2019年5月 ニュース/コミュニティー

オーストラリアの日系コミュニティー・ニュースをお届け!

Japanese Community News

オーストラリアにおける日系コミュニティーのニュースや最新情報を紹介していくと共に、シドニーを中心に各地で行われるセミナーやイベントの告知や報告などを掲載。

サッカーAリーグ今季終盤戦

本田、シドニーでの2試合に出場

シドニーFC戦で本田は1アシストも、チームは痛い敗戦を喫した
シドニーFC戦で本田は1アシストも、チームは痛い敗戦を喫した

サッカー元日本代表・本田圭佑を擁するメルボルン・ビクトリー(以下、メルボルンV)は4月、Aリーグの今季レギュラー・シーズン終盤戦となる第24節と第27節の2試合をシドニーで行った。同月6日にはシドニー・クリケット・グラウンドでシドニーFCと対戦、27日にはANZスタジアムでウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(以下、WSW)と対戦し、本田は両試合に先発フル出場を果たした。

第24節のシドニーFC戦、メルボルンVは試合開始早々の前半6分に先制点を許すも、16分に本田からのスルー・パスに抜け出したコスタ・バルバローシスが冷静にゴール・ネットを揺らし同点に追い付く。その後スコアは動かず1-1のまま後半アディショナル・タイム(以下、AT)に突入、引き分けが濃厚かと思われたAT3分にシドニーFCのミロス・ニンコビッチがゴールを決め、これが決勝点となった。同節終了時点で13勝6敗5分の勝ち点44で3位に着けていたメルボルンVだったが、翌7日に試合を行った首位パース・グローリーが勝利を収めたことでレギュラー・シーズン残り3試合での両者の勝ち点差が10に広がり、シーズン優勝の可能性が消滅した。

今季レギュラー・シーズン最終節となった第27節のWSW戦、メルボルンVは前半21分にFWオラ・トイボネンのヘディング・シュートで挙げた1点を守り切り、敵地での勝ち点3を手にした。本田はゴールに直接つながる活躍こそ見せられなかったものの、90分間精力的にプレーし最終節での勝利に貢献した。この試合のために遠くメルボルンから駆け付けたサポーターからは、来季の去就が注目される本田について「再契約できればクラブとAリーグ双方にとってすばらしいこと。メルボルンVに残留して欲しい」といった声が聞かれた。

メルボルンVは第27節を終え15勝7敗5分の勝ち点50の3位となり、5月3日にメルボルンで行われるファイナル・シリーズ(リーグ優勝決定プレー・オフ)準々決勝ウェリントン・フェニックス戦に臨む。また、今季大きな注目を集めた本田のレギュラー・シーズンにおける成績は、18試合出場7ゴール5アシストとなった。

最終節のWSW戦、本田は得点に絡めずも何度か見せ場を作った
最終節のWSW戦、本田は得点に絡めずも何度か見せ場を作った
WSW戦に訪れたメルボルンVのサポーター。中には日本代表のユニフォーム姿の人も
WSW戦に訪れたメルボルンVのサポーター。中には日本代表のユニフォーム姿の人も

「南極観測船しらせ」視察会を開催
シドニー日本商工会議所

「しらせ」の前で参加した部会メンバー集合写真
「しらせ」の前で参加した部会メンバー集合写真

シドニー日本商工会議所(会頭=小山真之:豪州三井物産)の観光・運輸・通信・生活産業部会(部会長=定行亮:全日本空輸)は3月20日、「南極観測船 しらせ」の視察会を開催した。参加者は、シドニーに寄港している「しらせ」の乗組員の活動記録や、南極観測協力時の説明を聞くと共に、操縦室や物資運搬用ヘリコプターなど、船内を見学した。


セミナー「欧州法務の動向と日本企業への影響」を開催
シドニー日本商工会議所/ジェトロ・シドニー事務所


シドニー日本商工会議所の企画委員会と日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所は3月20日、アシャースト法律事務所の岩村浩幸氏を講師に迎え、「欧州法務の動向と日本企業への影響」をテーマにセミナーを開催、27人が参加した。

セミナーで参加者は、冒頭にジェトロ・シドニー事務所の中里浩之所長から欧州で実施された「Brexit」に関する調査結果の説明を受け、続いて岩村氏からBrexitのこれまでの経緯と今後について説明を聞いた。また、参加者らはEU一般データ保護規則(GDPR)の概要と適用範囲についても説明を聞いた。


セミナーを開催
シドニー日本商工会議所

シドニー日本商工会議所(会頭=小山真之:豪州三井物産)の金融・投資部会(部会長=齊田忠勇:オーストラリア住友商事会社)は3月25日、「豪州市場におけるRenewable Energyの趨勢」と題しセミナーを開催、部会員を中心に34人が参加した。

講演ではKPMGディレクター・ドミトリー・ダニロビッチ氏から再生可能エネルギーの市場動向について、同税務パートナーのミン・ダオ氏から関連した税制について説明された。

解説するダニロビッチ氏
解説するダニロビッチ氏
講演するダオ氏
講演するダオ氏

シドニー・ビジネス塾を開催
シドニー日本商工会議所

連邦政府予算案の概要を解説する黒葛原氏
連邦政府予算案の概要を解説する黒葛原氏

シドニー日本商工会議所(会頭=小山真之:豪州三井物産)の企画委員会は4月11日、シドニー・ビジネス塾「オーストラリア連邦政府予算案およびビジネス税制改正案について」を開催、41人が参加した。

講演では、KPMGの監査部門ディレクター・黒葛原啓一氏、日系企業担当パートナー・大庭正之氏、税務パートナー(日本法人)・吉岡伸朗氏から、今回の予算案・税制改正案が日系企業に与える影響などについて説明がされ参加者らは話を聞いた。

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Web: www.jcci.org.au
Email: info@jcci.org.au


ゴールドコースト代表がリトル・リーグ
ジュニア・リーグでW優勝

5試合72得点という豪打で全国大会連覇を目指すLLゴールドコースト代表
5試合72得点という豪打で全国大会連覇を目指すLLゴールドコースト代表
14歳以下にして身長180cm超えの選手もいるJLゴールドコースト代表
14歳以下にして身長180cm超えの選手もいるJLゴールドコースト代表

QLD州野球連盟は4月14日、QLD州選手権大会決勝を行い、ゴールドコースト代表がU12リトル・リーグ(LL)及びU14ジュニア・リーグ(JL)で共に優勝した。

LLでは、チーム最多の奪三振数を記録した望月陸くん(11)が先発。6回完投、1失点と力投し優勝を引き寄せた。ゴールドコーストは1点リードされて迎えた5回裏、捕手・投手としてチームを牽引した岩井仁錦くん(12)が右中間を破る適時三塁打で2走者を還し逆転。その勢いで一挙5点を奪い試合を決めた。

また、中継ぎ投手・外野手の森直柔くん(11)はFPS率チーム1位タイの制球力で初戦の満塁のピンチを救うなど、日本人3選手は三者三様の活躍でチームに貢献した。LLゴールドコースト代表は、昨年全国制覇を果たしたディフェンディング・チャンピオン。日本人選手特有の細やかなプレーとオーストラリア人選手特有の豪快なパワー野球との融合で全国大会連覇を狙う。

JLでは、ゴールドコーストがブリスベン・メトロを10-0で下し、優勝した。チームで唯一の日本人選手、グリフィス累くん(14)は捕手で出場し、巧みなリードで完封劇を演出した。

両代表チームが進出を決めた全国大会はLLが6月6日からNSW州リズモアで、JLが5月26日からSA州アデレードで開催され、全試合YouTubeでのライブ配信が予定されている。


シドニー総領事館で邦人安全対策連絡協議会開催

左から久保洋子領事、林由紀夫弁護士、松尾秀明首席領事
左から久保洋子領事、林由紀夫弁護士、松尾秀明首席領事

在シドニー日本国総領事館は4月9日、シドニーの留学・教育関連業者、旅行関連業者、日本政府系組織の代表者らを招き、「邦人安全対策連絡協議会」を開催した。協議会冒頭では松尾秀明首席領事によるあいさつが行われ、その後、総領事館・警備担当の久保洋子領事による「NSW州における治安情勢と邦人保護」に関する連絡、続いてH&H Lawyersの林由紀夫弁護士による「事件・トラブルに巻き込まれた際の対応策」について講義が行われた。

久保領事はここ数年のオーストラリア国内の犯罪率や今後のテロへの懸念などに触れると共に、実際に日本人が巻き込まれた犯罪の実例などを紹介。特に近年増えている、恋愛対象とした女性からお金を振り込ませる国際ロマンス詐欺について注意喚起を促した。

林弁護士は日本とは異なるオーストラリアの警察事情に触れ、万が一刑事事件に巻き込まれそうになった場合に備えて「警察は敵である」という認識を持つべきと強調した。一度被疑者と認識された場合、警察は罪の有無は判断せず、そのまま起訴されるケースが多いからだという。そのため、事件に被疑者として巻き込まれそうになった場合は原則として黙秘権を行使し、早い段階で弁護士と連絡を取ることを勧めている。

また、日本から出張中の人物がカジノで得た多額の現金を悪意なくバッグに入れたまま帰国しようと、空港で逮捕された事例を紹介するなど、実例と共に注意喚起も行った。


「沖縄泡盛ナイトVol.2」開催

豪州かりゆし会と日本人コミュニティー「LINK」は4月19日、シドニーで2回目の開催となる「沖縄泡盛ナイトVol. 2」を、シドニー市内ヘイマーケットにある「だるまジャパニーズ・レストラン」で開催した。

当日は沖縄から沖縄料理研究家・比嘉恵子氏が来豪し、ゴーヤチャンプルーやにんじんしりしりなどの沖縄料理を振る舞った。また、会場では沖縄比嘉酒造の琉球泡盛やオリオン・ビールが1杯5ドルで提供された。

午後4時から始まった同イベントの開催時間は4時間ほどに及び、豪州かりゆし会メンバーによるエイサーや三線を使った生ライブなど数多くのパフォーマンスが行われた。イベントの最後には、三線の音色に合わせて踊る沖縄の踊り「カチャーシー」を会場にいる参加者全員で踊った。

豪州かりゆし会の飯島浩樹会長は「三線クラブやエイサー隊などパフォーマーたちのレベルもどんどん上がっているので皆さん楽しめたのではないかと思う。今回は日本人以外の人も多く集まってくれたので、泡盛を多くの人に知って飲んでもらいたいという当初の目的はある程度達成できたのではないか」と話した。

三線の音色と共にさまざまな沖縄の曲が披露された
三線の音色と共にさまざまな沖縄の曲が披露された
エイサー隊によるパフォーマンス
エイサー隊によるパフォーマンス

ジャパニーズ・ケアラーズ・グループ
ワークショップを開催

色彩豊かな折り紙を使ってワークショップに取り組む参加者たち
色彩豊かな折り紙を使ってワークショップに取り組む参加者たち

シドニー北部を拠点に活動する障がいを持つ子どもの親の会(NPO)「ジャパニーズ・ケアラーズ・グループ」は3月27日、アート・セラピストであり折り紙インストラクターのさよ子バートン氏を講師に招き、「Chatswood RSL Club」で「おしゃべりをしながらアートと折り紙を楽しもう」というコンセプトの下、リラクゼーション・アートと折り紙のワーク・ショップを開催した。

参加者からは「とても楽しく、アートに触れることで毎日の疲れが取れリフレッシュすることができた」などの感想が寄せられた。

同グループは毎月2回定例会を行っている。参加希望の方は下記まで連絡を。

■ジャパニーズ・ケアラーズ・グループ定例会
日時:毎月第2、4水曜日10:30AM~12:30PM
Tel: 0411-139-872(代表:ひとみグッドウィン)
Email: japanesecg@gmail.com


豪日協会主催、大相撲観戦の夕食会を開催

NSW豪日協会(AJS)は5月19日、シドニー北郊クローズ・ネストの日本食レストラン「札幌」で、NHK大相撲中継を観戦する夕食会を開催する。

夕食会では、大相撲の実況中継を見ながら和食が楽しめ、好取組でのドア・プライズも用意される。参加を希望する場合、5月15日までに下記の申し込み先まで連絡を。

■大相撲観戦の夕食会
日時:5月19日(日)5PM~8PM
会場:札幌レストラン(94 Willoughby Rd., Crows Nest NSW)
Tel: (02)9436-3435
料金:大人$55(夕食+1ドリンク付き)、子ども(小学生)$25
申し込みと支払い先:NSW AJS(www.ajsnsw.org.au)のイベント・ページ


【注意喚起】

「ギャラ飲み」「パパ活」の求人にご注意ください

日本でもメディアなどで取り上げられることが増えている、金銭を介して若い女性とのデートを斡旋する「ギャラ飲み」「パパ活」がシドニーを始めオーストラリアでも目立ち始めています。

それに伴い、オーストラリア国内の求人サイトで「ギャラ飲み」「パパ活」に対応できる女性キャストを募集する求人も見られるようになりましたが、実際に登録した女性が客から暴行を受けるなどといった事例の報告も寄せられています。

そのため、日豪プレスではこういったサービスを危険と判断し、弊社運営のクラシファイドの求人欄では「ギャラ飲み」「パパ活」といったワードを含むポストは投稿できないようにするなど対策をしています。しかし、言葉を変えることで、巧みに対策をすり抜けてしまう可能性もあります。

弊社では危険を伴う怪しげな投稿、あるいは詐欺などに近い投稿があった際には当社判断ですぐに削除しておりますが、利用者の皆様も「高収入」などといった言葉に惑わされぬよう、応募前にしっかりと仕事内容を確認するなど、自己判断をお願いします。


WSOがファンドレイジング・チャリティー・イベントを開催

ステージで披露されたチアリーディングのパフォーマンス
ステージで披露されたチアリーディングのパフォーマンス

シドニーを拠点として活動する政府認定のNPO団体ワールド・スカラーシップ・オーガナイゼーション(World Scholarship Organisaton/WSO)は、3月31日にキャッスル・コーブ・パブリック・スクールでファンドレイジング・チャリティー・イベント「WSO CHARITY FESTA2019」を開催した。WSOは、意欲があるにもかかわらず進学することができないバングラデシュとケニアの青少年たちに無償で奨学金を提供し、職業訓練校への進学をサポートしているシドニー在住日本人の有志によるNPO団体。

毎年開催されている同イベントでは、シドニーの日系コミュニティーで活躍する音楽グループや子どもたちによるダンス、武道団体らのパフォーマンスなどが披露され、参加者は過去最高の600人に上った。また、約4,500ドルの収益金が集まり、3人の恵まれない青少年に無償の奨学金と1年間の生活費を支援できることになった。WSOでは随時ボランティアを募集している

■World Scholarship Organisaton
Email: yamaguchi@nbca.com.au
Web: wso-au.org


さくら合唱団、年に一度のコンサートを開催

さくら合唱団のメンバーたち
さくら合唱団のメンバーたち

シドニーさくら合唱団は5月2 5日、「Neutral Bay Uniting Church」でコンサートを開催する。

今年で第3回目となる同合唱団主催のコンサートでは、昨年9月、「Strathfield Symphony Orchestra」との公演で好評を博した『メサイア』からの抜粋曲が教会のパイプオルガンと共に奏でられる。また、日本の歌、来年開催される東京五輪を前に1964年に行われた東京五輪以降の曲が選出され、披露される。

■シドニーさくら合唱団コンサート
日時:5月25日(土)6PM~7:15PM
場所:Neutral Bay Uniting Church(49A Yeo St., Neutral Bay NSW)
料金:入場無料
Web: www.sydneysakurachoir.weebly.com


日本ジャズ&ブルース愛好会、定期ライブを開催

日本ジャズ&ブルース愛好会のメンバーたち
日本ジャズ&ブルース愛好会のメンバーたち

2000年に発足した日本人のアマチュアによる音楽同好会「日本ジャズ&ブルース愛好会」(Japan Jazz & Blues Association/JJBA)は5月19日、今年初となるライブ「JJBA 2019 Autumn Live」をクローズ・ネストにあるストリート・マーケット・アジアン・タパス・レストランで開催する。

同ライブでは、全7バンドにより和洋ポップス、ロック、ジャズ、民族音楽など趣向を凝らした楽曲が披露される予定。入場料金には軽食が含まれ、飲み物は会場のバーで購入できる(持ち込み不可)。

■日本ジャズ&ブルース愛好会ライブ
日時:5月19日(日)4PM(3:30PM開場)
場所:Street Market Asian Tapas Restaurant (116 Willoughby Rd.,, Crows Nest NSW)
料金:大人$20、学生$10、小学生以下は無料
Email: jjbasydney@yahoo.co.jp(問い合わせ)


■新刊紹介

『宮澤賢治の<哲学する童話>を旅する』

シドニー在住の作家・永淵閑氏の新書『宮澤賢治の<哲学する童話>を旅する』が3月に刊行された。

本書では作文・論文に悩む、小・中・高・大・院生、IB生、帰国子女生、本好き、本を出版したい人に向け、基本的な文章の作成方法が紹介されている。日本を代表する作家・宮澤賢治の作品の文章を基に、論理的な文の書き方、段落の作り方、全体構成の仕方、個人的知見の述べ方などが掲載されている。

同氏が作文・論文執筆に悩んでいる人に向け執筆した同作は、『国際バカロレアと点才教育』『IB国際バカロレア満点獲得教員の授業メモⅠ』『日本語ライティングⅠ』『IB高校生が書いた本』に続いて5冊目となる。

■『作文・論文副読本Ⅰ宮澤賢治の<哲学する童話>を旅する』(2019)
著者:永淵閑
出版社:知玄舎


■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

「Japan Supernatural – 日本妖怪もののけ」展
11月から2020年3月まで開催予定

Takashi Murakami 'Embodiment of
Takashi Murakami
‘Embodiment of “Um” ’2014
Photo: Joshua White, courtesy of Murakami Studio

久しぶりに日本をテーマにした展覧会が開催されるので、ぜひ皆様にご来館頂きたく、少し早いのですが11月から行われる特別展についてご案内させて頂きます。

NSW州立美術館が一番力を入れている展覧会は年末年始を含む5カ月間にわたる特別展です。今年は日本! 江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎から現代のスーパー・スター・村上隆の作品まで、200点を超える作品を集めた「Japan Supernatural – 日本妖怪もののけ」展がやってきます。

葛飾北斎を始め、歌川国芳、月岡芳年、川鍋暁斎など著名な浮世絵師の作品が展示されます。中でも幕末から明治の動乱期を生き、幅広い画題に挑んだ浮世絵師・川鍋暁斎は当美術館とも直接にではありませんが、ほんの少しだけ関連があります。

鹿鳴館、ニコライ堂などを設計した英国人建築家ジョサイア・コンドルは暁斎の愛弟子として「暁英」の画号を与えられました。彼はオーストラリア印象派・ハイデルバーグ派の創立者の1人、チャールズ・コンダーの叔父に当たります。

当美術館には、チャールズ・コンダーの作品「Departure of the Orient – Circular Quay」(1888年)が常設展示されていますが、彼がオーストラリアで絵画制作をしていたころに日本で浮世絵を学んでいた叔父の師であった暁斎の作品が、今回展示されるというのも何かの縁ではないでしょうか。

コンテンポラリー・アートの分野では、異界との対話をテーマに作品制作をしている青島千穂、第53回ベネチア・ビエンナーレの日本館代表に選ばれたやなぎみわなど話題の現代美術家の作品の数々も展示されます。中でも現代アートの大御所・村上隆の4メートルを超える赤鬼、青鬼のスカルプチャーは圧巻でしょう。

江戸時代から現代までを網羅する「Japan Supernatural – 日本妖怪もののけ」展、ぜひお楽しみに! また、特別展以外にも、毎週金曜日11時から無料日本語常設展ツアーを行っていますのでご参加ください。(NSW州立美術館コミュニティー・アンバサダー:チョーカー和子)

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