2017年10月 メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース

日本航空 メルボルンー成田線就航

日本航空は8月31日、メルボルンと成田を結ぶ新路線就航を記念した就航記念パーティーを開催、在メルボルンの企業関係者を中心に招待客150人が招かれた。会場となったナショナル・ギャラリー・オブ・ビクトリア(NGV)では、初便に搭乗するパイロットを始め、客室乗務員ら多くの社員がゲストを出迎えた。また、日本から大西賢(まさる)日本航空取締役会長、ジョン・エレンVIC州観光大臣、草賀純男・駐オーストラリア特命全権大使らが出席し、祝辞を述べた。

冒頭のスピーチで大西会長は「メルボルン・成田便を就航でき大変うれしい。日豪経済連携協定が発効し、両国の交流やビジネスの需要増加にこのメルボルン便を利用して頂きたい」と述べた。また、同社のエコノミー・クラス「新・間隔エコノミー」の座席にも触れ、「座席の間隔が広いため、カンガルーでもくつろいでもらえる」とジョークを交え、より快適で質の良いおもてなしを提供するとアピールした。

更に9月1日には、タラマリン空港で初便セレモニーが行われた。初便はB787-8型機で、ビジネス・クラス38席、プレミアム・エコノミー・クラス35席、エコノミー・クラス88席の計161席が、ほぼ満席でメルボルンを出発した。

日本政府観光局(JNTO)は同20日、今年1月から8月までの豪州からの来日客は31万5,100人で、前年同期で11.8%増加と発表。2019年のラグビーW杯、20年の東京五輪、パラリンピック大会へ向けて更なるインバウンド客の増加が見込まれる。

日本から来豪した大西賢・日本航空取締役会長
日本から来豪した大西賢・日本航空取締役会長
初便を祝う放水アーチをくぐるJL774便
初便を祝う放水アーチをくぐるJL774便

セイコー、メルボルンに初の路面店をオープン

セイコーウオッチ株式会社は9月12日、メルボルンのリトル・コリンズ・ストリートにセイコー・ブティックを開店し、同日に記念パーティーを行った。会場には松永一義・メルボルン総領事を始め、時計ファンやメディア関係者を含む約60人が開店を祝った。

セイコー・オーストラリアの小泉徹マネージング・ディレクターは「メルボルン店はセイコーの海外店では78店目、オーストラリア国内では2店目。多くの方にセイコーを知って頂く発信の場所として、皆様に愛されるブティックになれば」とコメントした。

直営店ではセイコーの高級ウオッチ・ブランド「グランドセイコー」や「クレドール」、GPSソーラー搭載の「アストロン」やダイバーズ・ウオッチ「プロスペックス」まで、幅広い商品を取りそろえ、修理も行う。

同社は近年、海外戦略を打ち出し世界中でプロモーションに力を入れている。また、グローバル・ブランドとしてのイメージを盤石にするため、2019年までに海外100店舗を目指すという。

オープンしたセイコー・メルボルン(Photo: Chris Konto)
オープンしたセイコー・メルボルン(Photo: Chris Konto)
テープ・カットを行った松永一義・メルボルン総領事(左)とセイコー・オーストラリアの小泉氏(Photo: Chris Konto)
テープ・カットを行った松永一義・メルボルン総領事(左)とセイコー・オーストラリアの小泉氏(Photo: Chris Konto)

■Seiko Boutique Melbourne
Web: www.seikoboutique.com.au


江戸っ子が主役の人情噺「人情噺文七元結」を披露した
江戸っ子が主役の人情噺「人情噺文七元結」を披露した

学生歌舞伎メルボルンで初公演

オーストラリア国立大学(ANU)の学生歌舞伎倶楽部「ザ・歌舞伎」一座が9月9日、メルボルン・ガールズ・グラマー・スクールの劇場で2日間の歌舞伎公演を行った。一座は同大学のアジア・太平洋カレッジ日本センターの学生27人から成り、クラブは結成40年を迎える。

一座は「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」という、江戸の一職人をめぐる人情味溢れる物語を熱演。芝居の始めから終わりまで英語の字幕を舞台袖に写し、観客がより理解できるようにしたのが功を奏してか、観客は初めての歌舞伎を大いに楽しんだ。更に、ウィリアムス・タウンにあるメカニクス・インスティチュート劇場でも2日間にわたる公演を行った。

歌舞伎の演出・監督を務めたANU太平洋カレッジ日本センターの池田俊一氏は「学生たちはキャンベラ以外の土地での上演が初めてだったこともあり、試行錯誤の公演旅行だった」と振り返った。また、一座はいろいろな角度から歌舞伎を知ってもらおうと、VIC州ウォドンガにある学校では中高生に歌舞伎の着付け・隈取り・発声練習・演技を教える入門ワークショップも行った。


日豪ジュニア・プロジェクトに参加した皆さん
日豪ジュニア・プロジェクトに参加した皆さん

日豪学生が交流、震災被災地中学生が来豪

東日本大震災の津波で被災した岩手県と宮城県の中学生6人が8月27日からメルボルンを訪れ、メルボルン近郊のアリア・カレッジで短期留学を体験した。また29日には、自らの被災体験を伝えるため、同学校生徒に対し、英語で復興プレゼンテーションやスピーチを行った。

岩手県釜石市立釜石東中学校から沼崎壱君と菊池風花さん、陸前高田市立第一中学校の吉田葉月さんと岩淵美空さん、宮城県女川町立女川中学校からは阿部興蛾君と木村妃那さんの6人が参加した。ホスト・ファミリー宅に滞在し、「ホスト・ファミリーの英語が分からないが、身振り手振りで会話している」など、戸惑いながらもオーストラリア生活を体験した。

復興プレゼンテーションでは、各校2人がグループになり地元のアピールと、震災から6年経つ現在の街の現状を、多くの写真を使って英語で説明した。「当時は幼稚園児だったので、記憶は鮮明ではないがとても怖かったという気持ちは忘れていない」「家が全て流されてしまったけど、希望を捨てずに前を向いて頑張る」など、生徒たちによるさまざまな思いが話された。

プレゼンテーションをする、宮城県女川町立女川中学校の阿部興蛾君(2年)と木村妃那さん(1年)
プレゼンテーションをする、宮城県女川町立女川中学校の阿部興蛾君(2年)と木村妃那さん(1年)

最後に質疑応答も行われ、「多くの支援者に伝えたいことは」という質問に対して、「私たちのこと、そしてこの被害をどうか忘れないで欲しい」と全員が答えた。

この「日豪ジュニア・プロジェクト」(代表=齊藤恵子)は広い視野を持って復興に貢献できる人材を育てようと、メルボルン在住の留学コーディネーターの秋元みどりさんが企画し、岩手県女医会の齊藤恵子会長の協力を得て実施している。2012年の初回から毎年、被災地域の中学生を豪州に招待し今年で6回目を数える。

年々プロジェクトに賛同する人も増え続け、今年もメルボルンの和太鼓グループ「和太鼓りんどう」を主宰する坂本敏範さん夫妻が応援に駆けつけ、渾身の演奏を披露し会場を盛り上げた。


桜ピクニック・デーを開催

メルボルン日本人会が主催するファミリー・イベント「桜ピクニック・デー」が10月15日、ハイデルバーグにあるバンクシア・パークで開催される。当日は子ども向けの桜のお絵描き教室、折り紙教室、和楽器演奏、お茶や生け花のデモンストレーションなど、日本を紹介するイベントが多数催される。当日は最寄りのハイデルバーグ駅からシャトル・バスも運行する。

「桜ピクニック・デー」
会場:Banksia Park, Bullen VIC
日時:10月15日(日)11AM~2PM
入場料:入口でゴールド・コインを寄付

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