NSW州、マスク着用義務を一部の交通機関に限定

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ホスピタリティ施設従業員もマスク着用義務解除

 NSW州政府は、2月12日午前零時1分より大シドニー地域の理美容、宗教礼拝施設、賭博場でのマスク着用義務を解除すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ただし、公共交通機関、タクシー、ライド・シェア車両内では今後もマスク着用義務が続く。

 また、ホスピタリティ施設従業員のマスク着用義務も解除される。

 12月午前零時1分より、ジムを除くすべての商業施設で屋内屋外とも一人当たりの占有面積がこれまでの4平米から2平米に緩和される。

 このコロナウイルス社会規制の目的では、大シドニー地域とは、シドニー都市圏にウロンゴン、中部海岸、ブルーマウンテンの3地域を合わせた地域を意味する。

 NSW州では24日間市中感染ゼロを記録しているが、最近になって海外帰国者1人が14日間のホテル隔離中に2度の検査で陰性と判定されていたが、隔離終了でウロンゴンに戻ってから陽性と判定されたため、患者の立ち寄り先に警報が出されている。ただし、それ以降感染者は出ておらず、患者は過去に感染しており、その痕跡が検査で陽性判定になった可能性もあるとされている。この患者は市中感染には含まれない。

 ケリー・チャントNSW州主席医務官は、「問題のソフィテル・ウェントワース・ホテル隔離で他に5人がコロナウイルス陽性と判定されているが、ゲノム解析の結果、4人は一致しなかった。また、1人は一致したが過去の感染だった。これまでの証拠からホテル隔離中の感染だった可能性は非常に小さい。過去の感染なのか、それとも潜伏期間が14日を超えている例なのかのいずれかだ」と語っている。

 グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、ダニエル・アンドルーズVIC州首相が、VIC州のホテル隔離制度が優れていると発言したことを捉え、「ホテル隔離のガイドラインは全国閣僚会議で定められておりすべて同じだ。パンデミック期間中、海外からの渡航者、帰国者の半数以上がシドニー空港経由だった。NSW州のホテル隔離がパーフェクトだとはいわない。私はそんなことを自慢しない」と語った。
■ソース
Face masks to be scrapped in NSW in all but one setting from Friday

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