憧れのオーストラリア新生活スタート・マニュアル(QLD)

憧れのオーストラリアで暮らし始めるための 新生活スタート・マニュアル

日本では新しい年度になり、新生活をスタートさせた人も多いはず。中には留学やワーキング・ホリデーなどでオーストラリアで新しい生活を始める人もいるだろう。そこで、オーストラリアで新生活を始める人のために必要な基本情報や手続きをまとめて紹介する。本特集を参考にして、気持ち良く新たなスタートを切ろう。(文=内藤タカヒコ)

引っ越し


日本からの引っ越しは、海外へ荷物を発送出来る業者に依頼する。料金の安い船便は届くまで時間がかかるため、すぐには必要ない物だけ送るようにしよう。軽量で少数なら、国際小包で送ることも出来る。
 オーストラリア国内の引っ越しは、日本と同様、自分で行うか、引っ越し業者に依頼するかの2通り。オーストラリアの引っ越しの料金は、基本的にトラックのサイズ、必要な人員と掛かった作業時間で決まる。
 そのため、料金を抑えるコツは、自分で運べる物は自分で運ぶ、段ボールを用意し自分で詰めておく、家具など分解出来る物は分解しておく、荷物を入り口付近にまとめておくことなどが挙げられる。
 基本的にオーストラリアの業者は、家具などを運ぶ時に養生しないので、気になる人は日本と同様に丁寧に作業する日系の引っ越し業者に依頼すると良いだろう。

住宅

オーストラリアで住居を得るなら、①シェア・ハウス、②賃貸、③購入のいずれかが考えられる。
 シェア・ハウスを探すには日豪プレスのウェブサイト(Web: www.nichigopress.jp)のクラシファイドや、学校などの掲示板をチェックする。シェア・ハウスの場合は共同生活なので、シェアメイトとお互い気持ち良く生活出来るか、慎重に判断しよう。
 賃貸はインターネットや地元新聞、不動産屋などから探す。オーストラリアで家を借りる場合、半年か1年単位の契約で、基本的に途中解約は出来ない。家賃は1週間ごとに支払うケースが多く、物件によっては家具付き(Full furnished)と家具無し(Unfurnished)がある。
 購入は不動産屋やインターネットで探す。気になる物件のオープン・ハウス(内見)には積極的に出掛けよう。購入したい場合は、不動産屋に購入の意思を伝える。不動産購入に関する交渉は、売り手と買い手双方の弁護士が行うため、不動産を扱っている弁護士を手配する。
 住宅ローンを利用するのであれば、直接銀行へ行くかモーゲージ・ブローカー(複数の銀行の住宅ローンを比較し最適なローンを提案する仲介業者)に依頼する。

銀行


オーストラリアに来たらなるべく早く、銀行の口座を開設しよう。4大銀行と呼ばれるオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ Bank)、コモンウェルス銀行(Commonwealth Bank)、ウェストパック銀行(Westpac Bank)、ナショナル・オーストラリア銀行(National Australia Bank)なら、支店やATMも多いので何かと便利。入国後6週間以内ならパスポートと多少の現金があれば、簡単に口座を開設出来る。6週間を過ぎると必要な書類が増えて手続きが面倒になるので注意しよう。
 口座は普通預金(Saving Account)が一般的。小切手が使える当座預金(Cheque Account)や定期預金(Term Deposit)もある。数日後に開設時に伝えた住所にカードが郵送されるので、有効化(アクティベート)すれば使える。オーストラリアは日本と違い、預金通帳に入出金のやりとりを記録するシステムとはなっておらず、もちろん印鑑も不要。
 口座を持っている人が引っ越したら、銀行のウェブサイトで新しい住所に情報を更新しておこう。

主な銀行のウェブサイト
■ANZ Bank: www.anz.com.au
■Commonwealth Bank: www.commbank.com.au
■Westpac Bank: www.westpac.com.au
■National Australia Bank: www.nab.com.au

自動車


新車購入なら日本と同様にディーラーで購入する。中古車は、①メーカーの正規ディーラー、②一般の中古車販売店、③個人売買のいずれかが購入方法として考えられる。正規ディーラーはきちんと整備され安心だが、値段が高くなる。逆に個人売買は値段は比較的安いが、コンディションに問題があるケースもある。個人売買での購入は、自動車に詳しい人に相談したり、一緒に車を見てもらうことをお勧めする。
 3カ月以上滞在する人は、QLD州の運転免許への書き換えが必要だ。必要書類は、パスポート、クレジット・カード、銀行のカード、住所を証明するための銀行からの郵便物、日本の運転免許証とそれをNAATI(豪州政府公認の資格)を持った翻訳者が英訳した書類。これらがそろったら、クイーンズランド・トランスポート(交通局)へ行き手続きを行う。
 運転免許証は書き換え済で住所のみの変更であれば、クイーンズランド・トランスポートの窓口かウェブサイトで免許証の住所変更を行う。既に自動車を所有している人は、登録してある住所を変更し、加入している任意保険会社に住所変更の手続きを行う。

ガス


オーストラリアではキッチンや給湯器は、電気の場合もあればガスの場合もある。もしガスであれば、引っ越し前に以前の住人が止めているはずなので、ガス会社に電話やネットで連絡し使用の契約を結び、開栓してもらう。
 ガス会社は複数あり、料金体系やサービス内容もさまざまなので、自分の必要に合わせガス会社を選択しよう。

主なガス会社のウェブサイト
■Energy Australia: www.energyaustralia.com.au
■Origin Energy: www.originenergy.com.au
■AGL: www.agl.com.au/residential

語学学校

留学生の場合は学校入学の諸手続きは日本で行うが、ワーキング・ホリデーで来豪し専門的な学校で学びたいという人は、自分で学校を探し手続きを行うか、不安であれば留学エージェントに相談してみよう。留学エージェントでは個人の目標や要望を聞いた上で、最適の学校を提案してくれる。
 せっかくオーストラリアに来たのだから、もっと英語を上達させたいと考える人は、語学学校で学ぶのも手だ。オーストラリアには私立の政府認定の語学学校だけでも300校以上、他にも専門学校や大学の付属の学校も200校ほどある。
 日常生活で困らないように会話を中心としたコースや、IELTSのスコア・アップを目的としたコース、大学への進学を目指すコースなどさまざまな選択肢がある。
 自分の目的や期間、授業料や環境、あるいは学生ビザが取得出来るかどうかなど、さまざまな要素を考え、自分にぴったりの学校を探そう。

きちんと、楽しく、英語を学ぶなら
パシフィック・イングリッシュ・スタディー

サーファーズ・パラダイスの中心地、オーキッド・アベニューにある語学学校「パシフィック・イングリッシュ・スタディー」。ビーチのすぐ近くにあり、通学や買い物をしたり遊びに出かけるのにも便利だ。
 1クラス平均10人の少人数制で、人気の一般英語コースは日常的に必要な英語力をバランス良く鍛え、初級~上級まで対応。同コースは毎週月曜日スタートのフルタイムで、月曜日から木曜日は午前9時~午後3時、金曜日は午前9時~正午12時まで、59週にわたって学ぶ。
 世界中のさまざまな人が学び、日本人は少ないので日本語を使わない環境を求めている人には最適な環境だ。授業後も自由に参加出来る自習クラスなどもあり、集中して英語を学ぶことが出来る。
 講師やスタッフは皆フレンドリーで親切。イベントやアクティビティーも豊富で、生徒同士の交流を深めることが出来る。
 同校では一般英語コースの他にも、IELTS試験対策のコースや通常の授業の後サーフィンのプロのコーチがレッスンしてくれる「イングリッシュ+サーフィン・コース」も人気がある。

Pacific English Study (CRICOS No: 03215E)
■住所:Level 2, 17 Orchid Ave., Surfers Paradise
■Tel: (07)5527-5306
■Web: www.pacificenglishschool.comwww.facebook.com/English.Study.Australia
■Email: info@pacificenglishschool.com

ガーデニング


引っ越し先が長期間空き家であったりすると、庭の芝生や植栽が伸び放題で、見苦しいだけでなく、ヘビや害虫、また防犯上の問題からも心配だ。新生活を始めるなら、庭をすっきりとさせ、気持ち良くスタートしよう。

電気工事


新居に引っ越したら、まず電気をチェックしよう。電球が切れていれば交換すれば良いが、スイッチの不良や断線の場合は電気工事の資格を持った専門業者に依頼する。安全面や法律面からも個人での修理はお勧め出来ないため、必ずプロに任せよう。

ゴールドコーストの
日本人電気工事士

電気工事は感電や漏電、最悪の場合は火災につながることもあり危険なので、ライセンスを持ったプロに依頼しよう。フジ・エレクトリカル・サービスは日本人の電気工事士が相談に応じ、親切、丁寧に作業してくれる。ゴールドコースト・エリアであれば対応出来る。電気のトラブルだけでなく、照明器具やシ-リング・ファンの増設など、電気に関わる相談に乗ってくれる。

Fuji Electrical Services
■Tel: 0466-663-973(藤野)
■営業時間:月~金7AM~5PM、時間外応相談。Elecライセンス:80249

ペスト・コントロール


オーストラリアは、日本以上に白アリやゴキブリの被害が深刻なため、新居に移るならペスト・コントロール(害虫の駆除と予防)を依頼し一度だけでなく定期的に行おう。人体への影響が無い薬剤を使っている業者もあるので、赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭はきちんと業者を選ぶことをお勧めする。

情報センター


慣れない環境での生活は大変。そこで頼りになるのが日本語を話せるスタッフがいる情報センター。留学生向けの学校探しから入居の諸手続き、携帯電話のレンタルや、インターネットの契約、人材派遣などさまざまなサービスを行っている。また日本人が多く集まるので、交流や情報交換の場にもなっている。生活全般のサポートから、将来の相談などにも応じている所もある。

その他


■在留届:オーストラリアを含め外国に3カ月以上滞在する場合は、在留届の提出が義務付けられている。在留届の提出は、在ブリスベン日本国総領事館か在ケアンズ領事事務所で直接提出するか外務省のウェブサイト(Web: www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet)から行う。住所が変わったり帰国する場合は、変更届、帰国届を提出する。

■携帯電話:海外での携帯電話の使用には、以下の方法が挙げられる。①レンタル、②プリペイド式、③端末を購入し電話会社と契約。オーストラリアの主な電話会社はテルストラ(Web: www.telstra.com.au)、オプタス(Web: www.optus.com.au)、ボーダフォン(Web: www.vodafone.com.au)などがある。

■インターネット:公共施設やショッピング・センターで無料のWi-Fiを利用出来る。またポケットWi-Fiを購入したりレンタルする方法もある。自宅で利用する場合はプロバイダーに申し込んで契約を結び、工事を経て使うことが出来る。ただし、ADSL回線が主流で、申し込みから開通まで時間がかかる。

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