エビでタイを釣る季節が始まる

クイーンズランド州の釣り情報
食べごろのバナナ・プロウンが獲れ始める

第104回
クイーンズランド州の釣り情報
フィッシング・ライター:金園 康秀
(YASU=ブリスベン在住)

 

エビでタイを釣る季節が始まる

QLD州では、投網を使って釣りエサとなる小魚やエビなどを捕獲することが、誰にでも許可されている。このため、秋になるとクリークの中流や河口付近では多くのボートがポイントに集まり、バナナ・プロウンというエビを捕獲するため網を投げ込む光景を見ることができる。中には、投網で作業を行いやすいようにボートの上に板を敷き、その下には捕獲したエビを入れるいけすなどを装備した、まるで職漁のエビ投網専門ボートのようなものも登場し、せっせとエビを捕獲している。個人が捕ったエビは売買することはできないのだが、「そんなに捕ってどうする」と言いたくなるほどにせっせと捕っている。

浅いマングローブ湿地の中で育ったエビは、秋になって食べごろの大きさに育つとクリークを下り、湾や沖合いを目指して集団で移動する。浅いクリークを移動している間は投網で狙われるが、深い湾や外洋に移動すると、今度はエビの底引き網で根こそぎ狙われる。大型の網を海底で引きずり回すトロール船のおかげで、沿岸の海底は荒地か砂漠のような状態になる。

中間に位置する河口や湾の浅い場所に移動したエビは、今度は魚の格好の餌食となる。この時期になると、バナナ・プロウンを狙って外洋からマダイの乗っ込み(編注:沖合いにいた魚が一斉に浅場に入ってくること)が続々と始まる。


浅いブリスベン湾にエビを狙ってマダイの乗っ込みも始まる

ブリスベン湾では、3月後半になると、エビ餌を使って大型のマダイ釣りを楽しめるシーズンが到来する。これはこの時期に開幕すると、冬まで続くから楽しみだ。

なお、QLD州ではマダイは35センチを超えるものは4匹まで、70センチを超えるものは1匹までしか持ち帰れないという規制がある。

 

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Web: www.fujimaru.com.au

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