ブリスベン湾の主

クイーンズランド州の釣り情報
湾内の何箇所かあるビーコンは格好の釣りポイントとなっている

第105回
クイーンズランド州の釣り情報
フィッシング・ライター:金園 康秀
(YASU=ブリスベン在住)

 

ブリスベン湾の主

ブリスベン川の河口に広がる、モートン湾は、砂泥で構成される。浅い湾で、深い場所でも20メートル前後の水深しかない。小魚にとって逃げ場や隠れ場所が少ないので、湾の中央付近は砂漠のように魚影が少ない。

しかし、このモートン湾をはじめ、砂泥で浅くて魚の隠れ場所が少ないブリスベンの湾でも、大きい魚のエサとなる小魚が常に生息する、砂漠のオアシスのような場所が点在している。至る所にばらばらと見られる大型の本船のための航路標識、ビーコンといえるの塔などは代表的な生息地と言えるだろう。


著者と25キロ・オーバーのコビア。刺身にしても美味しいサイズ


一見するとサメやコバンザメと見間違うこともある

ビーコンの周りには、小アジや小サバ、サッパなどの小魚が群れている。そのため、これらを餌に成長するフィッシュ・イーターである、サワラ類やカツオ、腰長マグロなどが狙って回遊している。中でも主役的存在の大型魚はコビア(和名:スギ)で、30キロ前後の大きさのものが狙える。

釣り場所の範囲が狭く、水深も浅いので、フライ・フィッシングや、ルアーのライト・タックルで専門に狙うアングラーもいる。日本では台湾などで養殖されたスギを黒カンパチと呼んで高級寿司ネタとして使っているようで、その白身は刺身はもちろんのこと、いろいろな調理法で美味しく堪能できるので、釣れた人たちは喜んで持ち帰っている。

これから寒くなるシーズンに向けて、コビアの釣りも本格化してくるので、強烈なファイトと食の両方を堪能できる。楽しみだ。

 

オーストラリアの釣り情報
Web: www.fujimaru.com.au

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