2016年10月 ニュース/コミュニティー

ジェトロ、日本食材を豪市場にPR

フィッシュ・マーケットで商談会開催

独創的なアプローチで日本食材を使うゲイリー・ジョンソン氏
独創的なアプローチで日本食材を使うゲイリー・ジョンソン氏
出倉秀男氏は握り、卵焼きなど基本的な日本食の調理を実演
出倉秀男氏は握り、卵焼きなど基本的な日本食の調理を実演
名店のシェフも多く会場を訪れていた
名店のシェフも多く会場を訪れていた
キューピー・ドレッシングも出展。日本から担当者も来豪した
キューピー・ドレッシングも出展。日本から担当者も来豪した
高知県の岡林農園は柚子のジュースなど柚子製品をPR
高知県の岡林農園は柚子のジュースなど柚子製品をPR
高知県グラッツェミーレからだし巻き卵用の合わせ調味料が
高知県グラッツェミーレからだし巻き卵用の合わせ調味料が

ジェトロ・シドニー事務所は9月21日、オーストラリアの飲食業界関係者を対象に、日本の調味料や食材を利用したクッキング・イベント及び商談会「ジャパニーズ・フード&イングレディエンツ・マスタークラス」を、シドニー・フィッシュ・マーケット内シドニー・シーフード・スクールで開催した。

シェフとして招かれたのは2010年にナショナル・シェフ・オブ・ザ・イヤーに輝き、現在はスピリット・ホテル系列でナショナル・フード・マネジャー及びエグザクティブ・シェフを務めるゲイリー・ジョンソン氏、及び日本食の伝道師として知られ今年2月には農林水産省・日本食普及親善大使に任命された、日本料理式包丁・四条真流文芸師範であり料理研究家・出倉秀男氏。

食材は高知県・岡林農園の柚子果汁、柚子胡椒、高知県・グラッツェミーレ社の柚子青パパイヤ・ドレッシングとかつおだし、愛知県・枡塚味噌の無添加豆みそ、本溜エッセンス、埼玉県・弓削田醤油の有機醤油、燻製醤油など多岐に渡った。ジョンソン氏はオーストラリア人シェフならではの独創的なフュージョン料理を実演した。一方、出倉氏は伝統的かつシンプルな日本料理を実演した。それぞれのシェフが異なるアプローチから日本の食材、調味料を利用し、その可能性の高さを指し示した。

実演後はネットワーキング会場でシェフが披露した料理の試食会が行われると共に、日本食材卸のジュン・パシフィック、JFC、タイヨー・フーズなどの担当者も一堂に会した。日本食材や日本酒のPRを行うと同時に会場を訪れたゲストとの活発な意見交換を交えた商談会が開催された。

昨年に続く2度目のイベント開催に際し、ジェトロ・シドニー事務所の平野修一所長は「今年はマーケティング会社に仲介を頼み、集客に力を入れた」と話す。人気ファイン・ダイニングのシェフを始めとした50人以上の飲食業関連者が集まった会場は立ち見も出るほど盛況だった。

昨年も参加した航空機の機内食などを請け負う大手ケータリング会社は昨年のイベント参加を機に参加企業との取引を開始したというが今年も日本食材や調味料の導入に前向きな姿勢を示している。そうした状況を受け、平野所長も「日本にとって世界で9番目に大きい食品の輸出市場であり、その額は4年連続で過去最高を更新。今後もさらに上向いていくはずです」と期待をにじませている。


平成28年春の叙勲者、クラーク氏と松井氏
総領事公邸で伝達式と祝う会

平成28年春の叙勲受章者ヒュー・クラーク氏(旭日中授章)への勲章伝達式が8月25日、松井朔子氏(瑞宝双光章)の叙勲を祝う会が9月1日にそれぞれ高岡正人・在シドニー日本国総領事公邸で行われた。

ヒュー・クラーク氏への旭日中綬章の叙勲は、オーストラリアにおける日本研究の発展及び日本語教育の普及並びに相互理解の促進に寄与された功績を認めるもの。同氏は、日本の言語学、沖縄学研究に45年以上従事・開拓、日本語の独自性や付随する文化・歴史に触れる機会を広く提供すると共に、日本の言語・伝統文化が持つ奥深さを国際的に発信してきた。その功績を称え、8月25日、高岡総領事より旭日中授章(外国人叙勲)が送られた形だ。

続いて9月1日には松井朔子氏の叙勲を祝う会が同公邸で開催された。松井氏は1961年に戦後初の日本人教師として渡豪し、以来シドニーに在住。2001年にシドニー大学を退官するまで41年間日本語・日本文学教師の職を務め、オーストラリアにおける日本研究の黎明期から日本語および日本文化の普及に貢献した。

松井氏は今回の叙勲を受け「まだ白豪主義だった時代に来豪しましたが、その後41年間シドニー大学で頑張れたのは良い学生たちに恵まれたからです」と喜びを表した。

瑞宝双光章を授章した松井朔子氏(中央)
瑞宝双光章を授章した松井朔子氏(中央)
旭日中授章を伝達されたヒュー・クラーク氏(左)
旭日中授章を伝達されたヒュー・クラーク氏(左)

左からスマッシュ、五十川明氏、小田村さつき氏、高岡正人総領事、後藤和子氏、ケン・ドーン氏
左からスマッシュ、五十川明氏、小田村さつき氏、高岡正人総領事、後藤和子氏、ケン・ドーン氏

日豪友好協力基本条約40周年
総領事公邸で外務大臣表彰授賞式

日本の外務省が「日豪友好協力基本条約」の署名40周年を記念して8月19日、外務大臣表彰を発表したことに関連し、高岡正人・在シドニー日本国総領事は9月14日、同賞受賞者の3人、及び1団体を招き授賞式を行った。当日は、オーストラリア室内合奏団バイオリニストとして豪州で最もよく知られた日本人音楽家・後藤和子氏、ファッション・デザイナーとして世界のファッションに大きな影響を与える五十川明氏、箏の普及及び箏曲家の育成に従事する演奏家・小田村さつき氏3人と、2007年より日本のポップ・カルチャー・イベントを開催する団体SMASH! (スマッシュ)が公邸を訪れた。

授賞式では高岡正人総領事が祝辞と共に各人の活動内容を紹介し、その功績を称えた。その後、オーストラリア人の著名アーティストでありシドニー五輪ではエンブレムをデザインした、日本人にも人気の高いケン・ドーン氏による乾杯が行われた。受賞した3人と1団体は「名誉ある賞を頂けて嬉しい」とそれぞれ話した。今回の外務大臣表彰は個人12人、団体3つに与えられている。


ウィンター・リーグ優勝!

ジャパン・ベースボール・クラブ

リーグ優勝を果たしたジャパン・ベースボール・クラブ
リーグ優勝を果たしたジャパン・ベースボール・クラブ

シドニーの野球リーグ・パシフィックコースト・リーグに所属するジャパン・ベースボール・クラブは、2016年シーズンのウィンター・リーグに参戦。リーグ優勝を果たすとともに、サマー・リーグに続いて夏冬連覇を達成した。

4月下旬に開幕したリーグ戦を1位で勝ち抜いたジャパンは、優勝決定プレーオフで同2位のライド・キューバと対戦。序盤から長短打に機動力を絡めた攻撃で着実に得点を重ねる。守っては投手陣がキューバ打線を寄せ付けず、完封リレーで8-0と圧勝。リーグ戦同様、投打に圧倒的な強さを見せたジャパンが王座に輝いた。

現在、ジャパン・ベースボール・クラブは、今月開幕するサマー・リーグに向け選手・マネージャーを募集中。お問い合わせはEメール(sydney_baseball@yahoo.co.jp)まで。


愛知県及び名古屋の市民ランナー
シドニー市庁舎を表見訪問

表敬訪問を行った神野未来選手(中央左)と伊藤太樹選手(中央右)
表敬訪問を行った神野未来選手(中央左)と伊藤太樹選手(中央右)

9月18日に開催されたシドニー・ランニング・フェスティバルに愛知県、名古屋市からそれぞれ派遣された市民ランナー2人がシドニー市内にあるシドニー市庁舎を表敬訪問した。シドニーと名古屋市は姉妹都市関係にあり、シドニー・マラソンと名古屋シティマラソンは両都市の交流を深めるため、2012年より姉妹マラソンとして提携している。

今回派遣されたのは会社員の伊藤太樹選手と高校生ランナー神野未来選手。伊藤選手はレース後半まで女子のトップ選手と競っていたが最後に離されてしまい、2時間34分22秒、男子11位でゴール。「海外レースは初めてでしたが自由な雰囲気が楽しかったです」と話した。神野選手はハーフ・マラソンに参戦し、1時間37分42秒で75位。「急カーブが多く後半伸ばすことができなかった。海外の方は粘り強いなと思いました」とコメントした。



10月2日、夏時間始まる

NSW、VIC、TAS、SAの4州とACTで10月2日、夏時間(デー・ライト・セービング)が始まる。午前2時が午前3時へと1時間早まる。終了は2017年4月2日。QLD州、WA州、北部準州は、今年も採用しない。


オーバーンの日本庭園で「桜祭り」ー約4万人が来場

シドニー西部オーバーンにある植物園で8月20~21日、27~28日の4日間、「シドニー桜祭り」が開催された。1977年オープンの園内には日本風の石庭や池などが設置された日本庭園があり、日本から運ばれた桜や梅の木などおよそ200本が植えられ、多くの人が見学に訪れた。

期間中は特設ステージで日本人アニメ・ソング・バンド「フルムーン・バンド」による演奏や地元の武道愛好家らによるパフォーマンスの他、折り紙のデモンストレーションなどさまざまな催しが行われた。会場ではコスプレや着物姿の市民のほか、人気のスマホ・アプリ・ゲーム「ポケモンGO」を楽しむ来場者も多く見られた。今年来場者は4万人以上に上ったという。年々人気を増す同イベントに主催者は「今後は夜桜見物イベントなども行っていきたい」と話している。

きれいに咲き誇る桜
きれいに咲き誇る桜
会場を盛り上げた日本人バンド「フルムーン・バンド」
会場を盛り上げた日本人バンド「フルムーン・バンド」
「ますやグループ」定松ケン代表自ら炎天下の屋台に立った
「ますやグループ」定松ケン代表自ら炎天下の屋台に立った
毎年人気を博すたこ焼き屋台のスタッフの皆さん
毎年人気を博すたこ焼き屋台のスタッフの皆さん

新社屋落成を記念して、鏡開きも行われた
新社屋落成を記念して、鏡開きも行われた

EY、新社屋落成祝賀会をシドニー事務所で開催

EYシドニーのジャパン・ビジネス・サービス(JBS)は9月6日、先月落成された新社屋への移転を記念してシドニーの日系企業を対象に祝賀会を開催した。祝賀会は、祝いの席にふさわしい和太鼓りんどうシドニー支部による圧巻の和太鼓演奏で幕があげられた。

高岡正人氏(在シドニー日本国総領事)、菊井隆正氏(EY JBSアジア・パシフィック/オセアニア・リーダー)、リン・クラウス氏(EY シドニー・マネージング・パートナー)が篠崎純也氏(EY JBS NSW州リーダー)の司会進行の下、つめかけた総勢150人を超える招待客にあいさつした。

終始和やかな雰囲気で、酒樽による鏡開きや鳥取から来豪した蔵元とシドニーのSakenetによる辨天娘の希少な酒試飲、琴の生演奏、ゲーム大会なども行われた。


優勝した伊藤リオ君
優勝した伊藤リオ君

日系ジュニア・ゴルファーが活躍

シドニーで開催されているジュニア・ゴルフ・トーナメント・シリーズJOM(Juniors on the Move)の8月大会・男子の部で、シドニー在住の伊藤リオ君(8歳)がネット・スコア24で優勝した。

JOMは、ジャック・ニュートン・ジュニア・ゴルフ協会が、毎月1試合開催している9ホールの月例ジュニア・トーナメント・プログラムで、毎回約40人前後のシドニー在住の男女ジュニア・ゴルファーが参加している。


チャッツウッドで「祭り・イン・ウィロビー」開催

日本クラブ・シドニーの皆さん
日本クラブ・シドニーの皆さん
空手の演武には多くの人が集まった
空手の演武には多くの人が集まった
ソーラン踊り隊のソーラン節も人気を博した
ソーラン踊り隊のソーラン節も人気を博した
ゲイル・ギドニー・ウィロビー市長によるあいさつ
ゲイル・ギドニー・ウィロビー市長によるあいさつ
通りがかりに生け花を楽しめるワークショップも
通りがかりに生け花を楽しめるワークショップも

日本人居住者も多いシドニー北部チャッツウッドで9月17日、シドニー日本人クラブ(JCS)の主催による日本祭り「祭り・イン・ウィロビー」が開催された。今年2回目を迎えるこのイベントは、デパートやレストランが立ち並ぶチャッツウッド・モールで行われ、モール中央のメイン・ステージでは、和太鼓や盆踊り、空手、書道のパフォーマンス、バンド演奏などが披露された。また、焼きそばやタコ焼き、金魚すくいなどの日本の屋台も多く出店し、数万人の人出でにぎわった。

イベントのオープニング・セレモニーには、高岡正人・在シドニー日本総領事とゲイル・ギドニー・ウィロビー市長も出席。高岡総領事は「チャッツウッドには、日本食レストランや日系のお店も多く、とてもLivable(住みやすい)な街だ」とあいさつ。ギドニー市長は「ウィロビー市の全人口の2.4%が日本のバック・グラウンドを持つ人たちで、市は日本人コミュニティーと深いつながりがある」と述べた。

JCSは、今年12月10日にもダーリングハーバーで「祭り・ジャパン・フェスティバル」を開催する予定で、シドニー在住の日本人だけでなく、より多くの一般市民に集まってもらい、日本の文化に親しんでもらいたいとしている。


オーストラリア医療・福祉セミナー
「在宅で受ける福祉サービス」参加者受付中

昨年7月よりオーストラリアで新たな高齢者福祉制度が始まったことを受け、在豪邦人を支援するチャリティー団体JASIC(在豪邦人コミュニティー・サポート)が10月15日、チャッツウッドで医療・福祉セミナーを開催する。同団体によるセミナーは第4回目。

今回は「オーストラリアの高齢者福祉制度を知る(在宅で受ける福祉サービス)」と題し、オーストラリアの福祉制度の概要や、介護保険「My Aged Care」の利用方法とステップなどを、高齢者と家族に向けて分かりやすく日本語で解説。参加希望者は電話かEメールで、名前、年齢、連絡先を日本語で伝えて事前に申し込みを。

■セミナー「オーストラリアの高齢者福祉制度を知る(在宅で受ける福祉サービス)」
日時:10月15日(土)1:30PM~3:30PM(1PM開場)
会場:Dougherty Community Centre(7 Victor St., Chatswood NSW)
料金:会員無料、非会員$10(現金のみ)※お茶とお菓子付き
申し込み・問い合わせ:0456-219-340、info@jasic.org.au(担当:小島)
Web: www.jasic.org.auwww.facebook.com/jasicinc


クリスタル・シンギング・ボウルの音色を聞くと深い安らぎが得られるという
クリスタル・シンギング・ボウルの音色を聞くと深い安らぎが得られるという

第3回「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」が開催

クリスタル・シンギング・ボウルの音色を聞きながら満月を楽しむ会「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」が10月16日、シドニー北部チャッツウッドのひとみグッドウィンさんの私邸にて開催される。

当日は主催者のグッドウィンさんがクリスタル・シンギング・ボウルを演奏。参加者は天体望遠鏡で満月を観賞する予定だという。

クリスタル・シンギング・ボウルは、金属でできたおわんのような器で音を奏でるもので、空気の振動を体全体で浴びることで、全細胞や心が共鳴し、深い安らぎを得られるという。詳細は下記を参照のこと。

■クリスタル・シンギング・ボウル演奏会
日時:10月16日(日)7PM~
料金:無料(寄付金)
申し込み・問い合わせ:0411-139-872(グッドウィン)
備考:飲み物・スナック付き



「福島の花」写真展開催

シドニー、グリーブの「Yugaカフェ&ギャラリー」で10月22日から11月13日、写真家・野口勝宏氏による福島県に咲く花を題材にした写真展「Flowers of Fukushima – Toward the Blooming Future 花咲く未来へ」がシドニーふくしま会により開催される。協賛はNPO法人「福島の花プロジェクト」。

野口氏は2011年の東日本大震災後「福島の花」シリーズ制作、12年にはオランダ国際園芸博「フロリアード」日本政府館にて同シリーズが紹介された。また16年5月に就航した「東北フラワージェット」ANA737-800の機体を東北の花々をデザインするなど、「街を花で明るくしたい。『花の力』で人を元気にしたい」と写真家の視点から花に接し撮影を続けている。展示会は入場無料。

■Flowers of Fukushima – Toward the Blooming Future 花咲く未来へ
会場:Yuga cafe & Gallery, 172 St Johns Rd., Glebe NSW
日程:10月22日(土)~11月13日(日)
Tel: (02)9692-8604
Web: Facebook「シドニーふくしま会」で検索
Email: kenji.watanabe31@gmail.com(渡辺)


ピニャータに興じる参加者たち
ピニャータに興じる参加者たち

ノースショア日本語学校、学園祭開催

シドニー北部にある豪州教育省管轄下のコミュニティー・ランゲージ・スクール、ノースショア日本語学校(キラニー・ハイツ高校借用)で9月3日、学園祭「キラキラ★キラニー祭り」が開催された。

「児童・生徒、教員、保護者、全員参加の学校」を目指す同校の親交イベントで、開催は2011年の開校以来7回目。学校関係者の他、地域住民も参加しカレーライスや綿菓子などの食べ物屋台や、金魚すくい、ピニャータ(おもちゃやお菓子を詰めたくす玉割り)など子どもが楽しめるアクティビティー、保護者主催のバザーなどが催され盛会のうちに幕を閉じた。

ノースショア日本語学校の「キラキラ★キラニー祭り」は来年も同時期に開催が予定されている。


在シドニー日本国総領事館からのお知らせ

治安・安全情報関係

■9月7日付治安・安全情報

イスラム過激派組織ISILがウェブ雑誌『Rumiyah』上において、オーストラリア人テロリストがシリアで死亡したことを受け、いわゆるローン・ウルフ(1匹狼)に対して、ボンダイ・ビーチ(Bondi Beach)やメルボルン・クリケット・グランド(MCG)などオーストラリアの象徴的な場所でオーストラリア人を刺す、撃つ、毒を盛る、車で轢くなどして殺害するよう呼びかけています。

上記の場所に限らず、オーストラリアにおいて、今後ISILによるテロの呼びかけに呼応する者がテロ活動を起こし、日本人が被害に遭う可能性は排除できませんので、オーストラリアへ渡航・滞在を予定されている方または既に滞在中の方は、従来以上に安全に注意する必要があることを認識し、外務省の発出する海外安全情報及び報道などにより、最新の治安情勢など、渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めると共に、改めて危機管理意識を持つよう努めてください。

テロ、誘拐などの不測の事態に巻き込まれることのないよう、上記の場所に限らず特にテロの標的となりやすい場所(スポーツ施設、観光・リゾート施設、デパートや市場、公共交通機関等不特定多数が集まる場所、政府・軍・警察関係施設など)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、安全確保に十分注意を払ってください。

■9月13日付治安・安全情報

イスラム過激組織ISILが9月6日にウェブ雑誌上(『Rumiyah』)で具体的地名を挙げてオーストラリアでのテロ行為を呼びかけて以降、シドニーにおいて次のような事案が発生しています。1)18歳男性をオペラ・ハウス前の広場で逮捕。男性は、自動車用オイル缶2缶を携行し、破壊行為をほのめかす過激な発言をしていた。2)シドニー南西部のミント市(シドニー中心から約50キロ)において、59歳の男性をナイフで刺し重傷を負わせたとして22歳男性を逮捕。男性は精神障害歴があり、犯行中「アラーは偉大なり」などと叫んでいた。

当地の警察によれば、これらの犯人は他のテロ・グループとの関連は無く、これらの事件がこれ以上広がる証拠・情報は現時点ではないと発表しています。また、オーストラリア政府のテロ警戒レベルも5段階中3段階「PROBABLE」に変わりありません。

引き続き最新の治安情勢等関連情報の入手に努めると共に、特にテロの標的となりやすい場所(スポーツ施設、観光・リゾート施設、デパートや市場、公共交通機関など不特定多数が集まる場所、政府・軍・警察関係施設など)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど安全の確保に十分注意を払ってください。

有事の際に家族や友人、職場などとすぐ連絡が取れるよう携帯電話を常時携行するなど連絡体制の保持に努めてください。

また、海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3カ月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

3カ月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受け取れるよう、「たびレジ」に登録してください。

「在留届」・「たびレジ」の登録については、以下リンク(Web: www.sydney.au.emb-japan.go.jp/japanese/consul/residence_report.htm)をご参照ください。

「Rumiyah」誌に挙げられた具体的地名

■シドニー:バンクスタウン(Bankstown)、ボンダイ(Bondi)、シドニー・クリケット・グランド(SCG)及びオペラ・ハウス
■ メルボルン:ブランスウィック(Brunswick)、ブロードメドウズ(Broadmeadows)及びメルボルン・クリケット・グランド(MCG)


UNSW大学が開催、学生による研究発表会

ニュー・サウス・ウェールズ大学(UNSW)で10月28日、日本研究専攻生による研究発表会が開催される。同発表会では、UNSW大学の日本専攻の大学生が、日本に関するテーマを研究し、その研究結果を日本語で発表する。今年のテーマは、「日本のユーモア」、「晩婚化」、「ゆるキャラ」など。出席を希望される場合は、以下のメール・アドレスまで問い合わせを。(要予約)。

■UNSW大学・研究発表会
日時:10月28日(金)受付開始1:15PM、1:45PM~6PM
会場:UNSW大学ケンジントン・キャンパス内
Email: unswjapanesehapyo2016@gmail.com
Web: www.unsw.edu.au


『田毎ある中にもつらき辻君のかほさらしなや闇の月かげ 一とせ』(大判錦絵、明治20年・1887年)辻君とは夜道に立って客を誘う娼婦のことで、夜鷹とも呼ばれる。河の堤で佇む辻君、人待ち顔の横顔を雲間の月が照らしている
『田毎ある中にもつらき辻君のかほさらしなや闇の月かげ 一とせ』(大判錦絵、明治20年・1887年)辻君とは夜道に立って客を誘う娼婦のことで、夜鷹とも呼ばれる。河の堤で佇む辻君、人待ち顔の横顔を雲間の月が照らしている

NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り
月百姿

幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(1839〜92年)の『月百姿』展が開催されています。NSW州立美術館での2016年度唯一の日本美術展であり、入場は無料です。

本展覧会では、100作品全て展示するために「月」の形をした展示場設営も見どころの1つです。明治18年から約7年の歳月をかけて出版された芳年晩年の連作錦絵を、NSW州立美術館が2012年に購入し、全作品を一度に展示するのは今回が初めてです。

本展覧会は11月20日まで開催予定です。毎週金曜日の午前11時からの常設展ツアーの中でご案内させていただくことも可能です。鋭い感性で独自の画面構成を作り上げた芳年の技量の高さをぜひご覧ください。(投稿=コミュニティー・アンバサダー:パーソンソン恵子)

■問い合わせ
Tel: (02)9225-1700(英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au(日本語可)
無料日本語ハイライト・ツアーは毎週金曜日11AM開始


SBSラジオ日本語放送10月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10〜11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

10月のシドニーサイドでは10月8日に開催される日本語弁論全国大会の優秀スピーチの様子をお届けする。また、毎週火曜日はSBSテレビの日本関連番組を案内する「TVランド」も放送している。

なお、毎月最終週の木曜に、日豪プレス翌月号の見どころを紹介している。次回は10月27日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


スポーツテック・インターナショナル
熊本、大分、岩手から少年ラガーを受け入れ

体格の大きいオージーに交じってのトレーニングは良い経験になった
体格の大きいオージーに交じってのトレーニングは良い経験になった

オーストラリアの東海岸10カ所に拠点を持ち、ワールド・クラスのスポーツと教育プログラムを提供するスポーツテック社は日本の夏休み時期に当たる8月、日本ラグビーを支えるためのプランとして大分、熊本、岩手から6人の少年ラグビー選手を受け入れた。

3県を選んだ理由として同社ジェネラル・マネジャーのピーター・ギブソン氏は「これら3県はすべて地震や津波等の被害にあった県であり、偶然にもラグビー・ワールドカップ開催地でもあるから」とし「私は日本のラグビー界を私たちがサポートするという姿を見せたかったのです」と続けた。ピーター氏は東北の復興支援イベントなどにも積極的に参加する親日派としても知られている。

選手たちは、ジョージ・グレーガンやミック・バーンら名プレーヤーからのマンツーマン・トレーニングを受け、更にANZスタジアムでワラビーズのトレーニングを貸し切り見学するなど優遇された。参加した選手の1人は「人生で一番の体験ができた。またラグビーテックに戻ってきたい」と話した。スポーツテック・インターナショナルは元ワラビーズ、ロッド・ケーファー氏と元プロ・テニス選手でもあるピーター氏が手を組み設立した。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る