2018年9月 メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース

サッカー本田圭佑選手

メルボルン・ビクトリー開幕戦に向けて始動

メルボルン・ビクトリーに入団した本田圭佑選手(ⓒYusuke Sato Photography)
メルボルン・ビクトリーに入団した本田圭佑選手(ⓒYusuke Sato Photography)

豪州プロ・サッカー・リーグ「Aリーグ」のメルボルン・ビクトリー(以下、メルボルンV)に加入した本田圭佑選手(32)の入団会見が8月15日、メルボルン市内のAAMIスタジアムで行われた。濃紺のクラブ・ジャージに身を包んだ同選手はアンソニー・ディ・ピエトロ会長、ケヴィン・マスカット監督と会見に臨んだ。

新天地にオーストラリアを選んだことについて、「32歳になり、W杯後には引退も考えていたが、幸運にもメルボルンVからすばらしいオファーをもらったことで、考えが変わった。クラブを成功へ導きたいというマスカット監督の熱意と野望が、自分を突き動かした」とコメントした。まずは、メルボルンVでトロフィーを掲げることを目標に、更にオーバーエージ枠で五輪出場も目指すと、新たな挑戦について語った。

また、地元の報道陣から「オーストラリア生活」について聞かれると、「まずは、オーストラリアの英語を勉強したい。もっと上達するために英語のレッスンを毎日する」と、常に上を目指し、挑戦する同選手らしいコメントも飛び出した。2015年のアジア・カップの予選リーグでメルボルンに訪れた時の印象に触れ、家族やチームと一緒に、メルボルンでの生活を楽しみにしていると、笑顔で答えた。

カール・バレーリ・キャプテンは「本田選手が来てくれたことを心からうれしく思う。このクラブは長い間、彼のような選手が来るのを待ち臨んでいた。クラブ、リーグ、ファンにとってすばらしいことだ」と、クラブの新たな歴史を共に築いていくのが待ちきれないようだ。

Aリーグ、メルボルンVの初戦は10月20日、メルボルンのマーベル・スタジアムで行われる。クラブ側はけがさえなければ本田選手の出場はほぼ確実としている。オーストラリアでの初ゴールとなるか、初戦勝利に向けて本田選手が動き出す。

■豪州Aリーグ「メルボルンV対メルボルン・シティーFC」
日程:10月20日(土)
場所: MARVEL STADIUM, 740 Bourke St., Docklands VIC
Web: www.melbournevictory.com.au


「世界で最も住みやすい街」メルボルンが2位

英経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が8月19日公表した「世界で最も住みやすい都市2018」ランキングで、7年連続首位を守ったメルボルンは、オーストリアのウィーン(99.1)にトップの座を明け渡し、2位(98.4点)となった。

同調査は世界140都市を対象に、安全、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目を評価する。ウィーンとメルボルンは、医療、教育、インフラで100点満点を獲得。文化・環境の評価ではメルボルンの方が高得点を付けた。一方、差が付いたのが安全性だった。100点満点のウィーンに対しメルボルンは95点と、ウィーンが犯罪率の低下に努めたことが好結果につながった。

今年、大躍進を遂げたのが大阪だ。前年の17位から3位に急上昇し、医療、文化・環境、教育、インフラの項目で100点満点を獲得、メルボルンに0.7ポイント差までつめ寄った。大阪とメルボルンは姉妹都市提携を結んでおり、提携40年周年を記念する年に、共に姉妹都市が上位に食い込んだ結果となった。

その他の結果は、カルガリー4位、シドニー5位、バンクーバー6位、トロント7位、東京7位、コペンハーゲン9位、アデレード10位と、豪州から計3都市がトップ10に入った。ニューヨーク、ロンドン、パリといった大都市は、人口密度が高く、交通渋滞や犯罪の多さが評価を下げている。治安が良い先進国の中規模都市が高評価を得やすい傾向がある。


日本旅行、メルボルンの旅行会社と提携

株式会社日本旅行(本社:東京都中央区)は、オーストラリア・メルボルンを拠点に訪日旅行を取り扱う現地旅行会社「Tailor Made Pty Ltd」(以下、「テイラーメイド社」)の株式49%を取得したと、7月18日、発表した。

テイラーメイド社はメルボルンの学校、富裕層等に強みを持つ旅行会社で、今後も需要拡大が見込まれている。日本旅行はオーストラリアからのインバウンドの取扱拡大を図るたに提携し、日本への修学旅行や語学研修、オーストラリアで人気のスキー・ツアーなど、ウェブ販売の推進、スポーツ関連ツアーの売り込みも強化していく。


西日本豪雨・土砂災害被災地チャリティー
5,677ドルを寄付

メルボルン市内にある聖フィリップス・アングリカン教会で7月28日、イベント参加者50人、メルボルン在住の日本人や地元市民ら200人以上が集まり、「西日本洪水・土砂被災地支援チャリティー・コンサート」が行われた。

同イベントでは、和太鼓「りんどう」、三味線奏者・只野のり子氏、阿波踊りの「メルボ連」ら11組のアーティストたちが演奏、歌、踊りを披露した。会場入り口で、参加者から集められた募金額は総額5,677ドルを記録し、岡山県倉敷市に直接寄付された。

主催者の川上大輔氏は「実行委員8人が短期間で企画したチャリティーに、多くの人が賛同してくれました。メルボルンから被災地へ、気持ちが伝わればうれしい」と語った。


ケリーミュアー小学校6年生、黒川豪君
ケリーミュアー小学校6年生、黒川豪君

日本人小学生、U12サッカーの国際大会へ出場

本田圭佑選手の登場で、豪州のサッカー界に注目が集まる中、メルボルン北郊ハイデルバーグにある「ソルティーロ・ファミリア・サッカー・スクール」の黒川豪君(12)が、8月23日から大阪で開催された、U-12ジュニア・サッカー・ワールド・チャレンジに、同スクールの代表選手として、5,000人中の20人に選ばれた。

父親の豪人さんが趣味のサッカーをしているのを見たことをきっかけに、7歳から地元FCでサッカーを始めた。現在はハイデルバーグ・ユナイテッドFCに所属しながら、同クラブと提携する「ソルティーロ・ファミリア・サッカー・スクール」に通っている。同スクールは本田圭佑選手がプロデュースするサッカー・スクールで、海外では7校目。メルボルンでは現在、60人が学んでいる。豪君は同FCとソルティーロで練習し、週末の試合を含めると週5日の練習をこなして技術を磨いている。同スクールの平山健二郎コーチは「豪君は状況を見て、やるべきことを自分で判断できる選手。この1年で技術的にも大きく伸びた」と、今大会へ出場することで、更に大きな成長ができると期待している。

「U-12ジュニア・サッカー・ワールド・チャレンジ」は12歳以下を対象にした11人制のサッカー大会で、毎年8月に日本で開催されている。大会には世界最高レベルの育成機関を持つ欧州強豪クラブのジュニア・チームを招待、日本からはJリーグのジュニア・チームを中心に、各地域の予選を勝ち抜いた優勝チームが出場する。

「好きなサッカー選手はもちろん、本田選手。香川選手とメッシ選手も好きです」とフォワード・ミッドフィルダーの選手が憧れだ。豪州から新たなサッカー・ヒーローが生まれるのか、今後の豪君の活躍に期待したい。

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