VIC州、新たに79人をコロナウイルス陽性と判定

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エッセンシャル・ワーカーと大世帯が感染経路に

 8月27日付ABC放送(電子版)は、VIC州でも陽性者が徐々に増加し、また、感染可能期間に外出し、市中を移動しているケースが多いことを伝えている。また、NSW州と同様にエッセンシャル・ワーカーの感染と大家族世帯で感染者が増えているとしている。

 ジェローン・ワイマー・コロナウイルス対策本部長は、「アウトブレークの形態にかなりの変化が見られる」と発言している。

 マーティン・フォリーVIC州保健相は、「大家族世帯とごく一部の不心得者が感染者数を増やしている」と語っている。

 今回のアウトブレークでは州の地方部でも感染が広がっており、北西部州境地域エチュカ町では高齢者介護施設で完全接種を受けた職員がコロナウイルス陽性と判定されたため、施設全体がロックダウンに入った。

 また、レーシングVICでは、ジョッキー4人がコロナウイルス規制に違反して寄り集まったことが発覚し、懲罰処分したことが発表されている。

 8月26日午後8時までに50,535人を検査し、79人をコロナウイルス陽性と判定したもので、アクティブな国内感染者は州全体で656人にのぼっている。

 また、これまでに何度も指摘されてきたことだが、症状が出ても検査場に行くことをためらい、かなり遅くなってから検査を受け、その間の感染可能期間中に外出、市中を移動していたずらに感染が憂慮される施設を増やすケースが増えている。州政府のデータでは感染症状が出た時にスワブ検査を受ける人は40%程度に過ぎない。

 また、新しい陽性者の中にはロックダウン規制に違反して動き回る際に感染したと見られるケースがあ増えているとの指摘がなされている。

 VIC州の6回目のロックダウンも感染経路不明の感染者が増えているため、さらに延長される可能性が大きくなっており、ワイマー対策本部長は、「この一週間でアウトブレークがかなり拡大している。特にシェパートンとメルボルン西部地区のアウトブレークが最大の懸念事項だ」と語っている。

 79人中、46人はメルボルン市西部地区で発生しており、シェパートン市のアウトブレークも10人が感染している。

■ソース
Victoria records 79 local COVID-19 cases, dozens in the community while infectious

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