2018年9月 ニュース/コミュニティー

日本産食品業者が多数来豪

和牛のプロモーション・イベントが開催

出倉秀男氏によるしゃぶしゃぶのデモ(左から2人目)
出倉秀男氏によるしゃぶしゃぶのデモ(左から2人目)

日本貿易振興機講シドニー事務所(ジェトロ・シドニー)は8月20日、農林水産省の「戦略的輸出拡大サポート事業」の一環として、ソフィテル・シドニー・ウェントワース・ホテルで「シドニー日本産農水産物・食品輸出商談会(以下商談会)」及び「日本産牛肉輸出再開に伴う日本産食材プロモーション・イベント(以下和牛プロモーション・イベント)」を開催した。後援は在シドニー日本国総領事館。商談会には需要の高い和牛を扱う大手食肉メーカー9社が参加した他、水産物・水産加工品2社、調味料を扱う会社7社、菓子メーカー2社と計20社の日本企業が参加、和牛プロモーション・イベントには200人以上の現地関係者が集まった。

全国食肉学校・田中智洋講師がカッティングしたしゃぶしゃぶ肉でできた花模様
全国食肉学校・田中智洋講師がカッティングしたしゃぶしゃぶ肉でできた花模様

商談会で設置された各ブースにはではこの度輸入解禁された和牛を始め、さまざまな商品が並べられると共に試食品も用意された。商談会・和牛プロモーション・イベント各会場で設置されたステージ上では、農林水産省食料産業局長より「日本食普及の親善大使」に共に任命された出倉秀男氏、アダム・リアウ氏による商談会出品者の食材を用いた料理デモンストレーションや、和牛のカッティング・デモンストレーションなどが行われ、現地のレストラン関係者の注目を集めた。

和牛のオーストラリアへの輸入は、2001年9月にBSE(牛海綿状脳症)が発生して以来17年間にわたり停止されていたが今年に入り輸入が解禁。農林水産省は5月29日、厚生労働省の輸出施設の認定条件を満たしている施設に認可を与えることを発表した。

イベントを主催したジェトロ・シドニーの中里浩之所長は「商談会を通して現地の人の和牛への関心が高まっていることを実感している。今後の和牛を含むさまざまな日本産の食料の需要が増加することを期待したい」と話している。

和牛プロモーション・イベントに合わせて来豪した上月良祐・農林水産大臣政務官は「人と人とのつながり、農業分野での友好関係・協力関係を深め、お互いの強みを組み合わせたウィン・ウィンな関係を築いていきたい。上質である一方、高額という弱みもある。和牛の売り込み方に注意しながら、お肉という『物』だけではなく日本食の良さを楽しむ『事』として浸透することを目指したい。オーストラリアは日本より肉の消費量が多く、所得水準も高い国の1つでもあり、輸出拡大のチャンスがそろっている」と話した。

オーストラリアは、日本からの農林水産物・食品輸出額が第9位の輸出先であり、2012年から輸出金額は約2倍となっている。しかし、日本産食品はまだオーストラリア市場にほとんど出回っておらず、輸出拡大の余地があり期待を集めている。

日本産和牛の詳細を聞くヴィックス・ミート社長のアンソニー・プアリッチ氏
日本産和牛の詳細を聞くヴィックス・ミート社長のアンソニー・プアリッチ氏
マスターシェフ・アダム・リアウ氏による牛丼調理デモ
マスターシェフ・アダム・リアウ氏による牛丼調理デモ
レセプションであいさつする農林水産省大臣政務官・上月良祐政務官
レセプションであいさつする農林水産省大臣政務官・上月良祐政務官
和牛再輸出を記念した鏡開きも行われた
和牛再輸出を記念した鏡開きも行われた

農水省とNSW州第一産業省
農業・食料分野協力のハイレベル会合実施

農林水産省とNSW州第一産業省は8月20日、シドニーCBD南郊のホリデー・イン・シドニー・エアポートで農業・食料分野における協力に向けたハイレベル会合を実施した。同会合には、上月良祐農林水産大臣政務官とナイル・ブレアNSW州第一産業大臣が出席、約1時間にわたり日豪両国による協力の連携推進に向けた枠組み作りの議論が行われた。

また会合に先立ち、上月良祐農林水産大臣政務官は同日の午前9時半から1時間、シドニー・フィッシュ・マーケットの視察を行った。同フィッシュ・マーケットのジェネラル・マネージャー、ブライアン・スケッパー氏による説明の下、卸売場、小売店、シーフード・スクールと場内全体を視察、取引量や競りの方法、魚介類の販売状況などを確認した。視察後は場内会議室で、2022年10月に予定されている同フィッシュ・マーケットの移転に向けての、日本側からの技術協力・人的交流などについて話し合いが持たれた。

ハイレベル会合に出席したナイル・ブレアNSW州第一産業大臣(左)と上月良祐農林水産大臣政務官(右)
ハイレベル会合に出席したナイル・ブレアNSW州第一産業大臣(左)と上月良祐農林水産大臣政務官(右)
上月良祐農林水産大臣政務官(中央)は、会合に先立ちシドニー・フィッシュ・マーケットを視察した
上月良祐農林水産大臣政務官(中央)は、会合に先立ちシドニー・フィッシュ・マーケットを視察した

シドニー日本商工会議所
2018/19年度委員長・部会長が決定

シドニー日本商工会議所(会頭=小山真之・豪州三井物産)は、8月9日に開催した役員会で今年度の委員長と部会長を決定した。各委員長、部会長は以下の通り。

【委員長】(敬称略)

企画委員会:小西敦史(日立オーストラリア)
編集委員会:中里浩之(ジェトロ・シドニー事務所)
ゴルフ委員会:定行亮(全日本空輸株式会社シドニー支店)

【部会長】(敬称略)

電子機器部会:岡本浩一(ブラザー・インターナショナル・オーストラリア)
金融・投資部会:梶井孝充(三井住友銀行)
機械・建設・自動車部会:小林秀岳(オーストラリア岡谷鋼機)
資源・エネルギー部会:齊田忠勇(オーストラリア住友商事会社)
観光・運輸・通信・生活産業部会:定行亮(全日本空輸株式会
社シドニー支店)

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


東京・銀座「はっこく」すしシェフ・佐藤博之氏来豪

左からSOKYOのすしシェフ・佐野隆氏、佐藤博之氏、モンティー・クロドロヴィック氏、ますやのすしシェフ・大江利彦氏、ピアモント・シーフードの石井誠人氏
左からSOKYOのすしシェフ・佐野隆氏、佐藤博之氏、モンティー・クロドロヴィック氏、ますやのすしシェフ・大江利彦氏、ピアモント・シーフードの石井誠人氏
1つひとつ丁寧にすしを握る佐藤氏。イベント前日に訪れたフィッシュ・マーケットではマグロを始め、オーストラリアの魚介類のクオリティーの高さに驚いたと語った
1つひとつ丁寧にすしを握る佐藤氏。イベント前日に訪れたフィッシュ・マーケットではマグロを始め、オーストラリアの魚介類のクオリティーの高さに驚いたと語った

シドニー東部ボンダイ・ビーチにあるレストラン「Icebergs」で8月16日、東京・銀座「はっこく」のオーナーですしシェフの佐藤博之氏を迎え、マグロづくしのメニューが振る舞われるイベントが開催された。同日、昼間はフード・ライターなどを中心にメディア関係者ら約20人の参加者が集まり、夜は一般客が招かれディナーを堪能した。

同氏は、「鮨とかみ」を「ミシュラン東京2014」で1つ星に輝かせたことで注目を集めている。2017年3月に同店を後進に譲り独立し、18年2月に銀座に「はっこく」をオープンさせた。赤酢を使ったしゃりと、マグロのうまさが絶品のレベルの高いすしが好評で、既に入店の予約は数カ月待ちだという。

同イベントは、Icebergsのエグゼクティブ・シェフ・モンティー・クロドロヴィック氏が日本を訪れた際に佐藤氏の店に足を運んだことがきっかけで交流を深め実現した。

佐藤氏は「日本に店を構えているが、今後も今回のイベントのように世界中のシェフとつながり面白いことをやっていけたらうれしい」とコメント。その後、8月18日にシドニー・シティー中心部にある日本食レストラン「居酒屋ますや」で行われたマグロの解体ショーに出席し、翌19日には、サリー・ヒルズにある「The Dolphin Hotel」でのディナー・イベントですしを握った。


久保田試飲会、和牛試食会、東京マートで開催

シドニー西郊ノース・ブリッジにある日系スーパーマーケット・東京マートで8月18日、新潟県の蔵元・朝日酒造の人気ブランド久保田の試飲会が開催された。試飲会では久保田シリーズの最高峰として知られる「萬寿(まんじゅ)」を始め、「碧寿(へきじゅ)」、「紅寿(こうじゅ)」、「翠寿(すいじゅ)」の4種類を試飲することができた。

また、今年輸入解禁された日本産の「和牛」の試食会も同時開催された。東京マートで既に販売が開始されている「全国和牛チャンピオン」で総合優勝を獲得したブランド牛である鹿児島県産の「黒牛」が提供され、来場者は舌鼓を打った。「黒牛」の輸入代行は食肉卸販売の大沢エンタープライズが行っている。

左から遠藤好一氏(朝日酒造株式会社)、大沢紀三夫氏(大沢エンタープライズ)、梅田博司氏(ジュン・パシフィック)
左から遠藤好一氏(朝日酒造株式会社)、大沢紀三夫氏(大沢エンタープライズ)、梅田博司氏(ジュン・パシフィック)
和牛は入荷するとすぐに売り切れてしまうという
和牛は入荷するとすぐに売り切れてしまうという

大阪市の高校生、UTSのスタディー・ツアーに参加

豪州での大学生活の体験を目的に来豪した大阪市立高等学校の生徒20人が7月17日から25日にかけて、シドニー工科大学(UTS)で行われたスタディー・ツアーに参加した。

同ツアーは、UTSとパスウェイ・カレッジであるUTSインサーチ(UTS Insearch)が提供する国際プログラムの一環で、生徒に国際教育についての知見と留学体験を味わう機会を与えるものだ。同ツアーの運営に携わったUTS Insearchパートナー・マネージャーのアミ・ブロイトマン氏は、「在校生と英語を練習したり、UTSのキャンパスや学習施設を利用することで、生徒たちはUTS Insearchの学生としての生活を体験できたと思います」と語った。

また、大阪市立高等学校の教師・岩崎博司氏は「UTS Insearchの優秀な英語教師から英語を学ぶことで、生徒たちは異文化理解とコミュニケーション・スキルという、国際化が進む世界における2つの重要なスキルを高めることができた」と振り返った。

同ツアーの中では、UTSサイエンス学部の220人を同時に収容できる総合的科学実験室「Super Lab」の訪問と、UTS科学捜査ラボでの「殺人事件の解決」の模擬体験が特に関心を集めた。

左からUTS Insearchパートナー・マネージャー・アミ・ブロイトマン氏、大阪市立高等学校教師・岩崎博司氏、谷直美氏、UTS Insearchパートナー・マネージャー・へレン・ファン氏
左からUTS Insearchパートナー・マネージャー・アミ・ブロイトマン氏、大阪市立高等学校教師・岩崎博司氏、谷直美氏、UTS Insearchパートナー・マネージャー・へレン・ファン氏
最大220人が異なるクラスで作業できる総合的科学実験室「UTS Super Lab」
最大220人が異なるクラスで作業できる総合的科学実験室「UTS Super Lab」

法要の様子
法要の様子

カウラ・ブレイクアウト追悼式典で戦没者を偲ぶ

ブレイクアウトから74年目となる今年の8月5日、カウラ戦没者墓地で草賀純男・駐オーストラリア特命全権大使と郁子夫人、防衛駐在官・天野晋介一等海佐、そして野下茂助一等陸佐らの臨席の下、ビル・ウェスト・カウラ市長、ジョノ・ウェバー・カウラRSL代表、ゴードン・ロール・カウラ・ブレイクアウト協会代表と、ハービー・ニコルソン同副代表、ローレンス・ライアン同メディア担当、ボブ・グリフィス・カウラ日本庭園首席、日本から東海大学菅生高等学校中等部の学生らが一同に集いカウラ日本協会理事のトニー・ムーニー氏の司会で式典が厳かに営まれました。

草賀大使らと共に招待された渡部重信浄土真宗本願寺派開教使もオーストリア兵の墓、日本人墓地での代表献花をし、日本側では献花式の後、仏式の追悼法要が渡部開教使を導師として勤めた後、参列者が焼香を行いました。

法要の後、日本庭園のレストランで行われたモーニング・ティーにも招待され、おいしい飲み物とスコーンを堪能しました。お参りの後、スコーンを振る舞う理由は74年前のブレイクアウト後の有名な話があるからです。

ブレイクアウトの後、収容所から7キロほど離れたホルムウッドの町まで逃げてウィヤーさん宅の裏庭の朽ちたユーカリの木の下にいた日本兵を当時16歳だった息子のブルースさんが見つけ(彼はこの兵が死んでいると思ったそう)両親に伝えたところ、まだ生きていることが分かり、母親のメイ・ウィヤー夫人がお腹をすかせているだろうからと、後で見つけたもう2人の日本兵と共に家に招き入れ、当局に引き渡す前にスコーンと紅茶を振る舞ったのでした。大変心温まる話として今に伝えられています。食事に先立ち、ウェスト市長からの歓迎の言葉、草賀大使から、感謝の言葉が述べられ、モーニング・ティーの後は、ウェスト市長自らゲストたちを日本庭園に案内してくださいました。

モーニング・ティーに誘ってくださったカウラ・ブレイクアウト協会のライアン氏、ニコルソン氏に深くお礼申し上げます。合掌(投稿=渡部重信)


FCA会長に再選された飯島浩樹氏(写真中央)。8月6日シドニー市内
FCA会長に再選された飯島浩樹氏(写真中央)。8月6日シドニー市内

豪外国人記者協会(FCA)会長に飯島浩樹氏選出

8月6日、オーストラリアなどに駐在する外国人記者らで構成する「オーストラリア・南太平洋外国人特派員協会」(Foreign Correspondents’ Association Australia & South Pacific/FCA)の総会がシドニー市内で開かれ、新年度の会長にTBSシドニー通信員の飯島浩樹氏(53)を選出した。

飯島氏は、「オーストラリアやニュージーランドなどに駐在する外国人特派員の数は、近年減少傾向にあるが、FCAは30年以上にわたって大手メディアなどに所属しないフリーランスを含めた外国人記者をサポートしてきた。今後も現地の“空気”を伝える外国人記者のプレゼンスを高める活動を続けていきたい」と、2期目となる会長就任に当たり抱負を述べた。

FCAは1985年に設立、現在20カ国以上からの特派員ら約70人の会員がいる。


ワーキング・ホリデー活用人材を支援
現地法人iDAオーストラリアが開設

ファッション・コスメ業界に特化したトータル・ソリューション・カンパニーである、ワールド・モード・ホールディングス株式会社は7月25日、傘下に持つ人材会社iDAを通してオーストラリア現地法人をオープンした。ワーキング・ホリデー滞在先でファッション・ビューティー業界への就業(カジュアル・スタッフ)支援を行い、帰国後、同業界での就業支援も実施する予定だ。同サービスはオーストラリアで人材サービスを行うため、日本貿易振興機構(JETRO)の情報提供や関係先の紹介などの支援により実現した。ファッション・ビューティー業界でグローバル人材の需要は高まり続けており、日本の同業界への誘致を目的としている。


アート・トロフィーを持つ土方選手(左)とスクールケイト選手
アート・トロフィーを持つ土方選手(左)とスクールケイト選手

テニス・土方凛輝選手、完全優勝の快挙

オーストラリア在住の土方凛輝選手(17歳、マックヒジカタ・テニス・アカデミー)は、8月14~18日にフィジー・ラウトカで開催された「オセアニア・クローズド・ジュニア・チャンピオンシップス」ITFグレードB2でシングルス、ダブルス共に全試合1セットも落とすことなく完全優勝の快挙を果たした。

シングルス準決勝は事実上の決勝戦と言われ、厳しい試合が予測されていたが土方選手(オーストラリア)はケン・カバラック選手(オーストラリア)に6-1、6-0で圧勝した。続く決勝はトリスタン・スクールケイト(オーストラリア)と対戦し、6-2、6-4で快勝した。

ダブルスでは土方選手・カバラック選手組は準決勝でトム・エバンス選手(オーストラリア)・ステファン・ストーチ選手(オーストラリア)組に6-4、6-2で勝利。決勝はチーハン・アカイ選手(オーストラリア)・ニキータ・ボロンスキー(オーストラリア)組を6-4、6-3で破り優勝となった。


昨年の公演の様子
昨年の公演の様子

ANU座歌舞伎、第41回公演『瞼の母』を開催

10月5~7日の3日間にわたり、オーストラリア国立大学(ANU)日本センターと在豪日本国大使館による歌舞伎公演「第41回日本の夕べ ANU座歌舞伎」が、キャンベラにあるANU構内シアター3で開催される。

毎年恒例となっているANU座歌舞伎公演は今年で41回目、今年の演目は『瞼の母』(長谷川伸・原作)が予定されている。

■第41回日本の夕べ ANU座歌舞伎
日時:10月5日(金)・6日(土)6:30PM~(開場6PM)、7日(日)1:30PM~(開場1PM)
場所:オーストラリア国立大学シアター3(3 Repertory Lane, Acton, Canberra ACT)
料金:大人$15、コンセッション$10、子ども(6歳以下)$8、グループ(5人)$40
Web: anukabuki5oct.getqpay.com(5日公演)、rememberedmother6th.getqpay.com(6日公演)、rememberedmother7th.getqpay.com(7日公演)


会場の外観
会場の外観

ウェアハウス・オープン・スタジオ・アート展が開催

折り紙アーティストのファーズみどり氏がさまざまなアーティストと共に参加する「ウェアハウス・オープン・スタジオ・アート展」が9月7、8日の2日間、シドニー北部、ブルックベイルで開催される。イラストレーター、彫刻家、デジタル・メディア・アーティスト、ミュージシャンなどが1つのスタジオに集まり、アート初心者でも十分に楽しめる新感覚のイベントとなっている。ビビッド・シドニーを手掛けた映像インスタレーション・アーティストのトニー・フィーニシエロ氏も参加。同氏の作品などを楽しむことができる。

同イベントは9月7~23日にわたり開催されるマンリー・アート・フェスティバルの一環であり、計60のイベントが予定されている。

■ウェアハウス・オープン・スタジオ
日時:9月7日(金)、8日(土)2PM~8PM
会場:Shuffle Studio(Building 10D, 106 Old Pittwater Rd., Brookvale)
料金:無料
Web: www.facebook.com/events/294691737749986


桜色にライトアップされたワールド・スクエアの広場
桜色にライトアップされたワールド・スクエアの広場

ワールド・スクエアで桜フェスティバル開催

8月13日~26日の間、シティー中心部に位置する商業施設、ワールド・スクエアで桜と日本文化を楽しめる「チェリー・ブロッサム・フェスティバル」が行われた。イベント開催中は本物の桜こそなかったものの、広場で春の代名詞である桜を大スクリーンで眺めることができ、各店舗では桜にちなんだドリンクや料理が期間限定で提供された。また、和太鼓演奏、「インスタ映え」撮影コーナー、折り紙ワークショップ、バウチャーなど豪華な商品が当たるプレゼント企画、日本にちなんだサイレント・シネマが上映されるなど盛りだくさんのプログラムも楽しむことができ、日本文化を余すことなく満喫できるイベントとなった。


生け花のデモンストレーションを披露した中野邦子氏
生け花のデモンストレーションを披露した中野邦子氏

小原流・生け花デモンストレーションとトーク・ショーを開催

小原流・シドニー支部の中野邦子氏は、シドニー西郊オーバーンにある日本庭園で開催された「シドニー・チェリー・ブロッサム・フェスティバル」で8月21日、生け花デモンストレーションとトーク・ショーを行った。

毎年同フェスティバルに参加している小原流・シドニー支部は今年、庭園内の美しい石庭サイドで静かな空間を利用し、生け花の歴史や自然との関わりなどについての話を織り交ぜながら苔枝に椿と竹をあしらった生け花などを紹介。訪れた観客を魅了した。


笑顔の絶えない生徒たちの様子
笑顔の絶えない生徒たちの様子

JCS日本語学校が2019年度新入生を募集

シドニー日本クラブ(JCS)の日本語学校3校は、2019年度の新入生の受付を9月30日まで行っている。

シティー校とエッジクリフ校は3歳6カ月に、ダンダス校では新年度入学時に満4歳に達しており、日本語による教師の指示が理解できる児童を対象とする。また、新入生を対象としたオープン・デー(要予約)を、シティー校とエッジクリフ校は10月27日、ダンダス校は11月3日と10日にそれぞれ開催する。

JCS日本語学校は、シドニーで暮らす日系の子どもたちを対象に、日本語や日本文化の継承教育を行っている。国語の教科書を利用した学習に加え、児童・生徒の生活に関連したトピックの学習や、四季折々の伝統文化行事も開催している。申し込みや問い合わせは下記まで。

■JCS日本語学校シティー校
Email: student.city@jcs.org.au
Web: cityschool.japanclubofsydney.org
■JCS日本語学校エッジクリフ校
Email: jcs.edgecliff@gmail.com
Web: edgecliff.japanclubofsydney.org
■JCS日本語学校ダンダス校
Email: jcs-jpschdundas@live.com
Web: dundas.japanclubofsydney.org


メル校デー2018開催

メルボルン日本人学校は9月16日、恒例のオープン・デー「メル校デー」を開催する。同イベントは、生徒たちの日ごろの学習成果を発表すると共に日本文化を始め、メルボルン日本人学校を紹介する同校の学校行事の1つで、地域の人にも親しまれている。

当日は、午前中におもちゃ作りや工作などの体験コーナーや中学部の劇「竹取物語」の発表、全校児童・生徒による音楽発表などが行われる。午後は琴の演奏の披露や、茶道の体験、折り紙ブースなど参加者の誰もが楽しめる内容となっている。また、寿司ロールやケーキの飲食販売も予定されている。

■メル校デー
日時:9月16日(日)9:20AM~2:30PM
場所:メルボルン日本人学校(6 Ellington St., Caulfield South)
Tel: (03)9528-6150
Web: www.jsm.vic.edu.au


ストラスフィールド交響楽団、定期演奏会を開催
さくら合唱団も参加

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が9月15、16日の2日間にわたり、同市西郊のストラスフィールド・タウン・ホールで開催される。曲目はヘンデル作曲『メサイア』などエクセルシア・カレッジ合唱団とシドニーさくら合唱団による合唱も披露される。

村松氏は愛知県岡崎市出身。1997年に英国に渡り、英国王立北音楽院やシドニー音楽院などで学び、欧州各地やオーストラリアで研鑽を積んだ。現在はストラスフィールド交響楽団の音楽監督を務める。

また、さくら合唱団では団員を随時募集している。毎週木曜日夕方からニュートラル・ベイで練習が行われているので興味のある人は下記まで連絡を。

■ストラスフィールド交響楽団演奏会 
日時:9月15日(土)7PM開演、16日(日)2:30PM開演
場所:ストラスフィールド・タウン・ホール(Cnr. Redmyre & Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au(チケット・詳細)、www.sadaharu.net(村松貞治氏の公式ウェブサイト)
■さくら合唱団
日時:毎週木6:30PM~9PM
料金:$15/レッスン(ワーキング・ホリデー&学生$10)
Email: sakura.choir@gmail.com(ひとみ)
Web: sydneysakurachoir.weebly.com


1,000人近くが詰めかけ、満員御礼の中での試合となった
1,000人近くが詰めかけ、満員御礼の中での試合となった

バスケットボール男子日本代表
シドニーでNBLチームと強化試合

バスケットボール男子日本代表は8月10日、同月4日から行われたオセアニア遠征の一環としてシドニー大学構内ブライデンズ・スタジアムで豪州ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)のクラブ・チーム、シドニー・キングスと強化試合を行った。同試合は10月11日から開幕するNBLのプレ・シーズン・マッチに当たったが、米NBAでのプレー経験があるVIC州出身アンドリュー・ボーガット選手のデビュー戦となったこともあり、チケットが完売するなど大きな盛り上がりを見せた。

日本代表は第1クォーター、中盤まで接戦を演じるが残り3分14秒から14-8と徐々に点差を広げられると最終的に24-8と大きくリードを許した。第2クォーターに入っても流れを取り戻せずリードを広げられると39-19で前半を折り返した。後半、第3、4クォーターも常に20点差近くのリードを許す試合展開は変わらず最終スコア77-57で敗北を喫した。

試合後、日本代表の馬場雄大選手は「数人の主力メンバーの不在はあったものの、もう少し気持ちの準備をしっかりした上で試合に入る必要があった。相手の方が自分たち以上に準備ができている印象だった」と大差での敗戦について課題を口にした。


祭りジャパン・フェスティバル・イン・ウィロビー開催

JCS(シドニー日本クラブ)は9月8日、シドニー北部のチャッツウッドで「祭りジャパン・フェスティバル・イン・ウィロビー2018」を開催する。

同フェスティバルでは、日本食の屋台が並び、ダンスや音楽のパフォーマンスや日本文化を満喫できるイベントが催される。また、本紙連載コラム「花のある生活」の筆者・多田喜巳氏が所属する草月流シドニー支部による生け花のデモンストレーションとワークショプでは、経験豊富な講師と共にガラス花器による生け花や野菜や果物を使って生け花を体験することができる。

■祭りジャパン・フェスティバル・イン・ウィロビー
日時:9月8日(土)11AM~6PM
場所:Chatswood Mall Market(Victoria Ave., Chatswood)


SBSラジオ日本語放送9月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。オーストラリアのニュースや気になる話題、各方面で活躍する人びとへのインタビューなど、盛りだくさんの番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

9月のシドニーサイドでは、NSW州カウラで開かれる桜まつりに合わせ、日豪文化交流協会の理事長でもあり、40年間続いている桜祭りの発起人でもある戸倉勝禮(とくらかつのり)さんのインタビューや、若い日本語学習者が日頃の勉強ぶりを存分に発揮する、NSW州の日本語弁論大会の会場からのリポートなどを放送予定。メルボルンからは、メルボルン・ビクトリーに入団した本田圭佑選手の動向などが伝えられる。また、日本語補習校などでがんばっている子どもたちを応援するコーナー「こんなの書いたよ」も放送される。聞き逃した放送は、SBS日本語放送のウェブサイトやSBSのラジオ・アプリから聞くことができる。

なお、毎月最終週の木曜日には、日豪プレス翌月号の見どころや取材の裏話などを編集部スタッフが紹介している。次回は9月27日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

Rapture(歓喜)1994 Ken Unsworth 1931~(オーストラリア)

Ken Unsworth Rapture (1994) 185.1994.a-j
Ken Unsworth Rapture (1994) 185.1994.a-j

この作品の作者、ケン・アンズワースはオーストラリアをリードする現代美術家で、1931年生まれ、今年87歳です。

彼と亡くなった妻エリザベス・ボロダースキーとの人生を織りなしていたのは「音楽」でした。音楽こそ2人の最上の喜びでしたが、同時に最大の悲しみでもあったのです。エリザベスが人生のある時点で愛するグランド・ピアノを弾くことをやめてしまったのは、30歳になる外科医の息子の突然の死がきっかけでした。

7段の鍵盤の上にはエリザベスの名前が、そして音を出す心臓であるはずのサウンド・ボックスにはわらが詰まっています。また、縁には7匹のプラスティックのネズミが走り回っています。

題名「Rapture(歓喜)」には悲しい過去に背を向け、前に向かって進み、未来に喜びを見出すようにというスピリチュアル・ジャーニーを表現したメッセージが込められています。

忙しい日常から離れ、ゆったりと流れる空気の美術館の中でのひと時をお楽しみ頂ければ幸いです。(NSW州立美術館コミュニティーアンバサダー:パーソンソン恵子)

■NSW州立美術館
日時:開催中10AM~5PM、水曜のみ10PMまで
場所:Art Gallery of New South Wales1階20世紀・21世紀オーストラリア美術展示会場(Art Gallery Rd., The Domain NSW)
Tel: (02)9225-1700(英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au(日本語可)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au
無料日本語ガイド・ツアー:毎週金曜11AMより


アニメーション美術監督・小倉宏昌氏
トーク・ショー開催――ジャパンファウンデーション

トーク・ショーの様子。小倉氏(左)とブロフィ氏
トーク・ショーの様子。小倉氏(左)とブロフィ氏

日本のアニメーション美術監督である小倉宏昌氏とオーストラリアの音楽家で映画監督でもあるフィリップ・ブロフィ氏のトーク・ショーが8月1日、シドニーCBD南部のジャパンファウンデーションで行われた。同トーク・ショーは、6月1日より開催された架空の都市空間や建築物を描いた日本のアニメーションの原画などの展覧会「Anime Architecture」の一環として行われ、当日会場は100人を超える観客で満席となった。

前後半2部構成で行われ、前半はブロフィ氏がMCを務め、小倉氏が『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』での押井守監督とのやり取りや印象、ロケなどの制作秘話、自身の制作現場の様子、絵を描くきっかけなどについて語り、多くの笑いと共に参加者を楽しませた。後半は、参加者との質疑応答の時間が取られ、小倉氏が背景を担当したスタジオ・ジブリの作品についての質問や、アニメーションの背景・美術の仕事に携わるにはどうしたら良いか、といった進路相談のようなものまで幅広い質問が行われ、小倉氏は1つひとつ丁寧に答えていた。

アニメーション美術監督
小倉宏昌氏インタビュー

アニメ映画版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を始め、数多くの日本を代表するアニメーション作品の美術監督を務める小倉宏昌氏。アニメーションの背景・美術の仕事に関することや同氏がどのような思いで制作に取り組んでいるのかなど、話を伺った。(聞き手=高坂信也)

――アニメーションの背景や建築物のアイデアはどこから生み出されるのですか。

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』では、香港に訪れた際に見た風景を強く反映させました。

僕は映画が好きで、ブルース・リーやジャッキー・チェンの作品を観て育ちました。初めは、あのような世界が本当にあるのか半信半疑でしたが、香港の街は映像で観ていた世界そのままで、実際に「あるんだ!」と非常に強いインパクトを受けたことを覚えています。

――絵を描くことに興味を持ったのはいつごろですか。

10代の時です。漫画の絵を描くのが好きでよく模写していました。それに、僕らの時代はちょうど“イラスト”“イラストレーター”と呼ばれるものが世の中に一斉に現れた時期でした。雑誌でも格好良いイラストが描かれたページがたくさんありました。今でも覚えているのが、空山基(そらやまはじめ)さんが描くメタリックな女性などのイラストです。非常に格好良く、そのようなイラストを描けるようになりたいと思っていました。

――アニメーションの背景制作を仕事にしたきっかけは何でしたか。

Illustrator: Hiromasa Ogura, ©1995 Shirow Masamune / KODANSHA・BANDAI VISUAL・MANGA ENTERTAINMENT Ltd.
Illustrator: Hiromasa Ogura, ©1995 Shirow Masamune / KODANSHA・BANDAI VISUAL・MANGA ENTERTAINMENT Ltd.

昔は、アニメーションの背景を描くという仕事があることを全然知りませんでした。ただ、漠然と絵を描く仕事がしたいとは思っていました。

そうした中で、たまたまアニメーションの背景専門の会社に入ることができたのです。仕事をしてみると大変でしたが、なかなか面白いなと感じたんです。あとは当時の仲間からの影響ですね。個性は強い人たちでしたが彼らや職場の雰囲気から刺激を受け、結果的に仕事を続ける理由になりました。

仕事を続けていく中でさまざまな人たちとのつながりもできました。美術監督も自分がやることになるとは思いもせず、偶然そういう仕事がまわって来たという感じでした。美術監督の仕事は更に大変でしたが、それでも面白かったです。同時に自分が美術監督を務めた作品を観て頂いたことで、別の仕事が決まったりと、いろいろなジャンルの作品に関わることができるようになりました。

作品の世界観や雰囲気を作っていくことは大変ですが、それでも「この仕事は面白い」と常に思えるからこそ、続けてこられたのでしょうね。振り返ってみると、最初は漠然としたいい加減な気持ちだったんですけどね(笑)。

――描画については学校などで勉強されたのですか。

絵の描き方は、一番最初に入った会社(有限会社小林プロダクション)で、教わりました。

――実務の中で学ばれたのですね。

そうですね。ただ、仕事をしていく中で、いろいろな描き方や表現の仕方があっても良いのではないかと考えるようになりました。

――昨年、イギリスでも同じ題名の展示会が行われました。海外で日本のアニメーション背景が取り上げられる要因は何でしょうか。

はっきりとは分かりませんが、僕が関わった作品の背景がそういう形でいまだに受け入れられていることは、自分の中ですごく喜ばしいことです。観ている人たちに何を与えることができるのか自問自答もしますが、それでも、すごくありがたいことだと感じています。

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