2018年1月 ニュース/コミュニティー

天皇誕生日祝賀レセプション開催

各界から300人以上が参加

在シドニー日本国総領事館は2017年12月5日、天皇誕生日(12月23日)祝賀レセプションをシドニー東郊ローズ・ベイにある在シドニー日本国総領事公邸で開催した。ニュー・サウス・ウェールズ州政府関係者や日本企業代表者ら、各界から300人以上が参加した。

レセプションの冒頭で、豪州海軍が君が代とアドバンス・オーストラリア・フェアを斉唱。竹若敬三・在シドニー日本国総領事は祝賀あいさつの中で、2017年の非常に良好な日豪関係を振り返り、安倍晋三首相のシドニー訪問や定期的に行われているトップ・レベルでの会談、更に日豪通商協定締結60周年などについて述べた。また、ニュー・サウス・ウェールズ州首相ベレジクリアン氏が就任後初の外遊先として日本を訪問したことについて触れ、日本とニュー・サウス・ウェールズ州の経済・文化における関係強化や活発な姉妹都市交流、学生間の交流なども言及した。

ニュー・サウス・ウェールズ州首相府政務次官ジェフ・リー氏による祝賀あいさつの後、代表者による鏡開きに続き、ニュー・サウス・ウェールズ州最高裁判所長官トム・バサースト氏と竹若総領事の音頭で乾杯を行った。会場では握りずしの実演が行われ、参加者は振る舞われた日本酒やさまざまな日本食材を楽しんだ。また日本とシドニー間の直行便を有する日系航空会社の紹介や和太鼓グループの演奏も披露された。

日本らしい鏡開きの風習に会場は盛り上がった
日本らしい鏡開きの風習に会場は盛り上がった
大人気・握りずしの実演
大人気・握りずしの実演

オーストラリアにおける危機管理の留意点を説明するボウデン氏
オーストラリアにおける危機管理の留意点を説明するボウデン氏

「安全対策セミナー」を開催

シドニー日本商工会議所(会頭=末永正彦:豪州新日鉄住金)と日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所、在シドニー日本国総領事館は2017年11月27日、「安全対策セミナー」を開催、約50人が参加した。

他国では残念ながら、テロが折々に発生しており、オーストラリアにおいても決して他人事ではない。セミナーでは、外務省本省及び在外公館の安全対策について在シドニー日本国総領事館の八重樫領事から、ジェトロの安全対策への取り組みなどについてジェトロの中里所長からそれぞれ説明された後、オーストラリアにおける最新のテロの動向などについて、危機管理の専門家であるBELTIN GROUPのジャスティン・ボウデン氏から説明を聞いた。

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


新春経済講演会・賀詞交歓会を開催

シドニー日本商工会議所(会頭=末永正彦:豪州新日鉄住金)の企画委員会(委員長=奥澤徹:野村オーストラリア)と金融・投資部会(部会長=中村聖二:三井住友海上火災保険)は2月5日、ラディソン・ブル・プラザ・ホテルで新春経済講演会・賀詞交歓会を開催する。

講師は、野村オーストラリアの協力により、野村総合研究所・主席研究員チーフ・エコノミストのリチャード・クー氏、更に、三菱東京UFJ銀行の協力により、三菱UFJモルガン・スタンレー証券・景気循環研究所長の嶋中雄二氏を迎え、2018年の世界経済や日本経済の見通しについて聞く。

申し込みは、シドニー日本商工会議所に問い合わせ申込用紙を取り寄せた後、必要事項を記入して同所へ送付する。

■JCCI新春経済講演会・賀詞交歓会
日時:2月5日(月)5PM~9PM
会場:ラディソン・ブル・プラザ・ホテル
料金:シドニー日本商工会議所会員$150、非会員$170(いずれもGST込み)
定員:80人(先着順)


2017年の法改正のポイントについて解説する加納氏
2017年の法改正のポイントについて解説する加納氏

シドニー・ビジネス塾を開催

シドニー日本商工会議所の企画委員会(委員長=奥澤徹:野村オーストラリア)は2017年12月12日、シドニー・ビジネス塾「2017年の法改正の動向」を開催、会員企業を中心に約40人が参加した。

講演では、クレイトン・ユッツ法律事務所のパートナー弁護士・加納寛之氏から、競争法や消費者法など、6つのテーマにおける2017年の法改正のポイントや実務への影響などについて説明を聞いた。

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


あいさつをする小林会長
あいさつをする小林会長
あいさつをする松尾首席領事
あいさつをする松尾首席領事
総合司会の山田さん(左)と岩崎さん
総合司会の山田さん(左)と岩崎さん
ギターを演奏する谷村さん
ギターを演奏する谷村さん

2017年クリスマス・パーティーを開催
シドニー日本人会

シドニー日本人会(会長=小林伸一:丸紅オーストラリア会社)のレクリエーション委員会(委員長=笠原昌哉:JTBオーストラリア)は2017年11月30日、キャプテンクック・クルーズの豪華客船“SYDNEY2000”で真夏の恒例イベント「クリスマス・パーティー」を開催。日本人会員を中心に78人が参加した。

今年の総合司会は、山田俊哉氏と岩崎久美氏が担当。小林会長による開会のあいさつ、松尾秀明首席領事による乾杯の音頭に続き、谷村昌彦氏によるギター演奏が披露された。日本人会員のボランティア・スタッフの協力の下、会員企業から寄贈された豪華賞品が当たるラッフル抽選会や、鈴木結氏の司会によるテーブル対抗トリビア・クイズなど、大盛況のパーティーとなった。

■シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
Email: jss@jssi.org.au
Web: www.jssi.org.au


働く女性のための異業種交流イベント開催

参加者とパネリストの皆さん
参加者とパネリストの皆さん

オーストラリア・ビジネス女子会は2017年12月12日、シドニーCBDのハーバート・スミス・フリーヒルズ弁護士事務所で「第3回働く女性の異業種交流@シドニー」を開催した。同イベントは外務省が主催する国際女性会議「WAW(World Assembly for Women)!」の公式サイド・イベントとして15年から行われている。今回はパネリストとして田中真実氏(田中不動産)、伊藤芳子氏(コニカ・ミノルタ・マーケティング・サービス)、下浦明子氏(大和ハウス・オーストラリア)、髙橋麻紀氏(パナソニック・オーストラリア)、岡本和枝氏(NSW大学人文社会学部)が登壇した。また、オーストラリア連邦科学産業研究機構の若松祐子氏が司会を務めた。

イベントは2部に分かれ、第1部では女性が社会で活躍するために必要なスキルやワーク・ライフ・バランス、第2部では「オーストラリアから日本を考える」をテーマに日本社会の働きやすい点、日豪の働き方の違いなどが話し合われた。同テーマの中でも「日本で女性が活躍する社会を作るために必要な変革」という若松氏からの問いには、多くのパネリストが「女性の意識改革」を課題に挙げた。イベントには働く女性だけでなく男性や学生も含め約110人が参加し、講演後の懇親会で食事やドリンクと共にパネリストとの交流を楽しんだ。


沖縄料理のディナー・イベント、華樹林で開催

シドニー北郊クローズネストにある日本食レストラン華樹林で2017年12月11日、沖縄料理のディナー・イベントが開催された。同イベントは、昨年9月に同店で行われた実力派日本人シェフ“サムライ7”が集結したディナー・イベントの第2弾として実現、今回はLe Trader French restaurantのヘッド・シェフである岡崎英樹氏、沖縄民間大使の比嘉恵子氏と共に華樹林のマスターすしシェフの松谷朋之氏、鉄板焼きシェフのジェームス・ウー氏が沖縄風にアレンジした料理全6品を提供した。

会場に訪れたメディア関係者や一般客約30人がウェルカム・ドリンクのゆず酒を始め、前菜に岡崎シェフによる、サーモンのコンフィ、海ぶどう、イクラと海草のサラダをシークワーサー・ドレッシング仕立て、ジェームス・シェフによる、エビとホタテのグリルとヒラヤーチ・パンケーキを堪能した。また、メインにはゴーヤーと華樹林特製「海老真丈」の沖縄風天ぷら、豚の角煮とひと口ソーキそば、パパイヤ・サラダと沖縄名物ニンジン・シリシリ、ジーマーミ豆腐など本格的な沖縄郷土料理が提供され、松谷シェフによる沖縄風漬けダレを使った握りずしとみそ汁、デザートには、岡崎シェフによるサーター・アンダギー・ドーナツとバニラ・アイスクリーム、紫芋のタルトでコースは締めくくられた。

イベントの主催者の1人松谷シェフは「シドニーで活躍する実力派日本人シェフをアピールする“サムライ”と題したイベントは今後も続けていきたいと考えており、今年初めに第3弾として出身地である北海道をテーマにしたディナー・イベントも企画しています」と話している。

左から岡崎英樹氏、比嘉恵子氏、松谷朋之氏、ジェームス・ウー氏
左から岡崎英樹氏、比嘉恵子氏、松谷朋之氏、ジェームス・ウー氏
新鮮なシーフードの前菜(岡崎シェフ)
新鮮なシーフードの前菜(岡崎シェフ)
沖縄風漬けダレを使った握りずしなど5貫(松谷シェフ)
沖縄風漬けダレを使った握りずしなど5貫(松谷シェフ)
オーストラリアではなかなか味わえない沖縄料理を楽しむ人でにぎわう会場
オーストラリアではなかなか味わえない沖縄料理を楽しむ人でにぎわう会場

左から川島浩子氏(SSI)、渡部重信氏(JCS副会長)、スティーブ・ゴーラブ氏(SSI)
左から川島浩子氏(SSI)、渡部重信氏(JCS副会長)、スティーブ・ゴーラブ氏(SSI)

NPO団体SSI、多文化コミュニティー貢献への表彰式開催

難民や障害者らへの支援を行うNPO団体「Settlement Services International(SSI)」は2017年12月5日、シドニー西郊バンクスタウンにある同団体のオフィスで多文化コミュニティーへの貢献を行った団体への表彰式を開催、日系団体・シドニー日本クラブ(JCS)にインクルージョン・アンド・コミュニティー・アプリシエーション・アワードを授与した。

当日、JCSからは副会長である渡部重信氏が出席。同団体が16年7月にオーバン植物園で開催されたフェイト、同年9月の「祭りジャパン・フェスティバル・イン・ウィロビー」で障害を持つ人へのサポート・スペースを提供し、日系コミュニティーでの障害についての意識・関心を高める試みが評価されての今回の受賞となった。


新規オープン「Raffine TOKYO」
プレ・オープン・イベントを開催

ラフィネ・グループの「BODY WORK AUSTRALIA」は2017年11月30日、グループ初のオーストラリア出店となるリラクゼーション・スペース「Raffine TOKYO」のオープンを記念し、関係者らが招待され一部の施術を体験できるプレ・オープン・イベントを開催した。「Raffine TOKYO」は、同年12月1日にシドニー中心部に位置する商業施設「The Galeries」内にオープンした癒しの空間。日本の伝統とモダンな雰囲気を融合させた店内では、日本人セラピストによる、アロマ・スウェディッシュ(オイル)やボディー・ケア(ノンオイル)、リフレクソロジー、ハンド・リフレクソロジー、フット・バスなどのきめ細やかな施術とサービスが提供される。

日本国内に約500店舗を展開するリラクゼーション・ブランド「ラフィネ」は、日本貿易復興機構(ジェトロ)が2017年2月に企画した「ジェトロ・オーストラリア(シドニー、メルボルン)サービス産業海外進出支援ミッション」の参加をきっかけにシドニーへの出店を検討、「Raffine TOKYO」のオープンに至った。

同イベントでは、予約制で約20人がセラピストによるボディー・ケア20分もしくはリフレクソロジー20分の体験サービス

和風モダンな雰囲気の店構え
和風モダンな雰囲気の店構え
リフレクソロジーの施術を体験する招待者
リフレクソロジーの施術を体験する招待者

車いすラグビー体験イベントは障害の有無にかかわらず多くの参加者でにぎわった
車いすラグビー体験イベントは障害の有無にかかわらず多くの参加者でにぎわった

国際障害者デー
各地で関連イベントが開催

社会における多様性の確保・啓蒙を目的とした期間「ソーシャル・インクルージョン・ウィーク」(2017年11月25日~12月3日)の最終日となった12月3日、「国際障害者デー(International Day of People with Disability)」としてシドニー北郊を中心に各地でイベントが開催された。

同日、マンリー・ビーチでは「マンリー・ビーチ・アクセス・デー」の名称で砂浜にマットが敷かれるなど車いすに乗る身体障害者にもビーチの利用を可能にするための取り組みが行われた他、同市北部ディー・ワイにある施設ノーザン・ビーチPCYCでは健常者も参加可能な車いすラグビーの体験イベントが実施された。

また、午後6時から同市北西・ハンターズ・ヒルのボロニア・パークで開催されたイベント「キャロルズ・イン・ザ・パーク」では、障害者の社会参加の援助を目的としたプログラム「アビリティー・リンクス」によって会場内に障害者のための休憩所が設けられるといった取り組みが見られた。同プログラムに唯一の日本人として携わる川島浩子氏は「障害を持つ方たちをサポートするためのシステムは整備されてきている。最初から諦めず社会とつながって欲しい」とコメントした。

ボロニア・パークでのイベントで設置された障害者のための休憩所
ボロニア・パークでのイベントで設置された障害者のための休憩所
休憩所には子どもが遊びに来るなど多様性のある光景が見られた
休憩所には子どもが遊びに来るなど多様性のある光景が見られた

熱心に話を聞く参加者たち
熱心に話を聞く参加者たち

ジャパニーズ・ケアラーズ・グループ学習会を開催

シドニー北部を拠点に活動する障がい児の親の会(NPO)「ジャパニーズ・ケアラーズ・グループ」が2017年11月29日、「NSW Fair Trading」よりプロジェクト・オフィサーのモリー・ソウ氏をゲスト・スピーカーに招き、チャッツウッドで学習会を開催した。

同会には11人が参加し、京子プラックストーン氏の通訳を通し、政府の障がい者支援機関制度NDISに関連した、消費者である介護者及び障がい者の権利などを守るために必要な契約時の注意事項などを学んだ。さまざまな事例に対し、参加者らから活発に質問が上がり充実した学習会となった。

同グループは毎月2回定例会を行っている。参加希望の方は下記まで連絡を。

■ジャパニーズ・ケアラーズ・グループ定例会
日時:毎月第2、4水曜日10:30AM~12:30PM
Tel: 0411-139-872(代表:ひとみグッドウィン)
Email: japanesecg@gmail.com


卒業生と担任教員、在校生の皆さん
卒業生と担任教員、在校生の皆さん

JCS日本語学校シティー校、卒業式を挙行

シドニー日本クラブ(JCS)日本語学校シティー校は12月9日、ウルティモ・パブリック・スクールで12年生の卒業式を行い、4歳から同校に通い続けた加藤夕奈さんとコステロ・シュボーンさんが卒業した。卒業生それぞれの思いが語られたスピーチは会場に大きな感動を与え、参列した教員や在校生、そして多くの保護者が涙を流した。卒業生は時に日本語を難しく感じ、日本語学校を辞めたいと思った辛い時期もあったが、担任の先生や保護者からのサポートによって乗り越えられたことに感謝を述べ「在校生にも頑張って日本語を続けて欲しい」と伝えた。また、クラスの仲間との絆が深まったことが何よりも宝になっているようで、学校側は「これからも多くの日本語を学ぶ生徒をサポートし、卒業生を送り出していきたい」と話した。

JCS日本語学校シティー校では12年生まで楽しく日本語を学ぶことができ、現在も多くの高校生が通学している。同校では3歳半から12年生までの新・編入生を募集中。


太鼓デュオ、篠笛奏者によるライブ開催

池川正恵氏とグラハム・ヒルゲンドルフ氏による太鼓デュオ「YuNiOn(ユニオン)」が、2018年1月21日に日本から篠笛奏者の狩野泰一氏を迎えて篠笛と太鼓のコラボレーション・ライブを開催する。また1月17日、18日、20日の3日間にわたって狩野氏による篠笛のワークショップが行われる。狩野氏はこれまで世界30カ国で2,000回以上の公演を行い、日本古来の篠笛の可能性を広げてきた第一人者。予約・問い合わせは下記まで。

■YuNiOn presents Master Japanese flautist Mr.Yasukazu Kano
コラボレーション・ライブ<Live in Concert Japanese Jazz Jam>
日時:1月21日(日)6:30PM~(5PM開場)
会場:Lazybones Lounge(マリックビル)(294 Marrickville Rd., Marrickville)
料金:$20、子ども(5~16歳)$10
ワークショップ
日時:1月17日(水)<Beginners Flute Workshop>1月18日(木)<Flute Workshop>両日7PM~9PM
会場:YuNiOnスタジオ(ウルティモ)
ワークショップ<Birdcall Workshop>
日時:1月20日(土)10AM~12PM
会場:Wilkins Green(Wilkins Public School)
料金:$25
Email: masae.yunion@gmail.com
Web: www.yunion.org


三重県伊賀市、シドニーで伝統工芸品をPR
「Wabi-Sabi Gallery」を市内で開催

2017年12月9日に開催された「祭りジャパン・フェスティバル2017」へのブース出展で来豪した三重県伊賀市は同月10~12日、伊賀の伝統工芸品である伊賀焼と伊賀組紐を展示する「Wabi-Sabi Gallery」をシドニー市内メトロ・ホテル・マーロー・シドニー・セントラルで開催した。

9日の「祭り」では伊賀忍者のブースを出展し忍者の魅力を伝えたが、同ギャラリーではもう一方の魅力である工芸品を前面に押し出す形となった。会場には「祭り」をきっかけに伊賀に興味を持った人びとが多く訪れた。

伊賀焼は土の風合いが特徴として知られ、色や形が個性的で料理をよりおいしく見せると言われている。また、耐火性が非常に高いため、土鍋などにも向く。伊賀で焼き物文化が育った背景に、伊賀が良質な陶土の産地であること、薪に最適な赤松の森林が豊かであったことが挙げられる。

また、伊賀組紐は奈良時代、仏教伝来と共に大陸から伝えられたとされ、絹糸を主に、金銀糸などを組み糸に使い、伝統的な組台で作られる伝統的な工芸品だ。特に手で組み上げる手組紐がよく知られる。人気アニメーション映画『君の名は。』で、重要なアイテムとして登場したことで国内外での認知も高まっているという。

伊賀のPRを行う松樹舎の伊藤正巳氏と伊賀上野観光協会の福井英恵氏
伊賀のPRを行う松樹舎の伊藤正巳氏と伊賀上野観光協会の福井英恵氏
会場には伊賀に興味を持つオーストラリア人も多く訪れた
会場には伊賀に興味を持つオーストラリア人も多く訪れた

日本の新米「コウノトリ育むお米」
シドニーで初のPRを実施

日本の食文化を豪州に広める活動を展開するSDマーケティング・グローバルは2017年12月10日、16日、23日の3日間、シドニー北部ミルソンズ・ポイント駅隣接のキリビリ・マーケットでシドニーでは初となる兵庫県但馬産こしひかり「コウノトリ育むお米」のPRを実施した。PRでは、同米を使用したおにぎり「梅干し・かつおぶし」「ツナマヨネーズ・海苔」「鮭・イクラ」「天むす」「ひつまぶし」5種がシェフによって実演販売され、1日140個以上が売れるなど盛況を見せた。

同米の生産地・兵庫県豊岡市は特別天然記念物・コウノトリの国内最後の生息地で、同米はコウノトリが生息できる豊かな自然環境を守るために農薬・化学肥料の不使用に加え、田んぼの水管理を徹底する特別農法で栽培されている。味について、おにぎりの調理に当たった河野巧氏(レストラン四季)は「米自体の個性は強くないが、素材そのものの味わいを楽しむことができる」と特徴を語った。

同米はこれまで海外4カ国で販売が展開されてきたが、同社代表の尋木由理氏は「食文化の異なる白人消費者の反応を行政に届け、2018年以降の豪州での本格的な展開につなげていきたい」と今後の展望を述べた。

1日に何度も足を運ぶリピーターもいるなど「おにぎりスタンド」は盛況を見せた
1日に何度も足を運ぶリピーターもいるなど「おにぎりスタンド」は盛況を見せた
特別農法で栽培され環境に優しい「コウノトリ育むお米」
特別農法で栽培され環境に優しい「コウノトリ育むお米」

■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

レンブラントとオランダ黄金時代:アムステルダム国立美術館名作展

Rembrandt Harmensz van Rijn 'Self-portrait as the apostle Paul' 1661 Rijk smuseum, de Bruijn-van der Leeuw Bequest, Muri, Switzerland
Rembrandt Harmensz van Rijn ‘Self-portrait as the apostle Paul’ 1661
Rijk smuseum, de Bruijn-van der Leeuw Bequest, Muri, Switzerland

2017年11月から始まったNSW州立美術館の“レンブラントとオランダ黄金時代:アムステルダム国立美術館名作展”は、2月18日で終了します。まだ足を運んでいない方は、ぜひお見逃しなく!

本展では、全78作品がジャンルごとに8つの部屋に分かれて展示されています。そのうち、レンブラントの油彩は6点、エッチングは16点あり、一部屋丸ごとレンブラントの部屋があります。この部屋の中心は、レンブラントが使徒パウロに扮した55歳の時の油彩自画像ですが、もう1つ、その30年前に描かれた彼の25歳の時のエッチングによる自画像も展示されています。画家が人生を通じて追求した明暗法がどちらにも取り入れられていますが、自信に満ち溢れた若者の姿と、妻に先立たれ破産も経験した55歳の巨匠の姿を見比べてみると画家の歩んだ人生を感じられるかもしれません。また、あらゆるジャンルの絵画を手掛けたレンブラントですが、現存する彼の静物画は、本展の孔雀を描いた1点のみと言われます。

全展示作品の横には、タイトルなどと共に使用した画材の記載があります。16点ある彼のエッチング作品では、その幾つかに「Oriental paper」との記述があります。「Oriental paper」は、当時、交易によりオランダに渡った中国や日本の紙です。オランダは、ヨーロッパで評価される紙を作る国だったそうですが、チャレンジ精神旺盛だったレンブラントは、遠く海を渡ってきた紙も彼の作品に使ってみたかったのでしょう。通称”百ギルダー版画“と呼ばれるエッチングの傑作、「キリストの伝道」と題した本展展示作品にもこの紙が使われています。たった1枚の刷りを競売で買い戻すのにレンブラント自身が100ギルダーの大金を投じねばならぬ羽目になったほどの人気で称賛の的となった作品です。こちらもお見逃しなく。

その他の部屋は、レンブラントと同じく17世紀オランダで活躍したさまざまな画家の作品が、肖像画、航海の絵画、風景画、風俗画、静物画、歴史画などのジャンルによってまとめられ、まだ写真のなかった時代の丁寧な写実の世界が繰り広げられています。敬虔(けいけん)なキリスト教の教えに従って、限りあるこの世での人生を節度を持って生きる人びとの姿を描き、当時のオランダ市民生活の一端を垣間見ることができます。

本展の日本語ツアーでは、部屋ごとに見るべきハイライト作品を選りすぐり、楽しみながら作品をご鑑賞頂けるようご案内致します。ぜひご参加ください。

日本語ガイド・ツアーは、展覧会開催中、毎週土曜日午前11時からです。(投稿:コミュニティー・アンバサダー:鴨粕弘美)

■レンブラント・オランダ黄金時代展
日時:開催中~2月18日(日)、10AM~5PM、水曜のみ10PMまで
会場:Art Gallery of New South Wales, Lower level 1, Major Exhibition Gallery (Art Gallery Rd., The Domain NSW)
料金:大人$24、コンセッション$21、メンバー$18、子ども$14(12~17歳)、家族(大人2人+子ども3人まで)$62
Tel: (02)9225-1700 (英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au (日本語可)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au/calendar/japanese-language-guided-tour


SBSラジオ日本語放送1月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

1月のシドニーサイドでは、12月にシドニーで開かれた祭りジャパン・フェスティバルに出演した琉球忍者へのインタビューや、シドニーの朗読グループ「声」による朗読劇などを放送する予定。また、オーストラリア在住の作家・岩城けいさんのインタビューや、NSW州立美術館の「レンブラント・オランダ黄金時代展」の解説など、聞き逃してしまった先月の放送もSBSのウェブサイトで聞くことができる。次回は1月25日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


■リポート

メルボルンに新しく誕生
コーヒー・ウォーキング・ツアー

2017年12月、メルボルンに日本人を対象としたコーヒーの体験型散策ツアーが新しく誕生した。一般ツアーの開始に先駆け、同月8日に行われたメディア関係者向けイベントに訪れ、同ツアーを主催する「Cuppa Academy」代表・セレステ・コラボス氏に話を伺った。また、ツアーの様子も併せてお届けする。(取材=菅野誠一郎)

コーヒー・ウォーキング・ツアーの運営を行うセレステ・コラボス氏は、同事業を立ち上げるに当たり、メルボルンの第一線で活躍するコーヒー・スペシャリストの日本人を探していたところ、ラテ・アート世界チャンピオンの下山修正氏と出会い意気投合、2人で事業を進めて行くことになったという。更に、ヘッド・ツアー・ガイドに焙煎士の石渡俊行氏を迎え、ツアーを開始させた。セレステ氏は現役で活躍する弁護士でもあり、日本での勤務経験から「有名な観光地を巡るメルボルン旅行も良いが、もっと隠れた名所を知ってこの街の面白さを知ってもらいたい。そのためにこの事業を立ち上げた」と話す。

全5店舗を巡る同ツアーの魅力の1つに挙げられているのが「驚き」だ。ルートは回ごとに異なる可能性があり、ミステリー・ツアー感覚で楽しめる。主催者は新たなコーヒーやカフェが登場するたびにツアーで訪れるカフェを再考し、その日の天候や祝日などの要因も考慮するという。実際に足を運んだ際の楽しみを半減させないためにも、訪れる店の名前は1店舗目以外は伏せられたままとなる。

まず、集合場所となったのはメルボルン市内中心地に位置するパーラメント駅からすぐの所にある「Market lane Coffee」。メイン・ストリートに面した同店では、3種類の豆のうち1つテイスティングをすることができ、オリジナルのコーヒー・カップがプレゼントされ、色は6種類から選ぶことが可能だ。このカップにコーヒーをリフィルする形でツアーを楽しめる。

左から石渡俊行氏、セレステ・コラボス氏、下山修正氏
左から石渡俊行氏、セレステ・コラボス氏、下山修正氏
ツアー参加者にプレゼントされるオリジナル・コーヒー・カップ
ツアー参加者にプレゼントされるオリジナル・コーヒー・カップ

2店舗目はCuppa Academyお薦めのカフェ。同店では好きな味のマカロンを1つ頂ける。店の歴史、お薦めのフレーバー、人気の理由などを聞きながら、おしゃれな雰囲気を堪能する。世界中から愛される老舗紅茶ブランド、マリアージュ・フレールの紅茶が置いてあり、無料で試飲することもできる。

続いてメルボルン発のチョコレート専門店に案内され、トリュフ・チョコレートとホット・チョコレートを堪能。お土産に、と手渡されたおしゃれな紙袋の中には、ギフト・ボックスに入ったチョコレートや可愛らしい星の形のチョコレートが入っていた。

カラフルで可愛いマカロンと紅茶がおいしいお店
カラフルで可愛いマカロンと紅茶がおいしいお店
ツアー中に訪れるカフェの店内
ツアー中に訪れるカフェの店内

次に訪れたのは、エスプレッソを更に濃厚にした「リストレット」をラテで味わう、その名も「Magic」を飲むことができるカフェ。深い味わいながらも苦すぎることがなく、飲みやすいのが印象的だった。これらの専門用語はツアー・ガイドの石渡氏が初心者でも分かるよう丁寧に説明してくれるので心配が要らない。

そして最後に、看板もサイン・ボードもなく、ビルの一角にたたずむ、知る人ぞ知る有名店を訪れた。店内にいすはなく、フード・メニューもない、こだわりの店だ。紹介されなければ出合うことが難しい、そんな隠れた名店の気になるコーヒーの味は思わず無言で首を縦に振ってしまう納得の味。

セレステ氏や下山氏、石渡氏の人柄やコーヒーへの熱い思いを聞きながらプライベート・ツアー感覚で巡るカフェは、個人で訪れるのとは違い、より一杯「Cuppa」(オージー・スラングで「一杯」という意味)のコーヒーを深く味わいながら会話を楽しむことができる。

家族や友人とメルボルンを訪れる際は、観光地を巡るプランの隙間にこちらのコーヒー・ツアーを組み込んでみてはいかがだろう。

■Cuppa Academy Pty. Ltd.
Web: www.cuppaacademy.com.au
Email: enquiries@cuppaacademy.com.au
Facebook: www.facebook.com/cuppaacademy
Instagram: @cuppaacademy

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