2017年9月 ニュース/コミュニティー(1)

豪首相「両国で自由化に取り組む」

日豪通商協定60周年記念式典で

歴代首相を始め、日豪の政財界から多くが集まった©Hiroko Clayton
歴代首相を始め、日豪の政財界から多くが集まった©Hiroko Clayton

日豪通商協定60周年を記念した式典が8月8日、キャンベラの日本大使公邸で開かれた。

マルコム・ターンブル首相、トニー・アボット前首相、ジョン・ハワード元首相、スティーブン・チオボー貿易・観光・投資大臣らがそろう中、日豪の関係者およそ100人が出席した。

日豪通商協定は1957年、当時の岸信介首相とロバート・メンジーズ首相の基で締結された。

ハワード氏はあいさつの中で、日豪通商協定はオーストラリアが締結した貿易協定の中で「最も先見的」であったと指摘。

戦後わずか12年目の当時、元戦争捕虜(POW)の議員もいたことに触れ、反対意見を乗り越えての協定締結がオーストラリアにとって「アジアへの経済的な入り口」になったと述べた。

会場には日豪通商協定の原本が展示された©Hiroko Clayton
会場には日豪通商協定の原本が展示された©Hiroko Clayton
草賀駐豪大使に迎えられるターンブル首相©Hiroko Clayton
草賀駐豪大使に迎えられるターンブル首相©Hiroko Clayton

ターンブル氏は、日本は主要な経済パートナーであるだけでなく、戦略的パートナーとしても重要であることを強調。日本とオーストラリアは地域の安定のための取り組みや同じ価値観を共有し、「両国で自由化と経済成長に取り組んでいる」と語った。

先行きが不透明になっている環太平洋パートナーシップ(TPP)協定については、日豪両国は「互いにTPPの交渉結果を実現する決意」を持っているとし、発効に向けて連携していく姿勢を明確にした。

チオボー氏も、「米大統領のTPP離脱の決断には驚かずとも落胆した」と述べた上で、「世界が方向性を探っている時に、日豪両国が、貿易のグローバル化や投資の自由化の恩恵について肯定的なメッセージを送り続けていることはすばらしい」と評価。米国抜きのTPP11の発効に強い意欲を示した。

今後の経済関係について草賀純男駐豪大使は、2014年に締結された日豪経済連携協定(JAEPA)が、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)などの地域貿易協定への道を開いたとし、「アジア太平洋におけるダイナミックな地域貿易の自由化を見据えていく」との見方を示した。

また、世界が不安定な環境にある中、「日豪関係は経済分野に限らず、あらゆる方面でこれまで以上に重要である」とも述べた。

ターンブル氏も「両国の絆を強化し続けていく」と述べ、年内か来年初めにも訪日する見通しを示した。


会場に展示された巨大なジャパニーズ・フォレスト・ケーキ
会場に展示された巨大なジャパニーズ・フォレスト・ケーキ

チョーヤ、ブラック・スター・ペイストリーとコラボ、ジャパニーズ・フォレスト・ケーキ販売開始

オーストラリア国内で梅酒関連商品を販売するチョーヤ梅酒株式会社は8月25日、シドニー市内3カ所に店舗を展開する人気ペイストリー、ブラック・スター・ペイストリーとコラボレーションして開発したジャパニーズ・フォレスト・ケーキの販売を各店で開始した。

新商品の販売を翌日に控えた24日にはブラック・スター・ペイストリー・ローズベリー店でメディアやフード関連事業者などを中心に、大勢のゲストを招いたお披露目イベントを開催。80人ほどが会場に詰め掛け、梅酒を使ったカクテルを始め、焼き鳥、卵焼きなどの日本食と共にケーキを楽しんだ。

酒を使ったカクテルとジャパニーズ・フォレスト・ケーキ
酒を使ったカクテルとジャパニーズ・フォレスト・ケーキ
左からブラックスターのクリストファー・ザ氏、エディ・スチュワート氏、チョーヤ梅酒の稲葉信二氏
左からブラックスターのクリストファー・ザ氏、エディ・スチュワート氏、チョーヤ梅酒の稲葉信二氏

ジャパニーズ・フォレスト・ケーキは、ヨーロッパの伝統的なケーキであるブラック・フォレスト・ケーキをベースに日本風にアレンジしたもの。オリジナルのブラック・フォレスト・ケーキは黒い森をイメージしたココア・スポンジにドイツ、シュバルツバルト地方の名産品、サクランボとその蒸留酒が使われたケーキで、世界中で人気を博している。

今回のジャパニーズ・フォレスト・ケーキではこのサクランボをチョーヤが提供する梅へとアレンジ、蒸留酒には梅酒リキュールを使用している。また、スポンジにはほうじ茶も使われるなど和のテイスト溢れる一品に仕上げている。

イベントに際し、チョーヤ梅酒の稲葉信二氏は「梅酒は海外ではプラム・ワインなどという名称で呼ばれますが、実際にはプラムでもなければワインでもありません。そもそも生では食べられない梅を、梅干しや梅酒のように加工して食べるようになったのはなぜなのかなど、そうしたヒストリーも交えながら、梅酒が日本の伝統的なリキュールとしてしっかり認知されるよう、今後も活動していきたいと思います。ブラック・スター・ペイストリーとのコラボレーションはそういった面でも大きな1歩だと思います」と話している。


詐欺師ジェフ・テディ、シドニー出没
総領事館より注意喚起

在シドニー日本国総領事館より、8月3日、シドニー在住の日本人に向けて注意喚起があった。

「ジェフ・テディ」または「テリー」と名乗る自称シンガポール人男性がシドニーに出没し、ファストフード店やカフェなどにいる女性に声を掛け食事などに誘い、その後、親しくなると「ひったくり被害に遭って手持ちのお金が無くなった。1週間で返すから生活費を貸して欲しい」、「病気に掛かっていて病院に行くため明日の朝までにお金が必要」などと金銭を要求し、お金を貸してしまうと、その後は音信不通となる事案が発生している。

在シドニー総領事館ではNSW州警察と連携を図り、被害の拡大防止に努めているが、シドニー在住の日本人に向けても、何度か会っただけの見知らぬ人の言葉を信用し、安易に連絡先を教えたり、お金を貸すようなことはしないよう注意を促すと共に、この男性に関する情報提供も呼び掛けている。

■在シドニー日本国総領事館
Tel: (02)9250-1000
E-mail: japaneseconsulate@sy.mofa.go.jp
Web: www.sydney.au.emb-japan.go.jp


KDDIオーストラリア
「緊急セキュリティー・セミナー」を開催

情報サービス業大手KDDIオーストラリアは8月9日、シティーCBDシェラトン・オン・ザ・パーク内でサイバー・セキュリティー及びマルウェア対策で業界をリードするファイア・アイ株式会社と新たなサイバー攻撃「標的型攻撃」への対策についての説明会「緊急セキュリティー・セミナーwithファイア・アイ」を開催した。当日は、KDDIオーストラリアから代表取締役社長・小崎剛彦氏、営業部・鈴木淳介氏、また同セミナー開催に当たりファイア・アイ株式会社大阪オフィスより来豪した技術本部・中ノ上聡氏が登壇した。

最初に登壇した鈴木氏は、昨今のサイバー・セキュリティー・リスクの傾向と要因を同社が提供するサービス内容を交え説明。続いて中ノ上氏は、標的型攻撃における外部からの攻撃手順をライブ・デモンストレーションを行いながら説明、加えて従来のサイバー攻撃対策製品の課題とファイア・アイ製品の優位性を解説した。また中ノ上氏は、本紙の取材に対し「サイバー攻撃を仕掛ける側は日々進化している。既存のセキュリティー対策・製品を常にチェックし、攻撃側に先んじる対策を取って欲しい」とコメント。最後に登壇した小崎氏は「安心・安全なネットワーク環境の運営のために、ぜひ今回のセミナーを参考にしてもらいたい」と話した。

セミナー終了後には懇親会が開催され、登壇者と参加者の間でサイバー・セキュリティー対策について活発に意見が交わされた。

KDDIオーストラリアの取り組みについて説明する鈴木氏
KDDIオーストラリアの取り組みについて説明する鈴木氏
既存のサイバー攻撃対策の課題を解説する中ノ上氏
既存のサイバー攻撃対策の課題を解説する中ノ上氏
KDDIオーストラリア代表取締役社長・小崎氏
KDDIオーストラリア代表取締役社長・小崎氏
セミナー終了後には当日の登壇者を交え懇親会が開催された
セミナー終了後には当日の登壇者を交え懇親会が開催された

FCA-豪州・南太平洋外国特派員協会会長に就任した飯島浩樹氏(写真中央
FCA-豪州・南太平洋外国特派員協会会長に就任した飯島浩樹氏(写真中央

日本人初、豪・外国特派員協会会長に飯島浩樹氏

8月15日、豪州やニュージーランドなどに駐在する外国人記者らで構成するFCA-豪州・南太平洋外国特派員協会(Foreign Correspondents’ Association of Australia and the South Pacific)の総会がシドニー市内で開かれ、新年度の会長にTBSシドニー通信員の飯島浩樹氏が選出された。

同協会は1985年に設立、現在20カ国以上からの特派員ら約70人の会員がいるが、日本人の会長が選出されるのは初めて。

飯島氏は「2000年のシドニー五輪以降、豪州の外国人特派員の数は減少傾向にあるが、FCAは30年以上にわたって大手メディアなどに所属しないフリーランスを含めた外国人記者をサポートしてきた。近年の豪州とアジア太平洋地域の関係緊密化に伴い、特に現地在住のアジア系外国人記者の発信するニュースの重要性は高まってきている」と会長就任に当たり抱負を述べた。


シドニー日本商工会議所
2017/18年度委員長・部会長が決定

シドニー日本商工会議所(会頭=末永正彦・豪州新日鉄住金)は、8月10日に開催した役員会で今年度の委員会委員長と部会長を決定した。各委員長、部会長は以下のとおり。

【委員長】(敬称略)

企画委員会:奥澤徹(野村オーストラリア)
編集委員会:平野修一(ジェトロ・シドニー事務所)
ゴルフ委員会:定行亮(全日本空輸㈱ シドニー支店)

【部会長】(敬称略)
自動車部会:東浦義郎(トヨタ・ファイナンス・オーストラリア)
電子機器部会:松本剛(キヤノン・オーストラリア)
金融・投資部会:中村聖二(三井住友海上火災保険)
機械・建設部会:中西禎治(大和ハウス・オーストラリア)
資源・エネルギー部会:山下宜範(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
観光・運輸・通信・生活産業部会:笠原昌哉(JTBオーストラリア)

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
E-mail: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


「カウラ・バスツアー」参加者募集中

シドニーから西に車で5時間の場所に位置するカウラ市は、第2次世界大戦中に日本兵捕虜が収容され、“カウラ・ブレークアウト”という集団脱走事件が起きた場所。毎年9月に桜祭りを開催すると同時に戦没者慰霊祭を催している。シドニー日本人会は、カウラ・ジャパニーズ・ガーデンの見学や桜祭りの参加、慰霊祭への参列、捕虜収容所跡などを訪れる1泊2日のバス・ツアーを実施する。

■カウラ・バスツアー
日程: 9月23日(土)~24日(日)
定員:35人
料金:(日本人会員)大人:シングル$390、ツイン$315、トリプル$290/子ども:ツイン$275、トリプル$250(非会員)大人:シングル$440、ツイン$365、トリプル$340/子ども:ツイン$325、トリプル$300(子どもは5~12歳まで・GST込み)
備考:上記料金は1人当たりの参加費。参加費には、バス代、宿泊代、夕食、朝食、カウラ・ジャパニーズ・ガーデン入場料が含まれる。ツイン・トリプルは部屋数に限りがあるので、希望の場合は早めに申し込むこと。

■シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
Email: jss@jssi.org.au
Web: www.jssi.org.au


市庁舎表敬訪問をした派遣団の皆さん
市庁舎表敬訪問をした派遣団の皆さん

名古屋市の高校生派遣団、シドニー市庁舎を訪問

シドニー市と姉妹都市関係を結ぶ愛知県・名古屋市から8月1日、「シドニー・名古屋交換留学プログラム(Sydney-Nagoya Student Exchange Program)」の一環として名古屋市内の高校生12人による派遣団がタウン・ホールにあるシドニー市庁舎を表敬訪問した。

7月25日に来豪した一行は、ブルー・マウンテンとジャンベルーを訪れ、現地高校での授業体験やホームステイなどを通し豪州の文化を体験。表敬訪問では名古屋市出身の妻を持つロバート・コック市議会議員があいさつし、「名古屋市との姉妹都市関係には特別な価値があると感じており、シドニー市と名古屋市の間で築かれてきた友情が今後も繁栄していくことを願っている。今回来豪された皆さんにはシドニー市の大使として、ここでのすばらしい思い出を持ち帰って欲しい」とコメントした。

生徒たちのパフォーマンスに会場は大いに盛り上がった
生徒たちのパフォーマンスに会場は大いに盛り上がった

生徒代表としてあいさつを行った酒向実里さんは、「異国で過ごす貴重な時間を通して、多様性や独自性ということへの理解を自分たちなりに深めることができた。帰国後、今回の貴重な経験を周囲の人たちに伝えられることを楽しみにしている」と今回の派遣での成果と、今後の抱負を語った。

表敬訪問の最後には、生徒全員によるよさこいソーラン節が披露され、集まった参加者も手拍子で盛り上げるなど生徒たちによるはつらつとしたパフォーマンスを楽しんだ。

また、名古屋市立山田高校の高瀬寿雄校長は「生徒たちの貴重な体験を生徒自身の言葉で話したことで、シドニー市の方々には非常に喜んで頂いた。生徒にとってもすばらしい機会となった」と今回の表敬訪問を振り返った。


「キャリア・イン・ランゲージ・フェア2017」
日本語のキャリアを目指す豪州学生向けに開催

8月8日、昨年からスタートした「キャリア・イン・ランゲージ・フェア2017」が、シドニー・シティー西部のグリーブ・タウン・ホールで開催された。

将来のキャリア形式において日本語の活用を念頭に置いた学生を対象とする同イベントには、中学生から大学生までの幅広い世代が参加。

会場では、各ブースで日本に関連したプロモーションが行われた。自治体国際化協会(CLAIR)による、語学指導などを行う外国青年招致事業のJETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)の紹介を始め、ジャパンファウンデーションによる日本文化の発信を目的としたイベント紹介などが行われた。またアビーズ・ランゲージ・ブック・センターの日本語教育に役立つ教材が置かれたブースなども複数設置された。

JETプログラムを利用した経験のあるゲスト・スピーカーからは、日本での英語教師としての経験や当時のカルチャー・ショックなど、自身の体験が語られた。

「日本語を学ぶこと、日本で働く経験をしたことは、自身にとって有意義なものとなった。文化の違いや言語における苦労もあったが、周りの人たちが手助けしてくれ、結果的に適応性を身に着けられた」と、日本に強い関心を示す学生たちへエールが送られた。

同イベントの参加者である、中国籍の父を持つ大学生のトンさんは「父の日本での経験、アニメなどの影響、またカウラで見た桜の美しさから日本に興味を持ち、日本語の勉強を始めてから9年になる。まだまだ豪州で日本語を学べる場所は少ない」と話す。先日、10日間の日本での留学プログラムを終えた高校生のサラさんは「アニメがきっかけで日本に関心を持った。JETプログラムを利用して、2020年の東京五輪に向けて更に日本語を勉強していきたい」と、意欲を語った。

各講演の間には日本のゲーム「しりとり」などのアクティビティーが行われ、日本語を楽しみながら参加者同士が交流する場も設けられた。

講演会で説明のあったJETプログラムについて話を聞く参加者
講演会で説明のあったJETプログラムについて話を聞く参加者
ゲスト・スピーカーと、司会を務めたケイラー・メディカさん(右)
ゲスト・スピーカーと、司会を務めたケイラー・メディカさん(右)
アビーズ・ランゲージ・ブック・センターで手に入る日本語教育の教材
アビーズ・ランゲージ・ブック・センターで手に入る日本語教育の教材
日本語教育の教材を熱心に眺める参加者
日本語教育の教材を熱心に眺める参加者

日本語療育会がNDIS勉強会を開催

障がいを持つ子どものいる家庭を支援するボランティア団体「日本語療育会」は9月8日、オーストラリア政府による障がい者のための生活支援制度NDIS(National Disability Insurance Scheme)についての勉強会をシドニーで開催する。政府機関のフェア・トレーディングをゲストに迎え、障がい者と介護者の消費者としての権利について、日本語通訳を介して解説される。

参加対象者は障がいを持つ人、またはその家族のみ。車いすでのアクセス可能。

主催の日本語療育会はボランティアで運営される非営利団体として、障がい児の育児、療育、介護、医療、学校、法律などについて、家族のサポートと情報交換を中心に活動している。勉強会への参加申し込み、同会への問い合わせは下記メール・アドレスより連絡を。

■日本語療育会NDIS勉強会
日時:9月8日(金)10:30AM~12:30PM
会場:シドニー市内(メールで連絡)
Email: nihongo.ryouiku@hotmail.com


左からメル・タウンセンド氏、出倉秀男氏、ハイランド真理子氏
左からメル・タウンセンド氏、出倉秀男氏、ハイランド真理子氏

マルブン食品、シドニーに視察旅行

宮城県塩釜市で約50年にわたり、食品加工業を営むマルブン食品株式会社は8月20〜24日、オーストラリア市場での展開を見据えシドニーで視察を行った。21日には同社の主力商品の練り物の1つ、魚肉団子を使用しオーストラリア人に向けてアレンジしたメニューを披露すべく、メディアや食品関連業関係者を対象に、シドニー西郊グリーブにあるYUGAフローラル・カフェでテイスティング・イベントを開催した。

当日は日本料理研究家である出倉秀男氏をプレゼンテーターに据え、魚肉団子を使用した8種類のメニューをブリスベンの人気クッキング・スクール「バニラ・ズル」のシェフ、メル・タウンセンド氏が創作し訪れた人びとに振る舞った。

料理の内容は、アジア風にアレンジされたものからイタリアン風にアレンジされたものまで多岐にわたり、魚肉団子のオーストラリア市場での可能性が示唆される形となった。

イベントを主催したハイランド真理子氏は「日本の食材を日本人が食す方法で押し付けてもオーストラリアでは受け入れられない。オーストラリアの人びとが好む形にアレンジすることが大切。売りたいものを売るのではなく、買いたいと思っているものを売る。そういう仕組みを作っていきたいと思っています」と話している。

当日振る舞われたフィッシュ・ダンゴ・バーガー
当日振る舞われたフィッシュ・ダンゴ・バーガー
会場では日本酒のテイスティングも行われた
会場では日本酒のテイスティングも行われた

大手不動産クラウン・グループ
「スカイ・ホテル・スイート」オープニング・イベントを開催

オーストラリアの不動産開発大手クラウン・グループは8月9日、シドニー西郊パラマタで同月1日から営業を開始した5つ星ホテル「スカイ・ホテル・スイート」のオープニング・イベントを開催。当日は飲食、観光業の関係者など60人以上が同イベントに参加した。

イベント冒頭、同ホテルの支配人であるウェイン・タラント氏は「このホテルを中心にパラマタがシドニーで第2のビジネス中心地区になっていくだろう」とあいさつ、同地の将来的な発展に期待感を示した。その後、参加者は同ホテル内のレストラン「Husk & Vine」でディナーを堪能、約2時間にわたり全8品からなるコースに舌鼓を打った。

同ホテルは、中・長期の出張者、旅行者を対象にダイニング・スペースを含めたアパートメント・スタイルのスイート・ルーム全72室を提供する他、ホテル内にはジム、サウナ、プールといった施設も併設するなど高級志向を追求した作りとなっている。また今後は、同系列のホテルが翌年シドニーCBD、2019年にグリーン・スクエアにオープンする見通しとなっている。

スカイ・ホテル・スイート支配人のウェイン・タラント氏
スカイ・ホテル・スイート支配人のウェイン・タラント氏
イベント参加者はホテル内レストランでディナーを楽しんだ
イベント参加者はホテル内レストランでディナーを楽しんだ

料理の鉄人チャリティ・ディナー・イベント
シドニー・オペラ・ハウスで開催

ディア向けのオープニング・イベントで登壇した料理の鉄人たち。前列左から陳健太郎氏、坂井宏行氏、道場六三郎氏、陳健一氏、神戸勝彦氏、ジャニス・ウォン氏(写真:小杉周平)
メディア向けのオープニング・イベントで登壇した料理の鉄人たち。前列左から陳健太郎氏、坂井宏行氏、道場六三郎氏、陳健一氏、神戸勝彦氏、ジャニス・ウォン氏(写真:小杉周平)

シドニー市内オペラ・ハウスで8月2日、料理の鉄人チャリティ・ディナー・イベント」が開催された。イベント開催日の午前中はメディア向けのオープニング・イベントの後、一般来場者を迎え、日本各地の食材などを紹介する無料のイベント「エクスペリエンス・ジャパン」も開催された。長野県、新潟県、徳島県、愛媛県、沖縄県などの自治体や、キリン・ビールや獺祭で人気の酒蔵・旭酒造など豪州市場での展開を図る企業らがブースを設置。訪れる人びとに各地の特産物や商品、食材などを紹介した。

また、会場にはドリップ・コーヒーを豪州に展開した先駆け的存在の藤山健氏と、ラテ・アート世界チャンピオンでメルボルン在住のバリスタ・下山修正氏もブースでその腕前を披露し、多くのコーヒー・ファンを魅了した。

夜のディナー・ショーでは260人のゲストに、鉄人たちによる全6コースのメニューに和菓子とコーヒーが振る舞われた。

道場六三郎シェフが手掛けた1品目の椀物料理には多くのゲストが驚嘆し、陳建一・建太郎シェフ親子はアワビやロブスターを料理を愛媛県の食材をふんだんに使って披露、愛媛県の観光・物産をアピールした。また、坂井宏行シェフは沖縄県のシークワーサーを使った料理で沖縄県の魅力も語り、神戸勝彦シェフは長野県・志賀高原のみそを使用した肉料理を振舞い、長野県食材をアピールした。そしてアジア最優秀パティシエとして知られるジャニス・ウォン・シェフと菓道家・三堀純一氏の和洋デザートで幕を閉じた。

このイベントの仕掛け人である長谷川潤氏は「会場となったオペラ・ハウスは、主に音楽のイベントが行われ、料理が主役のイベントが開催されたのはほぼ初めてのことで、約10年にわたるオーストラリアでの料理の鉄人イベントの歴史においても集大成かつメモリアルな1日になりました。オフィシャル・パートナーのキリン・ビールを始め、スポンサーの皆様に深く感謝します」とコメントした。

日本の食文化に興味を持つ多くの来場者でにぎわった「エクスペリエンス・ジャパン」(写真:小杉周平)
日本の食文化に興味を持つ多くの来場者でにぎわった「エクスペリエンス・ジャパン」(写真:小杉周平)
鉄人たちによる料理が振る舞われたディナー会場の様子(写真:小杉周平)
鉄人たちによる料理が振る舞われたディナー会場の様子(写真:小杉周平)
「エクスペリエンス・ジャパン」でコーヒーを振る舞ったバリスタの藤山健氏(左)と下山修正氏(右)

「エクスペリエンス・ジャパン」でコーヒーを振る舞ったバリスタの藤山健氏(左)と下山修正氏(右)


愛媛・徳島の四国2県
シドニーで自治体PRイベントを開催

県庁職員が中心となり愛媛県のさまざまな魅力がPRされた
県庁職員が中心となり愛媛県のさまざまな魅力がPRされた

県庁職員ら、愛媛県の魅力アピール

8月8日、シドニー・シティー中心部にある日本食レストラン「居酒屋ますや」で愛媛県の自治体PRイベント「エクスペリエンス・愛媛」が開催され、飲食店関係者らを中心に約50人の参加者が集まった。

当日、会場ではポン酢や伊予柑ジュース、今治タオルなどの特産品の展示に加え、同県の食材を使った料理の数々や、今治市に酒造を構える株式会社八木酒造部の「山丹正宗」を始めとした日本酒が振る舞われた。中でも、同県の名物料理である鯛めしの豪快な調理パフォーマンスに会場は大いに盛り上がった。

また、イベント中は同県の伊予柑農家とのライブ・チャットが行われた他、松山市出身のバリスタ・藤山健氏によってドリップ・コーヒーが振る舞われるなど、参加者は同県関係者との交流を楽しんだ。

今回のイベントについて、主催者の1人である愛媛県庁経済労働部の高岡哲也氏は「今日のイベントをきっかけに経済的な交流だけでなく、豪州と愛媛県の人的交流が広がっていくことを望んでいる」とコメント。同イベント開催に当たり会場の提供を行った鱒屋インターナショナルのオーナー・定松勝義氏は「今後は四国4県が力を合わせ、日本酒などの特産物だけでなく観光のPRをオーストラリアで展開していければ」と展望を語った。

徳島県産日本酒プロモーション・イベントも開催

豪快に調理される鯛めしに会場は盛り上がった
豪快に調理される鯛めしに会場は盛り上がった

8月4日には、同会場で徳島県産の日本酒のプロモーション・イベントも行われた。徳島県勝浦郡上勝町から来豪した高鉾建設酒販卸事業部のマネージャー・酒井荘吏氏と阿波踊りのコスチュームをまとった女性スタッフ2人が約2時間にわたり、レストランを訪れた客に純米吟醸原酒「上勝」と当日の限定メニュー、有機栽培のスダチ果汁を使用したオリジナル・カクテル「SUDACHI Samurai Rock」とノン・アルコールの「SUDACHI Fresh Soda」を振る舞った。

上勝は、農業の衰退、人口減少の問題を抱える地域の活性化を目指し、地元の建設会社の高鉾建設が県内にある酒蔵と共同で、昔ながらの棚田で米を作る形で誕生した。酒井氏は「現在、日本国外では豪州のメルボルンとニュージーランドのオークランドでしか販売していない上勝をこのイベントをきっかけに近い将来シドニーの方にも気軽に飲んで頂けるよう基盤を作りたい」と語った。

この一夜限りのイベントに訪れた客は、同レストランの料理と共に徳島県産の日本酒に舌鼓を打った。

阿波踊りのポーズを披露する酒井氏とレストランに訪れた客たち
阿波踊りのポーズを披露する酒井氏とレストランに訪れた客たち
満席の店内。イベントは大盛況だった
満席の店内。イベントは大盛況だった

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