2018年6月 メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース

恒例ジャパン・フェスティバルが開催

大勢の来場者でにぎわう

オープニング・セレモニーでの鏡割りの様子
オープニング・セレモニーでの鏡割りの様子

メルボルンで毎年恒例となっている「JCVジャパン・フェスティバル」が5月20日、ボックス・ヒル・タウン・ホールで開催され、会場は多くの来場者でにぎわった。主催者発表では来場者数は約4,000人。少年少女らによる和太鼓演奏で始まったオープニング・セレモニーでは、主催したビクトリア日本クラブ(JCV)のデービス啓子会長、在メルボルン日本国総領事館の松永一義総領事及びホワイトホース市議会のアンドリュー・デボンポート市長らが開会のあいさつを述べ、今年で19回目を迎える同祭典の開幕を祝った。

時折、小雨の降るあいにくの空模様となったが、艶やかな浴衣姿や着物姿、日本のアニメなどのキャラクターになりきったコスプレ姿の人が多く見られた。会場では日本文化を紹介するイベントや展示、パフォーマンス、日本関連商品などが販売され、日本食の屋台エリアではたこ焼きや焼きそばなどの定番お祭りフードに長い行列ができた。

日英バイリンガル教育のハンティングデール小学校による和太鼓演奏
日英バイリンガル教育のハンティングデール小学校による和太鼓演奏

メイン・ステージでは地元小学校によるソーラン・ダンス、和太鼓、コーラスなどの披露の他、地元道場生による空手や弓道などの武道デモンストレーション、着物やコスプレのコンテストなどが行われ、来場者の目を楽しませていた。また、茶道裏千家淡交会による茶会や折り紙ワークショップなど体験参加型のプログラムが人気を集めた他、マグロの解体ショーや四国・瀬戸内地域の日本酒テイスティングにも多くの人が詰めかけた。

実行委員長を務めたデービス啓子JCV会長は「イベントを陰で支えた多くのボランティア・スタッフ、110を超えるブース出店者、スポンサー各社、各界の方々のご協力により19回目となる今フェスティバルをつつがなく開催することができ、感謝に堪えない」と話した。


「美ら島の唄コンサート」開催約200人

沖縄音楽を楽しみに多くの人が会場に足を運んだ
沖縄音楽を楽しみに多くの人が会場に足を運んだ

メルボルン市内の教会(Church of All Nations)で4月21日、沖縄在住のプロ歌手で、伝統楽器の三線(さんしん))演奏家として活動する美音(みおん)さんによる「美ら島の唄コンサート」が開かれた。

地元市民ら約200人が来場したこのコンサートは、メルボルン在住の沖縄音楽バンド「いちまでぃん」と、オーストラリアで沖縄の文化や芸能を紹介する「豪州かりゆし会」が主催したもので、「いちまでぃん」の他、箏奏者のブランドン・リー氏、シドニーで活動するシンガー・ソング・ライター飯島浩樹氏、現在ワーキング・ホリデーでメルボルンに滞在している沖縄出身の大城万理奈さんらが演奏や琉球舞踊を披露した。

会場には、松永一義在メルボルン日本総領事夫妻も駆けつけ、美音さんが演奏する沖縄古典音楽を堪能。コンサートのクライマックスには、他の来場客らと一緒に観客席から立ち上がり、沖縄伝統の踊り、カチャーシーを踊るなどした。演奏家の美音さんは「皆さん、聞くところはすごく真剣に聞いてくださって、そして盛り上がるところは一緒に盛り上がってくださって、沖縄の風をメルボルンに少し吹かすことができたと思います」と感想を述べた。また、今回のコンサートには、沖縄県読谷村の観光関係者ら10人も応援に駆けつけ、地元の名産品などを会場で販売し、沖縄の観光PRも行った。


開催に先駆け、メルボルンに訪れた元レアル・マドリードのロナウド選手(中央)
開催に先駆け、メルボルンに訪れた元レアル・マドリードのロナウド選手(中央)

世界最高のクラブ「レアル・マドリード」のイベントを開催

6月14日から開催する2018年FIFAワールド・カップ・ロシア大会を控え、「レアル・マドリード・ワールド・オブ・フットボール・エクスペリエンス」がメルボルンで世界に先駆けて開催される。世界最高のフットボール・クラブとして名高いレアル・マドリードはこれまでに欧州クラブ王者として12回、スペイン国内リーグでは33回も王者の座に就いた実績を誇るチームだ。展示では116年の偉大な歴史を振り返り、トップ・クラブのサッカー文化に触れる貴重な経験ができる。また、デジタルを駆使して360度から試合を体感できるマッチ・デーの疑似体験のスペースや、クラブの歴史を飾る多くのトロフィーなどコレクションも展示し、幅広い年齢のファンが楽しめる内容だ。

■レアル・マドリード・ワールド・オブ・フットボール・エクスペリエンス
日時:6月9日(土)~8月5日(日)
場所:Melbourne Museum Plaza, Royal Exhibition Building, 9 Nicholson St., Carlton, VIC
料金:大人$35、コンセッション・子ども(4~16歳)$19. 50
Web:www.realmadridwof.com


シドニー・ベイリュー・マイヤー氏が旭日小綬章受章を受章

政府は4月29日、平成30年春の外国人叙勲受賞者140人を発表した。オーストラリアVIC州からはシドニー・ベイリュー・マイヤー氏(92)が選ばれた。同氏はオーストラリアにおける日本美術の紹介、並びに日本・オーストラリアの芸術家育成活動の促進及び相互理解に寄与した功績が認められた。マイヤー氏は故シドニー・マイヤー氏の次男として生まれ、マイヤー・デパートなどを含むマイヤー財団の会長、日豪交流基金副会長などを務めた。現在もアジア・リンク後援者としてアジアとオーストラリアを結ぶ多くの活動を支援している。


小売価格は1本6ドル、市内の酒店やオンラインで購入可能。取扱店の一覧はウェブサイト(www.templebrewing.com.au)で検索が可能
小売価格は1本6ドル、市内の酒店やオンラインで購入可能。取扱店の一覧はウェブサイト(www.templebrewing.com.au)で検索が可能

日豪合作「OKINAWA SOUR」
サワー・ビールを発表

メルボルンのブランズウィック・イーストに本社を構えるテンプル・ブリューイング・カンパニー(ケン・オング社長)は5月8日、沖縄県大宜味村のシークワーサーを使ったビール「OKINAWA SOUR(オキナワ・サワー)」の新しくなった味を楽しんでもらおうと、発売記念パーティーを開催した。2017年から沖縄県の沖縄特産販売と共同開発し販売しているサワー・ビールだが、発売以来、基本の味を守りながらも、常に改良を重ねてきた。日本ではなじみの少ないサワー・ビールだが、酸味、渋味のある爽やかな飲み口のフルーツ・ビールは料理との相性も良く、オーストラリアで消費を伸ばしている。同社はペールエールなど4商品を出しているが、「OKINAWA SOUR」は5番目の有力商品だ。

「OKINAWA SOUR」のプロデュースに携わる田村史氏
「OKINAWA SOUR」のプロデュースに携わる田村史氏

醸造担当者のシェーン・ファーガソン氏は「シークワーサーの酸味を生かし、更にすばらしい味に仕上がった」と胸を張る。シークワーサーは2次発酵の際に入れるが「酸味・苦み・甘さ」のバランスが決め手で、、酸味の加減が一番難しいと言う。また、この商品のプロデュースに携わったのが、会場にもなった「ホース・バザー」のオーナーの田村史氏だ。「数年前、取引先だった同社にシークワーサーの独特の苦みはビールに合う」とアドバイスしたことから始まった。田村氏は「オーストラリア国内で毎月1,200リットルを売り上げる人気商品。沖縄県内の小売店からも取り扱いを始めたいと要望があり、早ければ年内にも販売を開始したい」と話す。更に今後は沖縄県内だけでなく、日本国内の販売拡大も視野に入れているとし、日本でのサワー・ビールの火付け役になるかVIC州産のビールに期待が掛かる。

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