2016年6月 ニュース/コミュニティー

ダシの取り方を実演する出倉氏(撮影:馬場一哉、以下同)
ダシの取り方を実演する出倉氏(撮影:馬場一哉、以下同)

日本食の魅力を世界へ発信

「テイスト・オブ・ジャパン」シドニーで開催

農林水産省が2015年に海外での日本食プロモーションのために創設した「テイスト・オブ・ジャパン」のイベントが5月9日、シドニー・フィッシュ・マーケット内シーフード・スクールのキッチンで開催された。同イベントでは今年2月に「日本食普及親善大使」(以下、親善大使)として任命されたシドニー在住の料理研究家・出倉秀男氏がキッチンに立ち、「一汁三菜」の日本食の魅力を伝えると共にダシの取り方や米のとぎ方などを実演。イベントの司会、進行は同じく2月に親善大使に任命されたセレブ・シェフとして人気のアダム・リャオ氏が行った。

ダシを取ったみそ汁とみそだけ溶かしたみそ汁を食べ比べる参加者
ダシを取ったみそ汁とみそだけ溶かしたみそ汁を食べ比べる参加者
完成したメニューには食材を生かしたシンプルな日本食の魅力が凝縮
完成したメニューには食材を生かしたシンプルな日本食の魅力が凝縮

会場には日本食に興味を持つ人びとが多く集まり実際に日本食が出来上がっていく過程を楽しみながら学んだ。デモンストレーション後は食堂に会場を移し、出倉氏が作った料理と同じメニューが提供され参加者は食事を楽しんだ。

今回、オセアニア地区を周った農林水産省・食料産業局所属の日本食普及推進専門官・関屋英理子氏
今回、オセアニア地区を周った農林水産省・食料産業局所属の日本食普及推進専門官・関屋英理子氏

イベントを主催した農林水産省・食料産業局所属の日本食普及推進専門官・関屋英理子氏は「今回、ニュージーランドに続いてオーストラリアとオセアニアでのイベントを続けて開催しましたが、オリーブ・オイルがオーストラリアの皆さんの家庭にあるようにしょうゆが各家庭に置かれるようになればと思っています」と話した。続けて「スーパーでしょうゆは売られていますが、まだまだ寿司や刺身に使うくらいだと思います。照り焼きソースを作ったり味付けに使うなどまだまだ調理に使うところまでは浸透していません。その辺りがイベントを通して徐々に変わっていけば」とコメント。

「テイスト・オブ・ジャパン」イベントは世界中で年間30回ほど行われている。


書=書家れん
書=書家れん

熊本地震、義援金へのご協力のお願い

4月14日、16日と熊本県熊本地方を震源に大きな揺れを観測した「熊本地震」で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

日豪プレスでは被害に遭われた地域の方々への義援金の受付を開始しました。現在も余震の堪えぬ中、避難生活を余儀なくされている人が多くいると聞きます。そんな被災地の人々にぜひ暖かい支援をお願いいたします。

オーストラリア在住の皆様の思いを集めた義援金は日豪プレスが責任をもって、熊本県庁まで送金させていただきます。集まった義援金の総額、送金のご報告などは改めて日豪プレス紙面、ウェブ上の記事などで掲載させていただきます。

■熊本地震 義援金振込口座
To Account:Nichigo Press Australia Pty Limited
Commonwealth bank
BSB Number:062-018
Account Number:1038-3729
※振り込みの際は「account description」欄、「Message」欄などに「Kumamoto shien」とご記載ください。


昨年の授賞式の様子
昨年の授賞式の様子

「2016 University Awards Night」が6月に開催

オーストラリアと日本の相互理解と親善を目的に設立されたNSW豪日協会(AJS-NSW)は6月8日、シドニー市内および近郊6大学の日本研究専攻課程において優秀な実績を挙げた学生を表彰する授賞式が行われる。

式には高岡正人・在シドニー日本国総領事も参加し、日豪関係に関するスピーチが行われる。授賞式後はレセプションが行われ、AJS-NSWのメンバーをはじめ、日本研究分野の教育関係者、学生たちとの交流の場が設けられる。参加を希望する人は、以下の問い合わせ先まで連絡を。

■2016 University Awards Night
日時: 6月8日(水)6PM~8PM
会場:TressCox Law yers Level 16, MLC Centre, Martin Place, Sydney, NSW
料金:AJS会員$30、非会員$35
問い合わせ・予約: www.ajsnsw.org.au/event-2177754(要事前予約)


裏千家シドニー協会、「冬の茶会」を開催

裏千家シドニー協会のメンバーによる定例茶会が7月3日、シドニーのロイヤル・ボタニック・ガーデンのメイデン・シアターで開催される。

和室にしつらえた炉を使ったお点前をはじめ、御園棚を使った椅子席でのお点前が披露される。おいしい抹茶と同協会メンバーによる手作りの和菓子も楽しむことができるという。参加を希望される人は以下の問い合わせ先に連絡を。

■裏千家シドニー協会「冬の茶会」
日時:7月3日(日)11AM~、11:45AM~、12:30PM~、1:15PM~、2PM~、2:45PM~(二席1セッション、45分間)
会場:ロイヤル・ボタニック・ガーデン・メイデン・シアター(NSW州立美術館側の入口右側の建物)
料金:$25(二席の抹茶とお菓子)
問い合わせ:chado.sydney@gmail.com、0403-710-459(ミサコさん)
備考:電話の受付時間は月~金の9AM~5PMまで


見学会に参加した機械・建設部会メンバー
見学会に参加した機械・建設部会メンバー

「Allawah駅鉄道越え橋梁架け替え工事」
見学会を開催

シドニー日本商工会議所の機械・建設部会(部会長=定松道也:株式会社大林組)は4月28日、Allawah駅鉄道越え橋梁架け替え工事の見学会を開催、11人が参加した。
 現在、ニュー・サウス・ウェールズ州を走るシティレールAllawah駅付近で鉄道越え橋梁の架け替え工事が行われている。参加者は、現地で工事の概要を聞きながら現場を見学。日本での作業手順との比較についても説明を受けた。


講演するルイカー氏
講演するルイカー氏

セミナー「建設工事と資源業界に関わるリスクと保険」を開催

シドニー日本商工会議所の機械・建設部会(部会長=定松道也:株式会社大林組)と資源・エネルギー部会(部会長=四居利之:伊藤忠ミネラルズ&エナジー・オブ・オーストラリア)は5月10日、「建設工事と資源業界に関わるリスクと保険」をテーマにセミナーを開催、27人が参加した。

オーストラリアにおける建設工事と資源関連のプロジェクトは、日系企業と現地企業がジョイント・ベンチャーを組み、機械を用いてプロジェクトを立ち上げ運営するなどの共通点がある。セミナーでは、エーオン・リスク・サービス・オーストラリアのエディー・ルイカー氏と斉藤大氏から、保険でカバーできるリスクや戦略的な保険のかけ方、ケーススタディの他、サイバー保険などのトピックについて説明を聞いた。


セミナーに参加した自動車部会メンバー
セミナーに参加した自動車部会メンバー

セミナー「自動車補給部品の輸送」を開催

シドニー日本商工会議所の自動車部会(部会長=深谷啓:トヨタ自動車オーストラリア)は5月13日、カンタス航空・シドニー空港国際線貨物ターミナルで「自動車補給部品の輸送」をテーマにセミナーを開催、14人が参加した。参加者は、自動車部品をオーストラリア国外から貨物ターミナルに輸送し、国内の拠点に配送するまでのプロセスやスケジュールなどの説明を聞くとともに、空港内の施設を見学した。


優勝した豪球会ソフトボール部のメンバー
優勝した豪球会ソフトボール部のメンバー

秋季ソフトボール大会を開催
シドニー日本人会

シドニー日本人会(会長=桝谷亨:三菱東京UFJ銀行)のレクリエーション委員会(委員長=笠原昌哉:JTBオーストラリア)は5月8日、第75回秋季ソフトボール大会を開催。17チームから約300人が参加した。

当日は、午前の予選を勝ち抜いた8チームが午後の決勝トーナメントに進出。決勝戦は、前回優勝のWYNYARDと初出場の豪球会ソフトボール部が対戦し、両投手の好投で緊迫した試合展開となる中、2ランホームランで先制した豪球会ソフトボール部がWYNYARDの反撃を1点に抑え、初優勝を果たした。次回春季大会は今年11月に開催予定。



ストラスフィールド交響楽団、演奏会を開催

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が6月11〜12日、同市西郊のストラスフィールド・タウンホールで開催される。

同演奏会は子ども連れでも楽しめるファミリー・コンサート。今回はチャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」が演奏される。

村松氏は愛知県岡崎市出身。1997年に英国に渡り、英国王立北音楽院やシドニー音楽院などで学び、欧州各地やオーストラリアで研鑽を積んだ。現在はストラスフィールド交響楽団の音楽監督を務める。

■ストラスフィールド交響楽団演奏会 
日時:6月11日(土)7PM開演、12日(日)2:30PM開演
会場:ストラスフィールド・タウンホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20(5歳以下無料)、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au(チケット・詳細)、www.sadaharu.net(村松貞治氏の公式ウェブサイト)


サロンdeとまり木、第6回ミーティング開催

シドニー日系コミュニティー初のグリーフ・サポート・グループ「サロンdeとまり木」は6月11日、第6回目のグループ・ミーティングを行う。同グループは、グリーフ・ケアについて学び、メンバー同士がお互いをサポートし合う。ファシリテーターは、さとうかおるさん(心理カウンセラー)。

シドニーに来たばかりでホームシックやストレスを感じている、家族・友人などが亡くなり気分が落ち込んでいる、人間関係を改善していきたいなど、日ごろ悩みを抱えている人で同グループへ参加を希望する人は、下記の問い合わせ先まで連絡を。

■サロンdeとまり木
日時:6月11日(土)1PM~3PM
会場:Mosaic, 12 Brown St., Chatswood NSW
料金:$20(学割・ペンション割$10)
定員:5人
問い合わせ:0423-037-180、0418-656-228、jcscommunitynet@gmail.com


ディナー・パーティーではステージ上でラグビー界のレジェンドによる対談が行われた。左から元ワラビーズのロッド・ケイファー氏(スポーツテック社CEO、FOXスポーツ・コメンテーター)、フィル・カーン氏(FOXスポーツ・コメンテーター)、クレイグ・ウィング氏(元ラグビー日本代表)
ディナー・パーティーではステージ上でラグビー界のレジェンドによる対談が行われた。左から元ワラビーズのロッド・ケイファー氏(スポーツテック社CEO、FOXスポーツ・コメンテーター)、フィル・カーン氏(FOXスポーツ・コメンテーター)、クレイグ・ウィング氏(元ラグビー日本代表)

豪州ラグビー界のレジェンドとのディナー開催

スポーツテック社主催

オーストラリアへのラグビー留学などを実施など日豪のスポーツ交流の懸け橋を目指す「スポーツテック・インターナショナル」は5月12日、プライス・ウォーターハウス・クーパーズ社の協力を経て同社内でディナー・パーティーを開催した。日系企業やスポーツ関係者など多数の人が招かれた。

会場には豪州ラグビー界のレジェンドが多数訪れ、ステージ上で対談などを行い、参加者は耳を傾けるとともに日豪間のスポーツの話題に花を咲かせた。イベントを主催したスポーツテック社、ゼネラル・マネジャーのピーター・ギブソン氏は「2019年のラグビー・ワールド・カップ、2020年のオリンピックと日本では立て続けに大きなスポーツ・イベントが行われます。既にスポーツにおいて交流の深い日豪両国間でも非常に多くのビジネス・チャンスが生まれるものと予想されます」とコメント。続けて「今回のようなイベントがすでに良好と言える2国間の関係のさらなる強化に寄与し得るものとなれば」と話した。

スポーツテック社は元・日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏公認の下、日本の夏休みの時期にラグビー&英語研修留学を催行予定だという。多数のレジェンドを講師にそろえたラグビー指導と合わせて英語の授業が行われるのが特徴だ。日本のスポーツ選手が海外で言葉の壁に悩むことは少なくない。ラグビー人気が日本国内で高まっている今、海外留学の需要もまた高まっている。


「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」に参加した皆さん
「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」に参加した皆さん

第2回「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」が開催

クリスタル・シンギング・ボウルの音色を聞きながら満月を楽しむ会「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」が5月21日、シドニー北部チャッツウッドのひとみグッドウィン氏の私邸で開催され、23人が参加した。

当日は主催者のグッドウィン氏がクリスタル・シンギング・ボウルを演奏後、東日本大震災及び今年4月に発生した熊本地震の犠牲者とその遺族、そして今後の更なる復興への願いを込めて、黙祷が捧げられた。

会が行われた5月21日は、京都の鞍馬寺でも、仏教最大の祭り「ウエサク祭(5月満月祭)」が行われるなど、5月の満月は強いエネルギーを地球に降り注ぐと言われている。

同会に参加したシドニー在住のスピリチュアル・ライターの森妙子さんは「音楽家であるグットウィン氏の奏でるクリスタル・シンギング・ボウルの高周波の響きに深く心を癒された。演奏中のみ雲間より満月が見え更に感動した」と話した。

クリスタル・シンギング・ボウルは、クリスタル製のおわんのような器で音を奏でる。空気の振動を体全体で浴びることで、全細胞や心が共鳴し、深い安らぎを得られるという。


東京で行われたセミナーの様子
東京で行われたセミナーの様子

東京とシドニーの2都市でセミナー開催
EYジャパン・ビジネス・サービス

EYオーストラリアのジャパン・ビジネス・サービス(JBS)は5月18日、オーストラリア大使館マーケティング事務所及び日本貿易振興機構(JETRO)後援の下、「オーストラリア投資」セミナーを在日オーストラリア大使館で開催。オーストラリアへの投資に関心のある企業から約100人が参加した。

セミナーでは、菊井隆正氏(JB Sアジアパシフィック・リーダー)をはじめ、ポール・マーフィー氏(トランザクション・アドバイザリー・サービス、オセアニア・リーダー)、マイケル・ヘネシー氏(JBSオセアニア税務リーダー)、カーンズ裕子氏(EY税理士法人、ディレクター)がオーストラリアの投資環境について解説。また、5月3日の連邦予算案の発表を受け、今後日系企業が受ける影響などについて最新情報を提供した。

同月10日には、「連邦予算案」セミナーをEYシドニーで開催。約50人が参加した。アルフ・カピト氏(税務ポリシー、アジアパシフィック・リーダー)、マイケル・ヘネシー氏、篠崎純也氏(JBSディレクター)、渡辺登二氏(税務ディレクター)が、予算案概要について解説を行った。


昨年行われたフェスティバルの様子(写真提供:Barunga Festival)
昨年行われたフェスティバルの様子(写真提供:Barunga Festival)

■コラム
「ダーウィンからの便り」

今年で31年目を迎えるアボリジニー・コミュニティーのお祭り「Barunga Festival」が6月10日から12日まで開催されます。祭りのテーマは、音楽、スポーツ、カルチャーで、多種多様なイベントが行われます。

例えば、アボリジニー・ミュージックのバンド演奏や、ダンス・コンテスト。文化を体験したい人には槍作りワークショップ、他にもやり投げコンテスト、ディジュリドゥ作り、料理教室、ブッシュ薬草取り、パンダナスかご編み体験などが楽しめます。

一緒に体を動かしたい人は、ブッシュ散策、自転車ツアー、ラグビーにバスケットボール、ソフトボール大会などに参加してみるといいでしょう。


そして目玉はディジュリドゥ・コンテストです。これはアボリジニーと外国人の部に分かれ、2014年には日本人の優勝者も。普段は入れないコミュニティーに入り、文化にじかに触れることができる貴重な機会です。

同コミュニティーには宿泊施設がありません。参加者はテントと寝袋を各自持参してください。詳しくはウェブサイト(Web: barungafestival.com.au/index.php/faq)を参照のこと。

■バルンガ・フェスティバル
日程:6月10日(金)~12日(日)
会場:北部準州バルンガ・コミュニティー(ダーウィンより約400キロ、車で4時間)
料金:大人$50、子ども$15
予約:barungafestival.com.au/index.php/buy-tickets

平山幸子
2006年会計学修士取得のため来豪、元北部準州政府多文化共生アドバイザー、ダーウィン日本語ラジオ・プレゼンター


日本を代表し読経を行った渡部重信氏(右)
日本を代表し読経を行った渡部重信氏(右)

参加者1人ひとりが作った白いケシの造花を虹の絵の中に供えた

参加者1人ひとりが作った白いケシの造花を虹の絵の中に供えた

アンザック平和式典に日本を代表し読経

第1次大戦中の1905年4月25日にオーストラリアがニュージーランドと共に戦い多大な犠牲者を出したガリポリ(トルコ)の戦いから今年で101年目を迎えた。「2度と戦争のない平和な世の中を目指そう」との思いで、アンザック・デーの前夜と当日にわたり、NPO団体RaH(昨年より「Remembering and Healing」に改名)主催の平和を願う式典が、リズモア市(NSW州北東の市、奈良の大和高田市と1963年にオーストラリアで初めて姉妹都市となった)で行われた。今年で8回目となるこの式典に、今回も日本を代表し、シドニー在住の西本願寺僧侶の渡部重信開教使が平和を祈念する読経を捧げた。

前夜の式典は、リズモア合同教会にて午後5時より、強力な後援者でもあるジェニー・ドーウェル・リズモア市長が自ら司会を務め行われた。式は、地元アボリジニーのハリス-ゴードン・ドロシー牧師からの歓迎の言葉に始まり、ブラウン・デービッド合同教会牧師の祈りが捧げられた後、元RSL会長フィリップ少将、並びにリズモアにゆかりのあるグリン・ポール神父らの手紙が紹介され、それに続いて渡部開教使の読経、メラニーさんの尺八演奏、そしてクエーカー教のルース・ヘイグさん、イスラム教のアブデラ・マナー師の祈りが捧げられた。合間には、市民合唱団の素晴らしい歌声も披露された。そして、最後には各宗教の代表者、そして多くの国の代表者が献灯を行い祭壇はろうそくで埋め尽くされた。荘厳な雰囲気の中で平和を願う参列者の願いが1つとなった素晴らしい集いだった。

アンザック・デー当日は朝から降り続いた雨のため、会場を平和公園から市の東に位置するトリニティー聖メアリー教会ホールに変更して開催。この日は、退役軍人で心的外傷後ストレス障害について3年前に講演した写真家のプール氏が司会を務めた。この日は、ジェニー・ドーウェル市長もメッセージを述べ、仏教を含んだ超宗教による代表者の平和の祈りが捧げられた。またノーザン・リバーのコミュニティー合唱団グループが参加者全員で歌う平和の歌を紹介し、ギターを弾くリーダーの音に合わせ歌っている間は参加者が1つになった。

最後に、参加者が1人ずつ事前のワークショップで作ったという白いケシの造花を虹の絵の中に供え、「平和の木」に水を供え滞り無く終えることとなった。今回の式典で特筆すべきは、イスラムの代表者が初めて公式に参加し、祈りを述べたという意義ある式典であった。
(文=渡部重信・浄土真宗本願寺派(西本願寺)開教使/オーストラリア開教事務所 所長)


在シドニー総領事館からのお知らせ

近年、シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されたテロ事件や、パリ、ブリュッセル、イスタンブール、ジャカルタなどでテロ事件が発生しています。このように、世界のさまざまな地域でイスラム過激派組織によるテロが見られるほか、これらの主張に影響を受けたものによる一匹狼(ローン・ウルフ)型などのテロが発生しており、日本人、日本権益が標的となり、テロを含むさまざまな事件に遭う恐れもあります。

海外に渡航・滞在される方は、従来以上に安全に注意する必要があるところ、外務省が発出する海外安全情報及び報道などにより、最新の治安情勢など、渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに、改めて危機管理意識を持つよう努めてください。

さらに、渡航・滞在先の国・地域において緊急事態が発生した場合、メール・アドレスなどを登録されている場合には、外務省から随時一斉メールなどにより最新の情勢と注意事項をお伝えしています。

3カ月以上滞在する方は、必ず在留届を提出してください。
www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
3カ月未満の旅行や出張などの際には、「たびレジ」に登録してください。
www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#


日豪合同セミナー6月4日、八王子で

恒例の日豪合同セミナーが、6月4〜5日に東京・八王子の大学セミナー・ハウスで催される。第37回でテーマは「混迷のGゼロ時代」。6つの分科会があり、4日夕方にはワイン・パーティーがある。

分科会のテーマは、次の通り。
①保守連合政権と国防白書、②難民問題、③演劇にみる差別、④プリザーブド・フラワーの魅力、⑤写真でみる豪スポーツ、⑥リタイア後の人生、日豪比較。

問い合わせ先は、日豪合同セミナー実行委員会で、電話番号は050-5577-3633。参加費は社会人4,000円〜、学生3,000円〜。(文=青木公)



NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

当美術館が、紫綬褒章受賞の日本人現代アーティスト森村泰昌の「侍女たちは、夜に甦る」と題された写真作品8点を購入。それにつながる作品もう1点もアーティストから寄贈されました。17世紀スペイン絵画の巨匠、ディエゴ・ベラスケスの名画「ラス・メニーナス」を基に、森村が登場人物に扮装して撮影した作品です。今後、美術館で会える機会がきっとありますので、ご期待ください!

そして、6月25日から始まる「フリーダ・カーロとディエゴ・リベラ展」に注目。メキシコの20世紀美術を代表するフリーダ・カーロ(1907-1954)とその夫で壁画家のディエゴ・リべラ(1886-1957)の作品展。前述の森村泰昌の写真作品に「わたしの中のフリーダ」があり、その基になったカーロの作品も今展に含まれます。フリーダ・カーロの生涯は、病気と交通事故の後遺症に苦しみながらも、愛し、描き、生きた天才女流画家と謳われ、映画にもなりました。彼女の残した約200点の作品の大半が力強い色彩で生きるパワーの滲む自画像です。詳細は、美術館ウェブサイト(Web: www.artgallery.nsw.gov.au/exhibitions/frida-kahlo-and-diego-rivera)を参照下さい。(投稿=コミュニティー・アンバサダー:鴨粕弘美)

■お問い合わせ
Tel: (02)9225-1700(英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au(日本語可)
備考:無料日本語ハイライト・ツアーは毎週金曜日11AMスタート。


SBSラジオ日本語放送6月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10〜11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

6月のシドニーサイドでは、前月に引き続き県人会シリーズをお届けする。福岡県や沖縄県など、シドニーに暮らす各県の出身者の皆さんに、各地の話題や言葉を教えて頂く。この他、火曜の放送では、シドニーのイベントやSBSテレビの日本関連番組の案内も行っている。

なお、毎月最終週の木曜に、日豪プレス翌月号の見どころを紹介している。次回は6月30日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese

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