中国、イランに続いて3か国め、豪入国制限
オーストラリア連邦政府は、渡航禁止国にこれまでの中国、イランに加えて韓国も指定した。この措置により、オーストラリア国籍者と永住権者以外はこの3国からオーストラリアに渡航することが禁じられる。また、国籍者、永住権者は14日間の自宅隔離が指示される。さらに、イタリアからの旅行者は入国禁止対象ではないが、より厳重な入国検査が行われることになる。
ABC放送(電子版)が伝えた。
スコット・モリソン連邦首相は、この措置の発表にあたって、オーストラリア国籍者と永住権者を除き、中国とイランからの旅行者の入国禁止措置をさらに1週間延長すると発表した。これにより、3月14日まで延長されることになったが、1週間以内に閣僚会議で3月14日以後に延長するかどうかを決めることになる。
また、オーストラリア国籍者と永住権者を除き、中国、イラン、韓国に滞在したことがある者は、それらの国から第三国に移ってから14日間はオーストラリアに入国することができない。その場合も、オーストラリア国籍者、永住権者はオーストラリア入国後14日間の自宅監禁が指示される。
オーストラリア国籍者と永住権者を除き、イタリアからの旅行者は入国審査時にこれまでより厳しい質問を受け、体温を測定される。
また、オーストラリア国民、永住権者に対しても韓国渡航情報をレベル3に引き上げ、「渡航の必要があるかどうか再考する」よう勧告しており、特に大邱を避けるよう呼びかけている。
モリソン首相は、「韓国からの旅行者数はイタリアからの旅行者数の5倍にもなり、それだけリスクも大きい」ことを韓国とイタリアの扱いの違いの理由と説明している。また、内閣の国家安全保障委員会は州と連邦の主任医務官の最新情報を受けて渡航禁止措置を延長したと語っている。
■ソース
South Korea added to Australia’s coronavirus travel ban list, restrictions for travellers from Italy