QLDで安全・快適ライフ/ソーシャル・メディア②

QLDで安全・快適ライフ

警察とコミュニティーをつなぐ日本人ポリス・リエゾンが、クイーンズランド州で安心な生活を送るためのアドバイスや安全情報をお届けします。

第22回 ソーシャル・メディア②

前回に続き、各種ソーシャル・メディアの特徴や利用の問題点をお伝えします。

スナップチャット(Snapchat)

友達に写真やビデオを送るアプリ。送り手が指定した閲覧時間が過ぎるとデータは破棄されます。
【問題点】裸の写真など不適切な投稿が最も多いアプリ。受け手がスクリーン・ショットなどで写真を残す可能性もあり、かなりの量の写真が「Snap Porn」リベンジ・ポルノのサイトに転載されています。

イク・ヤック(Yik Yak)

200字以内の「Yak(無駄話)」を文字のみ投稿するアプリ。GPS機能により、投稿者の近くにいる500人のYakkers(アプリ利用者)が投稿を閲覧可。
【問題点】あからさまな性的表現などを投稿し、名誉毀損(きそん)や個人攻撃などに利用するケースがあります。

キック・メッセンジャー(Kik Messenger)

1億人以上が使用している簡易メッセージ・アプリで、写真、スケッチ、YouTubeなどのビデオやMemes(画像に文字を入れて送る)、GIF動画を共有。
【問題点】子どもが不適切な裸の自撮り写真や性的な投稿をする傾向があり、「Sext Buddy」(体の関係を持つ相手)という言葉が「Kik Buddy」と言い換えて使われるほど。「Reddit」などのフォーラム・サイトでKikのユーザー・ネームで子どもが売春行為をする場合があるなど、児童性犯罪者が児童と気軽に接触する機会になっています。

ウィスパー(Whisper)

写真に文字を乗せ、匿名で考えや気分を投稿。匿名ですが投稿エリアは確認できます。
【問題点】匿名のため、子どもが相手を傷付ける内容を投稿していじめの温床に。登録不要のため、GPSを使用し児童性犯罪者が子どもに近付く危険もあります。

ティンダー(Tinder)

ナンパやデートのためのアプリ。GPS機能とプロフィルの評価から相手を探します。
【問題点】大人が簡単に未成年の相手を見付けたり、評価システムを悪用しグループで特定の個人の評価を落とすいじめの事案も。

子どもを守ることは大人の義務です。ぜひこの機会にPCや携帯電話でのソーシャル・メディアの使い方などをお子さんと話し合ってみましょう。連邦警察発行の『Social Media ‒ Reputation Management』という冊子や、以下のウェブサイトの情報も参考にしてください。

■ Web: www.afp.gov.au(Australian Federal Police)
www.thinkuknow.org.au(ThinkUKnow)
www.carlyryanfoundation.com(The Carly Ryan Foundation)
www.esafety.gov.au(Children’s eSafety Commissioner)

■WHメーカーのための安全情報Facebookページ:www.facebook.com/ozbackpackers(Working Holiday & Victims Support Group)

ご質問、お問い合わせは以下で受け付けています。
TEL: (07)5581-2840
Email: CrossCulturalGoldCoastPolice@police.qld.gov.au



<著者プロフィル>
平野尚道◎クイーンズランド州警察ゴールドコースト地区・日本担当リエゾン・オフィサー。ゴールドコースト日本人会の会長職を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCにて異文化育成担当として9年勤めた後、州警察のリエゾン・オフィサーに就任。現在、日本人コミュニティーと警察の架け橋として活動中。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にゴールドコースト市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞

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