2016年9月 ニュース/コミュニティー

南相馬市から高校生グループ来豪

シドニー各地でサムライ・パフォーマンス

福島県南相馬市の活性化を願い、地元高校生グループが立ち上げたイベント「サムライ・フェスティバル」が8月6日、9日にそれぞれマンリーのコルソ、シドニーCBDマーティン・プレイスで開催された。

主催は2011年より東日本大震災で被災した東北の子どもたちをシドニーにホームステイさせる保養プロジェクトを行っているレインボー・ステイ・プロジェクト。今年はプロジェクトの一環で南相馬市で「サムライ・フェスティバル」に携わっている高校生8人を招待し、シドニー市内各所でイベントを開催した。

イベントでは戦国時代さながらの甲冑を身にまとった高校生たちによる合戦のパフォーマンスなどが行われた他、2015年来豪時にシドニー大学、シドニー工科大学などで講義を行うなど活躍した「吟詠吟舞錦凰流」三代目宗家・荒井龍凰氏によるパフォーマンスも行われた。また、高校生たちのパフォーマンスと合わせてNHK大河ドラマ出演など俳優として活躍する武術家の原昂史氏も剣舞を見せるなど盛り上がりを見せた。

「サムライ・フェスティバル」は2015年に南相馬市の伝統行事「相馬野馬追」にヒントを得た高校生有志が地元を盛り上げるために立ち上げた参加型のイベントで、今年5月5日に行われた2回目のイベントでは100人ほどの参加者が2チームに分かれてチャンバラを行う「合戦」に参加。国内外から多くの人が見学に訪れたという。

今回、訪れた高校生グループの代表者である青田教常さんはシドニーでのパフォーマンスに際し「これまで海外でやったことがなかったので非常に良い経験になりました。滞在中に訪れた高校でパフォーマンスを行った際は歓声が上がったりして盛り上がったのでうれしかったです。今後は海外から私たちの故郷南相馬に侍パフォーマンスを見に来る方が増えるとうれしいです」と話した。

高校生グループはマンリーでのパフォーマンス後、一般の人は通常乗ることのできないレスキュー艇でシドニー湾をクルーズするなど滞在を満喫。滞在最終日前夜に行われたフェアウェル・パーティーではホスト・ファミリーやプロジェクト関係者との別れを惜しんだ。

マンリー、コルソで剣舞を行う俳優であり武術化の原昂史氏
マンリー、コルソで剣舞を行う俳優であり武術化の原昂史氏
マーティン・プレイスでパフォーマンスを見せる「吟詠吟舞錦凰流」三代目宗家・荒井龍凰氏
マーティン・プレイスでパフォーマンスを見せる「吟詠吟舞錦凰流」三代目宗家・荒井龍凰氏
高校生グループによる合戦のパフォーマンス
高校生グループによる合戦のパフォーマンス
特別乗車が許されたレスキュー艇でシドニー湾クルーズに向かう一行
特別乗車が許されたレスキュー艇でシドニー湾クルーズに向かう一行
フェアウェル・パーティーでは涙を流してしまう一幕
フェアウェル・パーティーでは涙を流してしまう一幕
関係者全員の集合写真
関係者全員の集合写真

市庁舎表敬訪問をした参加者の皆さん
市庁舎表敬訪問をした参加者の皆さん

名古屋市の高校生派遣団、シドニー市庁舎を訪問

シドニーと姉妹都市関係にある愛知県・名古屋市から8月2日、「シドニー・名古屋交換留学プログラム」の一環として、名古屋市内の高校生派遣団12人がタウン・ホールにあるシドニー市庁舎を表敬訪問した。

一行は現地高校生との交流やスタディー・ツアー、ホームステイなどを通してオーストラリアの文化を体験。表敬訪問では名古屋市出身の妻を持つロバート・コック市議会議員があいさつをし「毎年名古屋から派遣団を受け入れられることをとても光栄に思う。これまで築いた友好関係は、2国間にとってとても価値があるものだ」とコメント。名古屋市富田高校の松浦和彦校長は「生徒が自主的に行動して異なる国、文化の中で交流しようという姿勢が見え、目的を達成できたことをうれしく思う」と話した。

スピーチをする生徒代表の阪本舞香さん
スピーチをする生徒代表の阪本舞香さん

生徒代表の阪本舞香さんは「多国籍文化のオーストラリアで多くのことを学び視野が広がった。帰国後にはこの経験を生かして、人とのつながりをもっと大切にしたい」と今回の成果を語った。生徒の1人は「オーストラリア人はおおらかな人ばかりで、たくさんの友達ができて楽しかった」と感想を述べた。

今回の訪問では学生たちが自ら進んで製作、練習に当たったというダンスが会場で披露され、集まった参加者も手拍子でダンスを盛り上げるなど、はつらつとしたパフォーマンスを楽しんだ。


高校生部門で決勝進出を果たした3人
高校生部門で決勝進出を果たした3人

JCS日本語学校がスピーチ・コンテスト開催

JCS(シドニー日本クラブ)日本語学校シティー校は同校実行委員会の下8月20日、NSW州立ウルティモ・パブリック・スクールで「第3回日本語スピーチ・コンテスト」を開催した。

同コンテストはシドニーの教育機関で日本語を学ぶ子どもたちが、日本語によるスピーチ発表を通じて学習成果を披露する機会として開催が始まった。日本語に対する興味、学習意欲の向上を図り、日本語能力を促進させるのが狙いだ。

審査委員には在シドニー日本国領事館の八重樫好則領事、八尋好孝校長(ワールド・ジャパニーズ・ランゲージ・センター)、小黒義之講師(シドニー工科大学日本語ランゲージ・アンド・カルチャー)、阿部圭志先生(ジョージズ・リバー・グラマー・スクール)、ホジュキンソン恭子先生(ウェノナ・スクール及びシドニー・チャーチ・オブ・イングランド・グラマー・スクール)、水越有史郎会長(シドニー日本クラブ)の6人が参加。

予選を通過した生徒たちは「タイムマシンがあったら」というテーマのスピーチを発表した。協賛会社のJTBやJAL、JACRIS(Japanese / Australian Catering & Restaurant Information Services)所属のSushi Trainなどからは、優勝者と参加者にトロフィーやプレゼントが贈られた。

高校生部門優勝者の山田陸くんは「とてもうれしい。これからも勉強を続けます」と意気込みを見せた。


SBSラジオ日本語放送9月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

9月のシドニーサイドでは、日本語弁論大会NSW州大会のレポート、州立美術館の月岡芳年「月百姿」展についてのインタビュー、日本文学の名作朗読などの放送を予定している。

なお、毎月最終週の木曜に、日豪プレス翌月号の見どころを紹介している。次回は9月29日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


シドニー日本商工会議所
2016/17年度委員長・部会長が決定

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治・オーストラリア三菱商事会社)は、8月11日に開催した役員会で今年度の委員会委員長と部会長を決定した。各委員長、部会長は以下の通り(敬称略)。

【委員長】
企画委員会:石原 均(日立オーストラリア)
編集委員会:平野修一(ジェトロ・シドニー事務所)
ゴルフ委員会:山下卓也(セコム・オーストラリア)

【部会長】
自動車部会:東浦義郎(トヨタ・ファイナンス・オーストラリア)
電子機器部会:志記壮一郎(ユニデン・オーストラリア)
金融・投資部会:井上晶雄(みずほ銀行)
機械・建設部会:本田栄悟(株式会社前川製作所)
資源・エネルギー部会:小寺 壮(JX日鉱日石エネルギー)
観光・運輸・通信・生活産業部会:岩崎昭良(ライオン/キリンホールディングス)



「オーストラリア概要2016/17」を発刊

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治・オーストラリア三菱商事会社)の編集委員会(委員長=平野修一・ジェトロ・シドニー事務所)は「オーストラリア概要2016/17」を発刊した。同書は、豪州の経済、産業、貿易の動きを中心に、連邦及び各州の政治・経済や日豪関係など、幅広い分野をカバーしたもので、豪州経済の最新の情報を得られる唯一の日本語出版物。1986年から毎年発行しており、第30版となる。

16/17年度版は、2016年連邦選挙の概要、ターンブル保守連合政権の政策決定過程、再生可能エネルギー動向、イノベーション科学アジェンダの概要、労働法を巡る最新の動向、税制改革の動向、北部開発計画の現状など、豪州の最新の経済・政治情勢をコラム形式で掲載している。価格は1部45ドル(GST込み・送料別)、商工会議所会員は40ドル(同)。

■問い合わせ先
シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


「カウラ・バス・ツアー」参加者募集中

第2次世界大戦中に日本兵捕虜が収容され、“カウラ・ブレークアウト”という集団脱走事件が起きたカウラ市は、毎年9月に桜まつりを開催し、同時に戦没者慰霊祭を催している。シドニー日本人会は、カウラ・ジャパニーズ・ガーデンの見学や桜まつりの参加、慰霊祭への参列、捕虜収容所跡などを訪れる1泊2日のバス・ツアーを実施する。

■カウラ・バスツアー
日程:9月24日(土)~25日(日)
定員:30人
料金:(日本人会員)大人:シングル$360、ツイン$285、トリプル$265/子ども:ツイン$245、トリプル$225(非会員)大人:シングル$410、ツイン$335、トリプル$315/子ども:ツイン$295、トリプル$275(子どもは5〜12歳まで・GST込み)
備考:上記料金は1人当たりの参加費。参加費には、バス代、宿泊代、夕食、朝食、カウラ・ジャパニーズ・ガーデン入場料が含まれる。ツイン・トリプルは部屋数に限りがあるので、希望の場合は早めに申し込むこと。

■問い合わせ先
シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
Email: jss@jssi.org.au
Web: www.jssi.org.au


祭り in ウィロビー、チャッツウッドで開催

シドニー日本クラブが主催する日本のお祭り「祭り in ウィロビー 2016」が9月17日、チャッツウッド駅前の遊歩道で開催される。

同祭りは、毎年ダーリング・ハーバーで催される日本祭り「祭り in シドニー」の地域版。

当日は、日本食の屋台をはじめ、浴衣販売、金魚やヨーヨー釣りのゲーム、日本文化紹介のワークショップ、太鼓演奏、空手の演舞、よさこいソーラン踊り、バンド演奏などの舞台パフォーマンスが楽しめる。

■祭り in ウィロビー
日時:9月17日(土)11AM〜6PM
会場:Chatswood Mall, Chatswood NSW



第10回 井上靖賞授与式・文化プログラムが開催

オーストラリアとニュージーランドにおける日本文学研究と研究者に対する奨励を目的に、2006年に井上靖記念文化財団を中心に創設された「井上靖賞」が、今年で第10回目を迎える。毎年、シドニー大学が設立した選考委員会にて優秀な論文・業績を選考し決定、賞金と賞状を贈呈している。授与式では受賞者発表や高岡正人在シドニー日本国総領事によるあいさつが行われる。

また、文化プログラムも併せて開催される。今年のテーマは「井上靖の世界と旅」。井上靖の詩の朗読(日本語・英語)やシドニーさくら合唱団による合唱などが予定されている。

■第10回 井上靖賞授与式
日時:10月7日(金)6PM~
会場:シドニー大学構内 Auditorium Charles Perkins Centre
料金:無料(ただし予約必須)
予約・問い合わせ:inoueyaward@gmail.com


バイオリニスト後藤和子さん、リサイタル開催

ACO(オーストラリア国内室内弦楽団)で活躍する日本人バイオリニスト後藤和子(あいこ)さんがシドニーで9月24日、バイオリン・リサイタル「GoTo Aiko’s Violin Recital」を開催する。3年ぶりの自主演奏会で、世界的ピアニストのイアン・ムンロ氏との共演が楽しめる。演目は以下を予定。

■GoTo Aiko’s violin recital with Ian Munro, pianist
日時:9月24日(土)2PM~
会場:Independent Theatre(269 Miller St., North Sydney NSW)
料金:大人$45、コンセッション$35、学生・子ども$10
チケット購入Web: www.theindependent.org.au/#!gotoaiko/bdj7k
演目:Mozart: Sonata for Piano and Violin No.8 in C major, K296
Bach: Sonata for Violin Solo No.2 in a minor, BWV1003
Takemitsu: Distance De Fee
Schumann: Sonata for Violin and Piano No.2 in d minor, Op121


東北各地から参加した中高生たちとフォレスト小学校の児童たち
東北各地から参加した中高生たちとフォレスト小学校の児童たち

東北の中高生がキャンベラを訪問

東日本大震災の被災地を支援する「東北ユースプログラム」で来豪した中高生4人が8月11日、キャンベラのフォレスト小学校を訪れた。

日本語の授業に参加し、切り紙で生徒たちとの交流を楽しんだ。

ACT豪日協会が実施するこのプログラムを通じて、これまでに震災で親を亡くした中高生26人がキャンベラに招待されている。約2週間、ホームステイをしながら現地の学校に通う。

支援を始めたのは豪日協会のバリー・ジャーマンさん。「震災の2週間後に日本を訪れ被災状況を目の当たりにしたとき、何かしなくてはと思いました」

同協会のマイケル・ホッジキンさんは、プログラムの目的は「厳しい状況にいる学生たちが楽しめる機会を提供すること」だと言う。「最初は恥ずかしそうにしている学生も帰国時には心を開いて、大きく成長します」

岩手県花巻市から参加した金野乙華(こんのいつか)さん(高1)は、今回の旅で将来の目標が変わったという。「元々は保育士になりたかったのですが、ここに来て、国際教育の場で働きたいと思うようになりました」

プログラムを助成する豪日交流基金のマネージャー、リザ・ワッツさんは「若い人は素晴らしい可能性を秘めていますから」と、同プログラムの長期的な継続を望んでいる。(文・写真=クレイトン川崎舎裕子)


ミア・ギラディさん
ミア・ギラディさん

ダンス公演『7 VICES』、
若き日系人ダンサーが活躍

人間の7つの悪徳をテーマにしたダンス『7 VICES』が9~10月、オーストラリア国内5都市(シドニー、ゴールドコースト、メルボルン、セントラル・コースト、キャンベラ)で公演される。10月15日のセントラル・コースト公演では、日系人ダンサーのミア・ギラディ(Mia Giladi)さん(14歳)が出演することが決定した。『7 VICES』は、ダンサーであり事業家のシャノン・スーさんがプロデューサーを務める。7つの悪徳─怠惰、高慢、嫉妬、大食、憤怒、貪欲、色欲─を通じて人間のリアルな感情を描き出し、それぞれの「悪徳」の演技を7人の女性振付家が担当する。振付家の1人は、2014年にトップ・ダンサーを発掘する人気テレビ番組『So You Think You Can Dance Australia』でファイナルに残った日系人のユキノ・マクヒューさん。

「Protégés」(フランス語で「子分」「被保護者」「お気に入り」などの意味)と呼ばれる14~17歳の若手ダンサーたちが主演を務めるのも同公演の特徴。セントラル・コースト公演に出演するミアさんは、3歳からダンスを始め、同公演ではコンテンポラリー・ダンスを披露する。

ミアさんは公演を直前に控え、「自分の一番好きなジャンルのコンテンポラリー・ダンスを踊れることは本当にうれしい。これからもずっとダンスを続けたいので、その第一歩になるようなステージにしたい」と意気込みを語った。

また他にも、3人の日本人ダンサーがオーディションで選ばれた。ゴールドコーストからは宗田波夏(そうだはな)さんと望月香凛(もちづきかりん)さん、シドニーからは松田憧祈(まつだあいる)さん。3人は、9月10日に開催されるゴールドコースト公演に出演する。

シャノンさんは「オーディションでは多くのダンサーたちに出会えて感動した。特に、振付家の1人ユキノ・マクヒューが日系人であることを考えると、多くの日本人ダンサーがオーディションを受け、選ばれたのはすばらしい」とコメントしている。

■『7 VICES』
Web: danceeditorial.com/7-vices
*公演詳細やチケット購入方法は、ウェブサイトを参照のこと


左から犬飼岳良さん、池上輝さん、伊藤健太さん、原田大遥さん
左から犬飼岳良さん、池上輝さん、伊藤健太さん、原田大遥さん

NSW州学校別対抗テニス大会、
日本男子4人が優勝

ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州のパブリック・ハイスクールの1位を決める学校別対抗テニス州大会(CHS Stan Jones Cup 2016 State Finals)が8月9~10日、ネルソン・ベイで開催された。NSW州内の各地区大会から勝ち上がった10校が集まり、熱戦が繰り広げらた。

シドニー・ノース地区代表のChatswood High Schoolは、メンバー4人が全員日本人(犬飼岳良さん(Y12)、伊藤健太さん(Y11)、原田大遥(Y9)さん、池上輝(Y8)さん)。

1戦ずつ勝ち上がり、決勝ではSydney Boys High Schoolと対戦し、ダブルス、シングルス、合わせて6試合中、5勝1敗の圧勝で念願の優勝を果たした。

同メンバーは今年11月、アルバリーで開催される全国大会に、NSW州代表として出場することが決定している。



ストラスフィールド交響楽団、演奏会を開催

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が9月17〜18日、同市西郊のストラスフィールド・タウンホールで開催される。曲目はベートーベン作曲「交響曲第9番」とロッシーニ作曲「セミラーミデ」序曲。

村松氏は愛知県岡崎市出身。1997年に英国に渡り、英国王立北音楽院やシドニー音楽院などで学び、欧州各地やオーストラリアで研鑽を積んだ。現在はストラスフィールド交響楽団の音楽監督を務める。

■ストラスフィールド交響楽団演奏会
日時:9月17日(土)7PM開演、18日(日)2:30PM開演
会場:ストラスフィールド・タウンホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20(5歳以下無料)、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au(チケット・詳細)、www.sadaharu.net(村松貞治氏の公式ウェブサイト)


さくら合唱団、ベートーベン「交響曲第9番」合唱

シドニー在住の日本人による合唱団「シドニーさくら合唱団」は9~10月、ストラスフィールド交響楽団演奏会にてベートーベン作曲「交響曲第9番」をドイツ語で合唱する。詳細は右記の通り。

■9月
日時:9月17日(土)7PM~、18日(日)2:30PM~
会場:ストラスフィールド・タウンホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)

■10月
日時:10月15日(土)7PM~
会場:ピーターシャム・タウンホール(107 Crystal St., Petersham NSW)
Web: sydneysakurachoir.weebly.com
Email: sakura.choir@gmail.com(ひとみ)



NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り
アーチボルド(Archibald)展

NSW州立美術館では恒例のアーチボルド展が開催されています。アーチボルド展は肖像画の公募展で1921年より開催されており今年で95回目を迎えています。オーストラリアで最も古く、権威のある公募展といわれます。

応募はオーストラリア人、もしくは長期滞在者であることが条件です。セレブリティー、スポーツ界のヒーロー、政治家たちなど時の人たちがモデルとして取り上げられるなど話題性があり、注目度が高く毎年この季節には多くの観客を迎え美術館は活況を呈します。

今年のアーチボルド賞には51人のファイナリストからメルボルン在住のアーティストLouise Hearmanのハイパーリアルポートレート作品、‘Barry’(oil on Masonite、69.5 x 100cm)が選ばれました。アーチボルド展へは初めての応募で優勝し賞金10万ドルを得ました。Louiseが描いた‘Barry’はオーストラリアのアイコンともいえるエンターテイナーBarry HumphriesでLouiseの子どもの頃からの憧れだったと語っています。

Barryはアーティストたちの肖像画のモデルとしての人気度も高くアーチボルド展で6回目の登場で今回見事優勝作品に選ばれました。Barry自身もダダイズムのアーティストであり風刺家でもあります。普段メディアを通じての印象とは違った彼の内面性が表現され静かでありながら存在感に満ちた肖像画です。

Wynne展(オーストラリアの風景画、彫刻分野ではフィガレティブ作品)、そしてSulman展(歴史や宗教など主題性のある作品)の公募展も同時開催です。展示会は10月9日までとなります。お見逃しなく。(投稿=コミュニティー・アンバサダー:吉澤なほみ)

■問い合わせ
Tel: (02)9225-1700(英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au(日本語可)
無料日本語ハイライト・ツアーは毎週金曜日11AM開始


星野リゾート社長・星野佳路氏(シドニーQTホテルで)
星野リゾート社長・星野佳路氏(シドニーQTホテルで)

個性際立つリゾート施設を運営する「星野リゾート」
星野佳路代表、来豪インタビュー

旅館やホテルなど35拠点の運営事業を手掛け、日本の観光業界を牽引する星野リゾートの星野佳路(よしはる)代表が8月、シドニーを訪問。今回、チャンネル7のテレビ番組収録(The Morning Show、The Daily Edition)と日本国内の星野リゾート施設PRのために来豪した星野氏に話を伺った。(聞き手:関和マリエ)

――テレビ収録ではどんなお話をされましたか。
 豪州から日本への旅行者が増加傾向にあるので、スキーを楽しめる北海道の「星野リゾート トマム」を中心に、星野リゾート全体の情報をお伝えしました。ぜひ日本の各地域の多様な魅力を知って頂きたいです。

――星野リゾートというと今年7月に開業した「星のや東京」も話題です。
「星のや」は、ラグジュアリーな日本のホテル・セグメントをしっかり作っていこうと、軽井沢から始まり、京都、竹富島、富士で展開しています。7月に開業した星のや東京の挑戦は、「都市で日本旅館に泊まる」というマーケットを創造することです。海外の方にはもちろん、日本の方にもご紹介したいです。部屋の中以外は全部がパブリック・スペースという西洋ホテルに対し、日本旅館の良さは、入った途端にセミ・プライベートな空間が始まり、浴衣で館内を歩けるリラックスした雰囲気。星のや東京では、部屋から簡単に行き来できる場所にスタッフ常駐のお茶の間ラウンジを設けるなど随所でセミ・プライベートな旅館らしさにこだわっています。日本旅館の伝統に従い、地域色・季節色を感じられるユズ湯やリンゴ湯のようなおもてなしも特徴です。

――今年「星のやバリ」が開業予定の他、タヒチで施設運営を手掛けるなど、世界進出もされています。
 世界のホテル・チェーンはこれまでスタンダード化に注力してきましたが、私たちのこだわりは「地域らしさ、季節らしさ」。現地スタッフの発想を生かしたそのサービスの考え方を私は「日本旅館メソッド」と呼んでおり、それがグローバルなホテル運営にも通用するという手応えを感じ始めています。

――「地域の魅力」は日本での再生事業でも重視されていますね。
 例えば東北の「星野リゾート アルツ磐梯」周辺のスキー場は4~5月まで滑れるのが魅力。ディープなカルチャーのある東北は、食はもちろん、磐梯周辺の活火山の温泉の噴出、雄国沼のニッコウキスゲなども見どころ。2011年の東日本大震災以降、東北への日本人旅行者は完全に震災前の数字に戻っており、またインバウンドに関して東北は元々「これから」な場所ですので伸びしろは大きいと期待しています。

――今回の豪州滞在はいかがでしたか?
 多様なクラフト・ビールがあるのがうれしく、毎晩飲みました。また、毎年NZでスキーをするのですが、豪州国内のスキー場もぜひ開拓したいですね。

■星野リゾート
Web: www.hoshinoresort.com
テレビ番組放送(Channel 7):The Morning Show(Web: au.tv.yahoo.com/the-morning-show/#page1)、The Daily Edition(Web: au.tv.yahoo.com/the-daily-edition



カウラで72年目の式典が開催

カウラ・ブレークアウトの日から72年目の2016年8月5日、午前10時からカウラ市の戦没者墓地にて、日本国大使館、カウラ市当局、カウラ日本庭園、カウラRSL、ブレークアウト協会関係者をはじめ、日本の上越市からの一行、東京都から短期留学中の学生などを含む200人以上の参列者が見守る中、追悼式典が行われました。

カウラ観光開発協会役員トニー・ムーニー氏による司会の下、オーストラリア兵墓地であの日亡くなられた4人の豪州兵を追悼し献花が行われ、追悼の言葉が読み上げられました。続いて日本人墓地では献花の後、渡部重信浄土真宗本願寺派(西本願寺)開教使の読経が行われ、その間、キャンベラからの草賀純男駐オーストラリア特命全権大使夫妻、村上博啓在オーストラリア日本国大使館防衛駐在官の他、この日の式典のために来豪中だった村山秀幸新潟県上越市市長らが代表焼香し、ブレークアウトで亡くなられた日本兵を追悼しました。(文=渡部重信・浄土真宗本願寺派(西本願寺)開教使/オーストラリア開教事務所所長)


美しい作品の数々が展示される
美しい作品の数々が展示される

日本人アーティストも参加
マンリー・アーツ・フェスティバル

今年で23回目を迎えるマンリー・アーツ・フェスティバルが9月16日~30日までマンリー各地で開催される。24~25日には、オープン・スタジオ・ウィークエンドの一環で、シドニー在住で折り紙アーティストとして活躍するファーズみどり氏とガラス・アーティストの明智麻衣氏による作品展示及びデモンストレーションが行われる。詳細は以下の通り。

■Midori Furze & Mai Akechi
日時:9月24日(土)~25日(日)10AM~4PM
会場:Unit 2 / 27 Carter Rd., Brookvale NSW
問い合わせ:0431-895-757(ファーズみどり)、0437-055-647(明智麻衣)
備考:折り紙のデモンストレーションは無料で1PM~。ガラス体験教室は30ドルで1~3PM


染物の個展、ジャパン・ファウンデーションで開催中

染物作家メリンダ・ヒールさんの個展が、シドニーのジャパン・ファウンデーションで開催中だ。ヒールさんはキャンベラ出身。オーストラリア国立大学を卒業後、留学先の京都精華大学で友禅染に出合い、その魅力に取り付かれた。2015年に同大学院を卒業。以来、精彩な友禅染でシルクやコットンにオーストラリアの花や鳥などを描き、色鮮やかな作品を数多く生み出している。

個展は17日まで開催。詳細はジャパン・ファウンデーションのウェブサイト(Web: www.jpf.org.au/jpfevents/16-some)を参照のこと。



■新刊案内

『Routledge Handbook of Modern Japanese Literature』

近現代日本文学の論文集『Routledge Handbook of Modern Japanese Literature』が今年6月、英国の大手出版社ラウトレッジから出版された。20世紀の日本文学史をテーマにした論文集が英語で出版されるのは約40年ぶりという。

本書は7部に分かれ、米国、英国、豪州、日本など世界各国で活躍する近現代日本文学の専門家らがテーマごとに執筆を行った。フェミニズムと近現代文学をテーマにした章が収められた「ジェンダーとセクシュアリティー」をはじめ、東京大空襲や沖縄戦など、戦争と文学が論じられた「戦争の記憶を書く」、携帯小説やツイッター文学を取り上げた「文学と科学技術」まで、作家論や作品論の多い既存の日本文学史(英文文献)とは切り口が異なっているのが特徴だ。

本書はリース・モートン東京工業大学名誉教授と、米デラウェア大学教授のレイチェル・ハッチンソン氏が共同編集を行った。モートン名誉教授は世界的権威を持つ日本文学研究者の1人。シドニー大学、ニューキャッスル大学で教えた後、東京工業大学や東京大学などで教鞭を取り、数々の研究文献や著書を出版することで日本文学や現代詩の魅力を世界に広めてきた。

■『Routledge Handbook of Modern Japanese Literature』
著者:Leith Douglas Morton、Rachael Hutchinson,
出版社:ラウトレッジ(Routledge)
価格:150ポンド
ISBN: 978-1138792296
備考:現在、ハードカバー版はAmazon UKでのみ購入が可能。電子書籍版はAmazonやKoboでも購入できる

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