カマスの開きがうまい季節

クイーンズランド州の釣り情報
カマスは冬のルアーのターゲット・フィッシュ

第107回
クイーンズランド州の釣り情報
フィッシング・ライター:金園 康秀
(YASU=ブリスベン在住)

 

カマスの開きがうまい季節

「ヒット! またカマスだ!」
 ルアーでテイラーを狙っているのだが、カマスがテイラーより先にアタックしてきて邪魔をする――。

冬から早春にかけての水温が低いシーズンに行う浅場でのルアー釣りとなると、狙うのはテイラーやカマスが主流になってくる。テイラーは、食べてもそこそこに美味しいし、引きも強く釣りをしていても楽しいので地元のアングラーに人気の釣り魚。一方、カマスの方は細身で食べる部位が少なく、そして味の方もお世辞にも美味しいとはいえないので、釣り人から狙われることも少ないのか、魚影も濃い。

テイラーもカマスも水分が多く柔らかい身なので、天日の開き干しか冷蔵庫での一夜干しなどで水分を蒸発させると歯ごたえがあって美味しくなる。特に、天日干しすることで表面タンパク質がうまみ成分のアミノ酸に変わるので、そうした開きを焼いて食べると絶品。この身を箸で上手にほぐして楽しむことは、私たち日本人の特権といえよう。


開いて天日干しにすると絶品だ

干し網は、アジア食料雑貨店などでも入手することができる。開いた魚は、干す前に10パーセントの塩分(塩1:水10)の中に30分ほど漬け込むが、この際、魚の大きさや味の好みなどで、濃度や漬け込む時間などを調整すると良い。

カマスを狙う場合は、橋の橋脚付近や桟橋の下へ行くことをお勧めする。カマスのエサとなる小魚は、岩などの障害物周辺に流れてきて群れていることが多く、そこを小型ルアーなどで狙うと面白いだろう。

ルアーが苦手な人は、サビキと呼ばれる疑似針が6本付いた仕掛けを、半分の3本や2本に切り分け、そして一番下におもりを付けてポイントの上流に放り込むと良い。その仕掛けを適当に上下させると、やがて小魚と間違えて食ってくる魚が出てくる。ただ、カマスやテイラーには歯があるので、少し油断すると糸を切って持っていかれてしまう。仕掛けの消耗も激しくなることが予想される。

なお、QLD州ではカマスには制限サイズがないが、テイラーは35センチ以上、20匹までと規制されている。

 

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Web: www.fujimaru.com.au

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