2017年11月 ニュース/コミュニティー

第11回井上靖賞

ロイヤル・タイラー氏に

第11回井上靖賞授与式が10月20日、シドニー大学構内で開催された。井上靖賞は2006年に日豪交流を記念し豪州・NZでの日本文学研究と研究者を支援するために設立され、今年から対象を「日本文学」の分野から「豪州・NZでの日本文化研究全般」に拡大した。

受賞者はオーストラリア国立大学名誉教授ロイヤル・タイラー氏。世界最古の長編小説として敬愛されている「源氏物語」を、世界で3つ目、完訳としては2つ目となる翻訳を8年掛けて完成させ、コロンビア大学出版局より出版した。その活動が評価され今回の受賞に至った。

タイラー氏は8年間の翻訳作業を振り返り「日本独特の習慣の言葉を英語で表現することは難しかった」と話している。

受賞式後、会場ではザ・ワールド・オブ・テイル・オブ・ゲンジ」と題した文化プログラムが行われ、スクリーンに源氏物語の絵巻物と英語訳を映し出しながら、源氏物語をイメージした音楽と共に朗読が流れた。また、源氏物語の五十四帖の巻名の1つである「玉鬘(たまかずら)」が江川純世氏、平林順子氏らにより能の演目として披露され、会場を沸かせた。

地唄を担当した江川純世氏は演目前にストーリーを説明。「この演目では女性のジレンマや苦しみを表現しているのだが、外国の方に能を見て理解してもらうのは難しく、まず話の説明をしなければならなかった」と話している。

授与式には、故・井上靖氏の長女である浦城幾世氏も出席し感謝の気持ちを述べた。

左から竹若敬三・在シドニー日本国総領事、故・井上靖氏の長女である浦城幾世氏、シドニー大学のレベッカ・スーター氏、ロイヤル・タイラー氏
左から竹若敬三・在シドニー日本国総領事、故・井上靖氏の長女である浦城幾世氏、シドニー大学のレベッカ・スーター氏、ロイヤル・タイラー氏
「玉鬘」を実演する江川純世氏、平林純子氏
「玉鬘」を実演する江川純世氏、平林純子氏

日本語療育会がNDIS勉強会を開催

障がいを持つ子どものいる家庭を支援するボランティア団体「日本語療育会」は11月10日、オーストラリア政府による障がい者のための生活支援制度NDIS(The National Disability Insurance Scheme)についての勉強会をシドニーで開催する。同会は、NDISからローカル・エリア・コーディネーター2人をゲストに迎え、日本語通訳を介して質疑応答形式で行われる。参加対象者は障がいを持つ人、またはその家族のみ。車椅子でのアクセス可能。

主催の日本語療育会はボランティアで運営される非営利団体として、障がい児の育児、療育、介護、医療、学校、法律などについて、家族のサポートと情報交換を中心に活動している。勉強会への参加申し込み、同会への問い合わせは下記メール・アドレスより連絡を。

■日本語療育会NDIS勉強会
日時:11月10日(金)10:30AM~12:30PM
場所:シドニー市内(メールで連絡)
料金:無料
Email: nihongo.ryouiku@hotmail.com


ナショナル心理学ウィークを開催

11月15日、シドニー市内中心部にある「ワールドシティ日本語医療センター」でナショナル心理学ウィークのイベントが開催される。

同イベントは、ほぼ全ての豪州のサイコロジストが会員である、豪心理臨床学会(Australian Psycholgy Society)が主催するナショナル心理学ウィークの一環で行われる。心理学やサイコロジストの啓蒙を目的に、全国でイベントが行われる中、ワールドシティ日本語医療センターで日本語でのイベントが開かれるのは今年で3回目となる。

今年のテーマは「スマホ時代をうまく生きるために」。近年、SNSが普及しているが、それらに振り回されずに気持ちのバランスをとる方法について知見を深めていく。ファシリテーターは日本人サイコロジストが務める。参加希望者は下記の連絡先で予約を。

日時:11月15日(水)5PM~7PM
場所:ワールドシティ日本語医療センター(Level 1, 722 George St., Sydney)
Tel: 0416-006-835(担当:やの)
Web:www.facebook.com/psychweekjp


マグロ解体ショー、大阪バールで開催

シドニー・シティー東部ポッツ・ポイントの大阪バールで10月18日、マグロの解体ショーが開催された。同イベントは、不動産エージェントSFPG社のアンドレ・パン氏と同社ファイナンシャル・アドバイザのベニー・ウォン氏が主催者となり開催された顧客向けパーティーの中で行われたもので、当日は60人近くのゲストが招待された。

解体ショーのために当日用意されたマグロは、同日バーマギューイ沖で水揚げされた全長140㎝・重さ55㎏のメバチマグロ。12月から1月かけて産卵の時期を迎えるメバチマグロは、産卵を控える10月から11月にかけてが旬となる。イベントでは、豪州国内最大の水産加工・卸業者デ・コスティの桜井光春氏が締め方や部位の細かな説明と共にマグロを解体、刃渡り70㎝程のマグロ包丁で豪快に解体される様子に参加者の目は釘付けになり、桜井氏が捌かれた大きな身を持ち上げると参加者から歓声が上がった。

捌かれたマグロは、刺し身やすしだけでなく、グリルなどもされ、あらゆる部位が振る舞われた。参加者はマグロの滑らかな舌触りや上質な脂のうまみに舌鼓を打った。同イベントで調理に当たった大阪バールのオーナー・中谷和人氏は「ローカルの人たちがマグロを食べるだけでなく、見ることによっても楽しんで頂けて良かった」とイベント成功の喜びを話した。

マグロ包丁で豪快にメバチマグロが解体された
マグロ包丁で豪快にメバチマグロが解体された
桜井氏の1つひとつの動作に参加者の目も釘付けに
桜井氏の1つひとつの動作に参加者の目も釘付けに

捕虜収容所跡を背景に、ツアー参加者集合
捕虜収容所跡を背景に、ツアー参加者集合

カウラ・バス・ツアーを開催
――シドニー日本人会

シドニー日本人会(会長=小林伸一:丸紅オーストラリア会社)の文化委員会(委員長=谷村昌彦:三菱東京UFJ銀行)は9月23~24日、毎年恒例のカウラ・バス・ツアーを開催。日本人会会員など23人が参加した。

第2次世界大戦中、シドニーから西に約330キロの内陸にあるカウラには捕虜収容所があり、1,000人以上の日本兵捕虜が収容されていた。終戦前年の1944年8月5日午前1時50分頃、「カウラ・ブレークアウト」という集団脱走が決行され、日本兵231人、オーストラリア兵4人の死者と、多くの負傷者を出す惨事となった。こうした歴史的背景から、カウラ市は毎年、カウラ・ジャパニーズ・ガーデンに桜が咲く9月下旬に「桜まつり」を催し、その最終日に戦没者慰霊祭を実施している。

今回のツアーでは、初日に桜まつりに参加し、ジャパニーズ・ガーデンを見学。更に2日目は、捕虜収容所跡を訪れ、引き続き戦没者慰霊祭に参列した。

■シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
Email: jss@jssi.org.au
Web: www.jssi.org.au


BEST Inc異業種交流会セミナー開催

NPO法人「BEST」(Business Establishment Strategy Team)は、11月14日、シドニー・シティー中心部にあるレストラン「It’s Time for Thai」で異業種交流会セミナーを開催する。ゲストに米山常男氏を招き、コンピューターに関する講演が行われる。

同氏は、現「UNISYS Australia」の前身である「Burroughs」で中・大型のコンピューターの保守サービスをしていた技術者で、退社後はパソコンの修理やアドバイスを行っている。

パソコンは何年くらいもつのか、最新版の良さなど、基本的な内容や、参加者との質疑応答を行う。

■BEST Inc異業種交流会セミナー
日時:11月14日(火)6:30PM~9:30PM(6PM受付開始)
場所:It’s Time for Thai(767-769 George St., Haymarket NSW)
料金:45ドル(軽食付き)
Email: bestinc0717@gmail.com(問い合わせ、申し込み)


第48回全豪日本語弁論大会優勝者の皆さん
第48回全豪日本語弁論大会優勝者の皆さん

第48回全豪日本語弁論大会が開催

国際交流基金シドニー日本文化センター(ジャパン・ファウンデーション)と在オーストラリア日本大使館が共催する第48回全豪日本語弁論大会が10月7日、シドニー市内チッペンデールにあるジャパン・ファウンデーション・センターで開催された。

今年は、オーストラリアの州・特別地域の大会での4部門の優勝者23人とニュージーランド代表の高校生1人の計24人が日頃の日本語学習の成果を競い、それぞれユニークなトピックについて自分の意見を発表した。また、今年は初めてライブ中継が行われ、当日会場に足を運べなかった人にも大盛況となった。

各部門の優勝者には日本航空から日本への往復航空券、JR東海から「新幹線で行く京都」のパッケージ旅行、プリンス・ホテル・アンド・リゾートから東京または京都の1泊宿泊券が贈られた。2位以下と特別賞受賞者にも、アシックス、紀伊國屋書店、テンプル大学ジャパン・キャンパス、及びTFE Hotelsから賞品が贈られた。


モナッシュ大学の学生
スパロー・アーリー・キャリア・リサーチャー賞受賞

メルボルン近郊にあるモナッシュ大学の学生、スティーブン・ヒートン氏が10月16日、科学論文や特許などのコンテンツを集約したオンライン・プラットフォーム「Sparrho」が授与している「スパロー・アーリー・キャリア・リサーチャー賞(Sparrho Early Career Researcher Prize)」を受賞した。

同賞は、若い研究者の優れた研究が国際的に認知されるための支援を目的に設けられ、受賞者には世界各地で行われている学会で研究成果を発表する機会が与えられる。

世界各国より1,000人以上の応募者の中から選ばれたヒートン氏は、モナッシュ大学で細胞の感染メカニズムについて調査している。細胞自体が何百もある可能性の中から、どのように免疫反応を選択し感染していくかについての研究が認めらての今回の受賞となった。同氏には、12月6日から9日、日本の神戸ポート・アイランドで行われる「ConBio2007」で研究発表をするための奨学金840豪ドルが贈られた。

ヒートン氏は「今後は海外、特に日本でキャリアを積み、研究を続けたいと思っている私にとって、ConBio2007に参加できることは、非常に重要な機会である」と語った。


エーエス・オープン2017のトロフィーを持つ土方選手(右)とスゥイーニー選手(左)
エーエス・オープン2017のトロフィーを持つ土方選手(右)とスゥイーニー選手(左)

テニス土方選手、2大会ダブルスで優勝

シドニー在住の土方凛輝選手(16、マック・ヒジカタ・テニス・アカデミー)は、8月21~26日、スロベニア・マリバーで開催された「エーエス・オープン2017」ITFグレード4で優勝を果たした。

土方凛輝(AUS)、デーン・スゥイーニー(AUS)ペアは決勝でブライアン・ベンチッチ(SUI)、ニマンジャ・マレスビッチ(BIH)ペアに6-4、6-3で勝利し優勝。

また、同ペアは9月12~17日にイタリア・パレルモで開催された「第3回トルネオ・ジュニア国際大会」ITFグレード3でダニール・グリンカ(EST)、ロバート・グリンバルズ(LAT)に6-1、6-4で勝利し2大会ダブルスで優勝した。

土方選手は9月18~23日、遠征最終戦の「ジュニア・デビス・カップ世界大会」(ハンガリー・ブタペスト)でシングルス3勝0負、ダブルス3勝1負と健闘したが、オーストラリアは世界9位となった。

今後は10月7日~11月6日までアジア遠征、10月16~22日に「ワールド・スーパー・ジュニア・テニス・チャンピオンシップス2017」ITFグレードA(日本 大阪)に出場予定。土方選手にとって日本でのデビュー戦となる同大会は、日本で最大のジュニア国際大会で、過去3戦、同年代の日本チャンピオンに勝利している同選手は日本のテニス関係者及びファンから注目を集めている。


シングルモルト・ウイスキー
「山崎ミズナラ2017EDITION」PRイベント開催

シドニーCBD北部ダウエス・ポイントのイベント・スペース「Simmer on the Bay」で10月24日、同月3日に日本国内で販売が開始されたサントリーのシングルモルト・ウイスキー「山崎ミズナラ2017EDITION」の豪州市場向けPRイベントが行われた。当日2部にわたった同イベントには、酒類販売、飲食、メディア関係者ら約40人が参加した。

イベントで紹介された同銘柄は、日本国内で1,500本、世界全体でも5,000本の販売数しか持たない希少性の高いシングルモルト・ウイスキー。当日は、イベント開催に当たり日本より来豪したサントリー・グローバル・ブランド・アンバサダーの宮本博義氏の説明の下、参加者は同銘柄に加え、醸造年の違う3種類の山崎ミズナラ・ウイスキーの試飲を楽しんだ。

イベント開催に当たり来豪した宮本博義氏
イベント開催に当たり来豪した宮本博義氏
参加者は計4種類の山崎ミズナラ・ウイスキーを試飲した
参加者は計4種類の山崎ミズナラ・ウイスキーを試飲した

落合雪乃氏「酒サムライ」叙任
祝賀パーティーを開催

デジャヴ酒カンパニーは10月17日、シドニー市内にあるレストランSOKYOで同社代表の落合雪乃氏の「酒サムライ」叙任を祝うパーティーを開催した。

会場には、落合氏の家族やビジネス・パートナー、シドニーのメディア並びに、酒類を扱う飲食業の関係者およそ50人が集まった。また、SOKYOの料理長である小島チェイス幸一郎氏による料理が振る舞われ、落合氏への祝賀のスピーチも行われた。

落合氏が叙任した「酒サムライ」は、2005年に日本酒造青年協議会が、日本から日本人の“誇り”が失なわれつつあるとの危惧から、日本酒文化を日本国内のみならず、世界に広く伝えていくために、日本酒を愛し育てるという志を持つ人たちの集いとして結成したもので、日本酒及び日本文化のすばらしさを世界に広めるために尽力している人が叙任する称号。叙任式・叙任報告会は9月27日、京都市の松尾大社で開かれた。

「酒サムライ」の称号を叙任した、着物姿の落合雪乃氏(中央)
「酒サムライ」の称号を叙任した、着物姿の落合雪乃氏(中央)
会場で振る舞われた料理を担当した小島チェイス幸一郎氏
会場で振る舞われた料理を担当した小島チェイス幸一郎氏

JJBAサマー・ライブを開催

日本人のアマチュア・ミュージシャンを中心に2000年にシドニーで発足した音楽同好会JJBA (Japan Jazz and Blues Association)は11月25日、シドニー北部にあるチャッツウッド・クラブで今年2回目となるライブを開催する。

全5バンドによる、和洋ポップス、ロック、ジャズ、ブルース、フュージョンなど趣向を凝らした楽曲が披露される。

当日、会場での食事の販売はないが、食事の持ち込みは可能でテーブル席も用意される。また、飲み物は会場内にあるバーでの購入となる(持ち込み不可)。

■JJBAサマー・ライブ
日時:11月25日(土)5:30PM開場、6PM開演
場所:The Chatswood Club(11 Help St., Chatswood)
料金:大人$10、中高生$5、小学生以下無料
Email: jjbasydney@yahoo.co.jp(問い合わせ)


毎年恒例の作品展
毎年恒例の作品展

RENCLUB書作展開催

書家れん氏主宰の書道教室「RENCLUB」会員による書の作品展が、11月21日から約2週間にわたりチャッツウッドの「The Art Space」で行われる。

毎年恒例となった同作品展では、毛筆からペン字まで、日本語の文字の美しさを追求した、会員たちの稽古の成果が発表される。楷書、行書、隷書の漢字及び、平安朝仮名から現在の漢字仮名交じり文まで多彩な作品が披露され、日本語を母国語としない会員たちの作品も見ることができるという。

会期中は会員らの稽古を会場で行うため、自由に見学ができ、作品・グッズの販売もされる。

■RENCLUB会員書作展2017
日時:11月21日(火)~12月4日(月)11AM ~ 5PM(日曜は4PMまで)
場所:The Art Space(The Concourse, 409 Victoria Ave., Chatswood)
問い合わせ: (02)8970-3575(RENCLUB)


琉球忍者レキオスシアターのメンバー
琉球忍者レキオスシアターのメンバー

沖縄からプロの忍者軍団が来豪、秘伝の技を初公開

世界で唯一の公式忍者団体、琉球忍者レキオスシアター(日本忍者協議会正式会員)が12月10日、アスキス・ゴルフ・クラブでチャリティー・ディナー・ショーを開催する。また、同日シドニー北部のホーンズビーにあるコミュニティー・センターでもチャリティー子どもショーを行う。

沖縄には琉球時代、諜報員、情報収集を目的とした忍者集団がいたと言われている。琉球忍者レキオスシアターは、殺陣にトゥンファー、ヌンチャク、サイなど琉球の道具を使用し、空手・古武道の技を取り入れた、「琉球武術」を披露している。同ショーでは、ギリギリまで斬りこむシーンも満載でスピードとスリル感溢れる殺陣アクションを披露する。

ディナー・ショーでは、沖縄忍者ショー、沖縄伝統踊り、沖縄民族音楽、サイレント・オークション、ドアプライズ、ラッフルなどが行われ、マスター・シェフ、マーティン・デュークのプロデュースによる3コース・ディナー(ドリンク代別)が振る舞われる。また、チャリティー子どもショーでは沖縄忍者ミニショー、手裏剣体験などが行われる。

同イベントの経費を除く収益は、東日本大震災支援団体「JCSレインボープロジェクト」と癌患者救済基金「クリスオーブライアンライフハウス基金」に寄付される。

■琉球忍者レキオスシアター、チャリティーディナーショー
(主催:レキオスシアターin残波、豪州かりゆし会/協力:アスキスゴルフクラブ、JCSレインボープロジェクト、クリスオーブライアンライフハウス基金)
日時:12月10日(日)5:30PM~8PM
場所:Asquith Golf Club(Lord St. Mt.Colah. NSW)
料金:大人$65、子ども$35(16歳未満)、$55、ファミリー$180(大人2人+子ども2人)
Email: okinawaninja2017@gmail.com(問い合わせ)Web: www.okinawaninja.eventbrite.com.auwww.okinawaninja.eventbrite.com.au(チケット申し込み)

■琉球忍者レキオスシアター、チャリティー子どもショー(主催:レキオスシアターin残波、JCSレインボープロジェクト)
日時:12月10日(日)2PM~3PM
場所:Mount Colah Community Centre(6X Pierre Cl, Mount Colah, NSW)
料金: $10
Email: okinawaninja2017@gmail.com(問い合わせ)
Web: www.ashibi-ent.com


KoKeBee、チャリティー・イベント
ムービー・ナイトを開催

KoKeBeeは11月7日、シドニー市内中心部にある「Gaffa Gallery」で、映画「みつばちの大地」の上映会を開催する。この作品は、スイス出身のイムホーフ監督が世界中を旅し、大昔から花粉を運び地球の生命を育んできたミツバチが減少し続けている実情を取材し、原因を探究したドキュメンタリーだ。

同会は、食品用ミツロウ・エコ・ラップ「こけびー」の製造販売や、こけびーキッズ・クラブなどを通じて環境問題をテーマに地球を育む活動を行っているKoKeBeeの設立1周年を記念して行うチャリティー・イベント。収益金は地球環境保護に携わる団体やミツバチを守る活動をしている人びとに寄付される。

■映画「みつばちの大地」上映会
日時:11月7日(火)6PM~9PM
会場:Gaffa Gallery(281 Clarence St, Sydney NSW)
料金:$50(フード・ドリンク付き)
Web: www.ikuu06.wixsite.com/kokebeeevent



ストラスフィールド交響楽団、定期演奏会を開催

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が11月25、26日、同市西郊のストラスフィールド・タウンホールで開催される。曲目はブラームス作曲『大学祝典』序曲、モーツァルト作曲『フルートとハープのための協奏曲』、チャイコフスキー作曲『白鳥の湖』組曲、シベリウス作曲『フィンランディア』。

村松氏は愛知県岡崎市出身。1997年に英国に渡り、英国王立北音楽院やシドニー音楽院などで学び、欧州各地やオーストラリアで研鑽を積んだ。現在はストラスフィールド交響楽団の音楽監督を務める。

■ストラスフィールド交響楽団演奏会 
日時:11月25日(土)7PM開演、26日(日)2:30PM開演
場所:ストラスフィールド・タウンホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au(チケット・詳細)、www.sadaharu.net(村松貞治氏の公式ウェブサイト)


さくら合唱団
ストラスフィールド交響楽団演奏会に参加

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が11月25、26日に、シドニー西部のストラスフィールドにあるタウン・ホールで開催される。

曲目はブラームス作曲「大学祝典」序曲、シベリウス作曲「フィンランディア」、チャイコフスキー作曲「白鳥の湖」組曲、モーツァルト作曲「フルートとハープのための協奏曲」。

同氏が指導するシドニーさくら合唱団もフィンランディアで両日共合唱で参加する。また、シドニーさくら合唱団では団員を募集している。毎週木曜日にニュートラルベイで練習を行っているので、興味のある方は下記まで問い合わせを。

さくら合唱団の皆さん
さくら合唱団の皆さん

■ストラスフィールド交響楽団演奏会
日時:11月25日(土)7PM開演、26日(日)4:30PM開演
会場:ストラスフィールド・タウン・ホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au

■シドニーさくら合唱団
日時:毎週木曜6:30PM~9PM
場所:ニュートラルベイ
Email: sakura.choir@gmail.com(担当:ひとみ)


ひとみグッドウィンさん(左)とあいりイェさん(右)
ひとみグッドウィンさん(左)とあいりイェさん(右)

サロン・コンサート開催

10月15日、シドニー北部チャッツウッドのひとみグッドウィン氏の私邸のピアノ・ルームで、クラシックの名曲を中心としたクラリネットとピアノのサロン・コンサートが開催された。

モーツァルト、リスト、ドビュッシー、シューマン、クライスラーなど11曲をクラリネット・ソロ、ピアノ・ソロ、連弾で演奏され、各曲ごとのエピソードなども語られた。

同会では焼きたてのスコーンが振る舞われ、参加者は「とても楽しいアットホームな雰囲気の中、いろいろな曲が聴けたこと、またそれぞれの曲の解説やエピソードも伺え、音楽への興味が一層深まり楽しい時間でした。印象に残った曲を、帰宅後ユー・チューブで探し家族に聴かせ、共に楽しみました」とコメントした。


日本酒付きラグビー観戦イベントを開催

OISHI JAPANは、11月4日、シドニー市内中心部にあるアルビオン・プレイス・ホテルでオーストラリアの国民的スポーツ、ラグビーと日本の味覚の代表格、日本酒のコラボレーション・イベントを開催する。

パブで日本酒などを楽しみながら「リポビタンDチャレンジ・カップ2017」を観戦する同イベントのチケット料金には、入場料及び日本酒1杯が含まれている。日本酒のためのショット・グラス及び木升はお土産として持ち帰りが可能だ。

■日本酒付きラグビー観戦イベント
日時:11月4日(土)3PM~8PM
会場:アルビオン・プレイス・ホテル(531 George St., Sydney NSW)
料金: $15
Facebook:「RUGBY Match with SAKE Festival」で検索


SBSラジオ日本語放送11月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

11月のシドニーサイドでは、全豪日本語弁論大会・ナショナル・ファイナルの様子や、日本映画祭の特別ゲストへのインタビューなどを放送する予定。また、和太鼓グループ「TaikOz」メンバーの浜田隆二さんや、オーストラリアで初めての女性の酒サムライに叙任されたデジャブ酒カンパニーの落合雪乃さんへのインタビューなど、聞き逃してしまった先月の放送もSBSのウェブサイトで聞くことができる。

なお、毎月最終週の木曜には、日豪プレス翌月号の見どころや取材の裏話などを編集部スタッフが紹介している。次回は11月30日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


Jan Davidsz de Heem 'Still life with flowers in a glass vase' 1665–70 Rijksmuseum, on loan from the City of Amsterdam (A van der Hoop Bequest)
Jan Davidsz de Heem ‘Still life with flowers in a glass vase’ 1665–70 Rijksmuseum, on loan from the City of Amsterdam (A van der Hoop Bequest)

■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

レンブラントとオランダ黄金時代:
アムステルダム国立美術館名作展(その2)

先月号に引き続き、この夏、NSW州立美術館で開催される「レンブラントとオランダ黄金時代:アムステルダム国立美術館名作展」のご案内です。

17世紀、日本の徳川幕府は、鎖国を始めてもオランダとは交易を続けました。その当時のオランダ人は、どのような人びとだったのか? 本国では、どのような暮らしをし、どのような物を着て、どのような物を食べ、そして、どのような考え方を持っていたのでしょうか?

そんな疑問に答えるのがこの展覧会です。レンブラントやフェルメールの作品も含め、卓越した絵画の技術を携えた画家達が残した作品を通して、当時のオランダの生活と文化をうかがい知ることができます。

王侯貴族の代わりに富裕な商人や市民を描いた肖像画、航海や交易の様子、凍てつく冬の風景や牛や馬のいる風景、整った家庭内のインテリアや市民の日常の暮らしを描いた風俗画など。ヤン・ダヴィス・デ・ヘームの豊かな色彩と精密な描写の美しい花々の静物画には、実は、色の落ちた花びらもあり、よく見るとアリ、クモ、カタツムリ、ハチなどの虫たちも描かれ、ガラスの花瓶に映った窓枠とそこからの光の反射や、テーブルの上に水滴が今まさに滴り落ちる様子までもがしっかりと描かれています。

17世紀のオランダ市民社会の貞淑で信心深くあらねばならないという考えが絵画にも反映されていて、風俗画、風景画、そして静物画の中にさえも生死を暗示するような現代人では見落としそうなさまざまなメッセージが隠されていると言われます。日本語ツアーでは、そんなお話も織り交ぜ、楽しみながら作品を鑑賞頂けるようご案内致します。是非ご参加下さい。

日本語ガイド・ツアーは、展覧会開催中、毎週土曜日午前11時からです。(投稿:コミュニティーアンバサダー:鴨粕弘美)

■アムステルダム国立美術館名作展
日時:11月11日(土)~2月18日(日)、10AM~5PM、水曜のみ10PMまで
場所:Art Gallery of New South Wales, , Lower level 1, Major Exhibition Gallery (Art Gallery Rd, The Domain NSW)
料金:大人$24、コンセッション$21、メンバー$18、子ども$14(12~17歳)、家族(大人2人+子ども3人まで)$62
Tel:(02)9225-1700 (英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au (日本語可)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au/calendar/japanese-language-guided-tour


映画『RICEBALLS』のワン・シーン
映画『RICEBALLS』のワン・シーン

宇佐美慎吾監督――映画『RICEBALLS』が日本映画祭で上映

オーストラリアで活躍する日本人俳優の宇佐美慎吾氏が監督した『RICEBALLS』が、シドニー市内で行われる日本映画祭で11月18日と20日の2日間、長編映画『トリガール! 』の前に上映される。

監督・脚本・主演を宇佐美氏が務めた同作品は、シドニーで暮らす日本人男性と、その息子を題材にした短編映画。世界各地の映画祭で上映され、ニューヨーク子供映画祭などで観客賞、ソノマ国際映画祭、アジャール・ユース映画祭、アデレード国際ユース映画祭では最優秀短編映画賞を受賞するなど、高い評価を得ている。


大好評だった舞台の一場面
大好評だった舞台の一場面

ANU学生歌舞伎「ザ・歌舞伎」一座40周年記念公演

今年は、オーストラリア国立大学「ザ・歌舞伎」という学生歌舞伎倶楽部の40周年記念の年に当たり、本紙10月号でも既報の通り、「ザ・歌舞伎」は、その記念公演の一環として、9月の春休みを利用してメルボルン公演に出掛け、2カ所で2日ずつ、計4回の公演を行った。

その後、更に稽古を重ね、例年より遅く10月第1週目の連休週末にキャンベラ公演を行った。恒例の、オーストラリア国立大学(ANU)アジア・太平洋カレッジ日本センター及び在豪日本大使館共催の学生歌舞伎を中心とする「日本の夕べ」が、キャンベラ豪日協会などの協賛の下に、去る10月6日と7日の午後6時半より9時過ぎまで、同大学構内にある劇場「シアター3」で行われ、40年の歴史上初めて、両日共満員御礼の来場者でにぎわった。当日売りを当てにして来た来場者にはお引き取りを願うという結果になってしまったことを、紙面をお借りしてお詫び申し上げたい。

今年も、公演期間中、去る2011年3月の「東日本大震災」の被災者に対する義捐金を募り、2日間の公演で400ドル余りの寄付金が集まった。

「日本の夕べ」は前座として、雅楽演奏師土井幸宏さんの雅楽楽器「笙」と「篳篥」による「越天楽」と“There Must Be an Angel”の演奏で始まり、続いてナラバンダ・カレッッジ生徒による英語落語「饅頭怖い」と「茗荷宿」で雰囲気を盛り上げてもらい、歌舞伎の上演に移った。

今年の学生歌舞伎の演し物は、元々落語の名作を明治時代に榎戸賢治が歌舞伎用に脚本を書いた「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」で、今までANUでは3回上演されている。博打と酒で家庭崩壊をもたらした長兵衛という左官屋が、孝行娘の献身的犠牲に目覚め、人助けをして幸せをつかむという二幕二場の物語である。

今年は、40周年という節目の年のせいか、役者希望の学生が多く、40年の歴史上初めてダブル・キャスト(1役2役者)という試みを取り入れ、幾つかの役に2人の役者が1日ずつ挑むという配役を披露した。ANU学生歌舞伎の伝統で、主として男子学生が女形を、女子学生が男役を演じることに変わりはないが、その伝統に固執せず、男子学生にも女子学生にも自由に役を選んでもらった。主役が久々に日本人留学生だったことも特筆に値する。

日本語を理解しない観客の方が数の上では多いので、昨年度の字幕方式が好評だったこともあり、今年も、幾つかの英語の冗談を除いて台詞は全部日本語で通し、全ての台詞を英語の字幕にし、プロジェクターで舞台上方のスクリーンに映して観客に台詞の面白さも味わってもらった。長い日本語の台詞も、英語の字幕では簡略にまとめてしまうので、役者が長広舌を振るう前に、字幕を読んだ観客が笑い出してしまうということがしばしばあり、役者にとっては、初めての経験でやりにくい場面もあったのではないだろうか。

とにかく満席の観客席からの熱気が演じる役者にもしっかり伝わり、観客も、女形を演じる男子学生の裏声による女性の台詞や、男性役者が着る女性の着物や女性役者が身にまとう男性の衣装、また隈取りとまではいかないまでも役者の厚化粧、ちょっとした剽軽な仕草や演技などにどっと笑ってくれ、役者にとっては思い出に残る舞台になったことと思う。調子に乗った役者が、アドリプを連発し、字幕担当の裏方を慌てさせたほかは、プロンプターが開店休業状態という理想的な舞台で、まさに観客と舞台が一体となって、江戸で起こった人情噺に酔いしれた2日間だったように思う。

最後に私事で恐縮だが、今年の暮れで30年勤めたANUの職を辞す身にとっても、思い出深い公演であったことを記して、長い間の歌舞伎公演に対するご愛顧に感謝しつつ筆を擱きたいと思う。今後は、市井の一市民として、キャンベラにいる限り、学生歌舞伎の手伝いをさせてもらいながら、益々の発展を祈りたい。(投稿=オーストラリア国立大学アジア・太平洋カレッジ日本センター、歌舞伎演出・監督・池田俊一)

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