! マーケットに出店!

戸島志寿さんの場合(在豪歴5カ月)

渡豪前にホームステイ先に子どもがいることが分かっていたので、その子を喜ばせたいと考えて折り紙を始めました。ステイ先の家族が興味をもってくれたお陰で、彼らとすぐに打ち解けることができました。現在はその趣味を生かして自分で土日にゴールドコーストのカラーラ・マーケットで折り紙屋を出店しています。ぜひ遊びに来てください。

旅行の思い出

Q.オーストラリアで生活を始めてから、旅行はしましたか?
A.サーフ・ショップを経営している友達と2人で、買い付けとサーフィンを兼ねてゴールドコーストからシドニーまで、車で1週間かけてサーフ・トリップをしました。初めてのサーフ・ショップを訪れたり、さまざまな場所でサーフィンをしました。またシドニーでカジノへ行き800ドル負けたことも、今となっては良い思い出になっています。

最高の思い出になったサーフ・トリップ
最高の思い出になったサーフ・トリップ
サーフィン日和な良い天気
サーフィン日和な良い天気
良い波は逃さずキャッチ
良い波は逃さずキャッチ

教えて! 国外への旅行も!

河村なつこさんの場合(在豪歴9カ月)

ニュージーランドへ友達と6日間旅行しました。Wi-Fiが無く空港に到着した瞬間に道に迷いました。最終日も空港へウーバーで行こうとしたら車が1台もなく焦りましたが、周りの人に助けてもらい搭乗時間にぎりぎり間に合ったのが印象的です。

WHを経験してみて

最初は英語であいさつもできず、「How are you?」が分からないレベルでしたが、今では相手の言っていることが大体理解できるようになりました。まだ不十分ですが、積極的に自分の意見を主張できるようになり度胸もつきました。世界中に友達ができたことは貴重な経験です。海外に行ったからこそ、日本のことが気になり、興味の無かった政治などにも関心を持つようになりました。一般的に日本での生活は仕事中心ですが、オーストラリア人はプライベートも大切にします。そこから日本の問題点にも気付くこともできました。

これからWHを目指す人へ

日差しが強いオーストラリアでは日焼け止めが必需品

まずは日本でしっかり英語を勉強しておくことが大切。渡豪後の時間を節約でき、アルバイトをした時に給料が大きく違ってくることもあります。そして日本語で書かれている英文法の参考書を持って行くと便利です。日本製の便利グッズもあると非常に助かります。特に日差しが強いので日焼け止めを忘れず持って行くと良いです。
 もしも虫歯がある人は治療してから行きましょう。オーストラリアの治療費はとても高いので、海外旅行保険にも加入しておきましょう。最後に、車を運転する人は現地の交通ルールを守って安全運転しましょう! スピード違反、駐車禁止、運転中の携帯電話使用など気が付けば罰金だけで1,000ドル以上払っていました。皆さん気を付けましょう。

日差しが強いオーストラリアでは日焼け止めが必需品▶


WH経験者のプロフィル

WHでオーストラリアに来ようと思ったきっかけや現地での過ごし方は皆それぞれ違う。これからWHでの滞在を考える人に、参考になる情報を提供してくれた仲間たちを紹介する。

Q1. WHに来ようと思ったきっかけは何ですか?

Q2. WH費用は幾ら用意しましたか?

Q3. 学校には通いましたか? 期間は?

Q4. ファームでの仕事またはアルバイトをしましたか?

Q5. WHを経験して思ったことを教えてください。

南凌さん

A1. 今しかできないことを今やらなかったら後悔すると思ったから決めました。
A2. 100万円くらい。
A3. いいえ。
A4. メルボルンのアップル・ファームでリンゴの収穫とローカル・カフェでアルバイト。
A5. 英語だけでなくコミュニケーション能力自体が上がった。積極的な性格になれたことが自信につながりました。

河野羽生さん

A1. 海外旅行と海が大好きだったので、暖かい所に長く住んでみたかったから。
A2. 100万円くらい。
A3. ジェネラル・イングリッシュ・コース(4カ月)。
A4. ケアンズの養鶏場。
A5. 英語のレベルが日常生活に支障がないくらい上達できて、少し積極的な性格になりました。この経験は一生の宝物です。

平松佑磨さん

A1. 24歳を迎え、20代前半が今年最後と思った時に自分を見つめ直すため海外行きを決断しました。
A2. 100万円くらい。
A3. ジェネラル・イングリッシュ・コース(4カ月)、バリスタ・コース。
A4. 日本食レストランのキッチンハンド。
A5. 小さなことでくよくよしなくなりました。オーストラリアでの経験を生かして日本では海やレジャーなどのアクティビティー関連の仕事に就きたいです。

戸島志寿さん

A1. 日本以外の国での生活に興味があり、エージェントの人にオーストラリアを勧められたから。
A2. 約100万円。
A3. イングリッシュ・サティフィケートⅠ(3カ月)。
A4. 趣味で折り紙を折っていて、カラーラ・マーケットでお店を出しました。
A5. 時間の使い方が自由になり気持ちがとても楽になりました。英語力も、単語でしか話ができなかったのが文章の形で話せるようになりました。

河村なつこさん

A1. 実際の英語環境に身を置いてみたかったのと、英語を使って仕事をしてみたいと思ったから。
A2. 約120万円。
A3. ジェネラル・イングリッシュ・コース(4カ月)。
A4. すし屋のウェイトレス。
A5. 英語に対する恐怖心が減りました。WHは間違いなく自分を成長させてくれるきっかけになったので、迷ったらチャレンジすべきです。生活に困らないほどのリスニングとスピーキングの力が身に付きました。


経験者に聞きました!
「WHのリアル・ライフ」
大幅に変更予定のWHビザ規定
(フェンソン法律事務所)
現地生活~日本での就職をサポート
(ゴリラエデュ)
きちんと知りたい「STD/性感染症」
(小林孝子医師)

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