第66回 クイーンズランド州の釣り情報

クイーンズランド州の釣り情報
このサイズのマダイは初心者でもよく釣れる

 
第66回
クイーンズランド州の釣り情報
フィッシング・ライター:金園 康秀
(YASU=ブリスベン在住)
 
 
マダイの初釣り
 
 
「何かかかってる !」。水中にピンク色の魚が見えてきた。 「マダイだ !」。大きさ30〜35センチくらいのマダイが、針の 数だけかかってきた。

 
 日本なら、手の平くらいの大きさのマ ダイは“椀ものサイズ”と呼ばれ、ちょう どお椀の中に1匹丸のままの姿で収まっ て料理に出てきます。30センチぐらいま でのマダイは、結婚式など、おめでたい 席に1匹丸ままの姿で塩焼きになって出 てくる大きさです。そして甘くておいし い刺し身には、30〜40センチ前後のも のが最高と言われています。
 
 お正月前後の真夏のゴールドコースト やブリスベンの沖合いでは、椀ものサイ ズから35センチくらいまでのマダイがよ く釣れてきます。でも、オーストラリア には各州の水産省が定めた持ち帰り制限 のルール(右記参照)があり、QLD州で のマダイの持ち帰りサイズは全長35セン チ以上のものを5匹までと定められてい ます。
 

クイーンズランド州の釣り情報
塩焼きや刺し身においしいサイズなのですが…

 
 新鮮なおいしい魚を食べたい釣り人にとって、残念ながら次々と釣れてくるおい しそうな規定サイズ以下のマダイを放流す るのは、少し悲しいものがありますが、長 い目で見ればオーストラリアの自然環境保 護になると思って我慢しましょう。
 
 もし、どうしても30センチ強の塩焼き サイズの新鮮なマダイを食べたいという人 は、隣の州に行けばいいのです。
 
 ゴールドコーストやブリスベンから車 で南に30分〜1時間の距離のNSW州で は、マダイは30センチ以上1人10匹まで という規制になっています。
 
 マダイに関してはQLD州より規制の ハードルが低いので、きっと釣れるチャ ンスも多くなるでしょう。

 
 
オーストラリアの釣り情報
Web: www.fujimaru.com.au
 


 
オーストラリアの釣り規制 
 

クイーンズランド州の釣り情報
水産省から発行されている釣 り規制小冊子

 オーストラリアに来たばかり の釣り人は、こちらの自然環境 の良さと魚影の濃さに驚かさ れ、そして豊富な釣果で人にあ げたい、または売りたいという 気持ちを持つ人も多くいらっ しゃることでしょう。
 
 ただしオーストラリアには規 制があり、ライセンスを持つ漁 師以外の人が、レジャーで釣っ た魚などを販売することは禁止 されています。
 
 日本では魚を釣れるだけ釣り上げ、食べ きれない魚は隣近所におすそ分けする、と いう釣り文化や風潮がいまだに残っている ようですが、オーストラリアではレジャー で釣りを楽しみ、食べるために持ち帰る魚 は家庭で楽しむ分だけにしましょう、とい う風潮がありますし、自然保護のために も、水産省からいろいろなルールが設けら れています。
 
 ルールは各州ごとに、その州の水産資源 の状況に応じて定められています。
 
 魚以外にもカニや貝類なども漁獲規制の 対象となっていますし、釣具なども1人当 たりの竿や釣針の数、投網の網目の大きさなどが細かく規制されていま す。
 
 釣りライセンスも、QLD州 では淡水のダム湖などの釣りに ライセンスが必要ですが、隣の NSW州では淡水でも海水の釣 りでも、すべてにおいてライセ ンスが必要です。
 
 各州の釣り規制の小冊子など は、最寄りの釣道具屋などで無 料で置かれていますが、QLD 州の情報は下記ウェブサイトでダウンロードすることが可能です。また、 釣りライセンスなども同ウェブサイトから 購入することができます。
 
■QLD州 Primary industsries and fisheries Recreational fishing
Web: www.dpi.qld.gov.au/28_139.htm
 
  なお、釣り魚のサイズと匹数の制限は、 毎年の調査によって資源環境に応じて見直 されていて、大きさや数量などの数値が変 わることがあります。
 
お問い合わせは、ヤスまで(yasu@fujimaru.com.au )

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