2015年3月 メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース


最新技術を駆使したマクラーレン・ホンダのMP4-30

ホンダが7年ぶりにF1復帰

オーストラリア・グランプリ12日から開幕

F1開幕戦オーストラリア・グランプリが3月12日からメルボルンで開催される。この開幕戦でホンダが7年ぶりにF1復帰、「マクラーレン・ホンダ」としては23年ぶりに復活する。

かつての王者マクラーレン・ホンダといえば、1980年代にF1ブームの火付け役となり、88年には16戦中15勝と圧倒的な強さをみせたチームだ。

2月10日に日本で行われた会見では、7年ぶりにホンダのエンジンを搭載したマクラーレン社のMP4-30が発表された。伊藤考紳社長は「マクラーレンとホンダが一体となって、一切の妥協を許さずに開発した。ファンの期待に応えていきたい」と述べた。ドライバーはジェンソン・バトン(英国)、フェルナンド・アロンソ(スペイン)の2人。「憧れのマクラーレン・ホンダの一員になれることを誇りに思い、ベストを尽くす」と語り、メルボルンでの戦いに挑む。



サーモンを丸ごと使いデモンストレーションを行った出倉氏

しょうゆの魅力伝える―シェフ対象の和食イベント開催

近年、日本でのしょうゆの消費量が減少するなか、海外市場で売り上げを伸ばしている企業がキッコーマンだ。昨年は海外でのしょうゆの消費が初めて国内消費量を上回った。2月17日、メルボルン市内で開催されたエグゼクティブ・シェフ・クラブ主催のイベントで、シドニーを拠点に活動する料理研究家・出倉秀男氏が、さらなるしょうゆの魅力を広めようとメルボルンの有名レストランで活躍するシェフらに和食のデモンストレーションを行った。

初めに行事・儀式の時に執り行う、日本古来の包丁の儀式「包丁式」を披露、一切手で触れることなく包丁と鉄の箸のみで魚をさばく技術をシェフたちは厳粛な表情で見学した。豪州産のフィンガー・ライムとしょうゆを使ったお刺身や、鮭、しょうゆ、酒を混ぜピュレ状にした「しゃけしょうゆ」など、既存のしょうゆの使い方とはまた違う新しい味の提案は、地元シェフから高い評価を得た。出倉氏は「オーストラリアのシェフたちは日本料理の背景にある歴史や文化にも興味がある人が多く、より知識を深めたいというニーズがある」と話す。

和食は日本人の伝統的な食文化としてユネスコ無形文化遺産に登録され、ますます注目を浴びている。キッコーマン・オーストラリアは「和食には欠かせないしょうゆを通じ、多くの方に和食のすばらしさを広める活動に協力していく」と、今後のさらなる市場拡大が期待される。



笑福亭笑子さん、メルボルンで落語を上演

3月25日から開催されるメルボルン・コメディー・フェスティバルでメルボルン在住の落語家・笑福亭笑子さんの2作品が上演される。初上演となる子ども向け作品は「Ninja Ken & SushiMonster」、忍者のけんちゃんが、すしモンスターと戦う代わりに、笑いの力で友達になる温かいお話。同フェスティバルに選ばれたショーだけが上演出来るメルボルン・タウンホールでの上演とあって、笑子さんの落語にも一層気合が入る。

もう1つは、古典落語の大ネタ「地獄八景亡者の戯れ」をベースにし、ギャグや時事ネタやパロディーを取り入れた「Hell」を新披露する。使っている人形はすべて本人が手作りし、衣装や音楽にも力を入れているので注目したいところ。

笑子さんは学校や老人ホームで交通安全教室を開く元交通安全指導員。この時習得した腹話術を駆使し、2004年より日本をはじめ、シンガポール、イギリスなど各国で落語の公演を行い、現在はメルボルンを拠点に世界中のフェスティバルや劇場、イベント、学校など幅広く活動している。「どちらも和の要素がたっぷり入った腹話術コメディーです。国籍問わず楽しめます!」という笑福亭笑子さんのパペット落語は、全21日間にわたり開催される。

■Ninja Ken & Sushi Monster(対象年齢6~12歳)
会場:Melbourne Town Hall, Cloak Room、Cnr of Swanston St. & Collins St., Melbourne
日時:3月28日(土)~4月12日(日) 12:15PM~1:05PM、月休
料金:大人$17、子ども$17、ファミリー・チケット(4人)$59 
チケットはticketmaster.com.auから購入

■Hell
会場:Chapel Off Chapel, 12 Little Chapel St., Prahan
日時:4月13日(金)~4月19日(日) 12:15PM~1:05PM
料金:大人$32、コンセッション$28、プレビュー(4月13日)$25
チケットはchapeloffchapel.com.auまたは、03-8290-7000で購入
Web: www.show-ko.com



大会での深山さん、8分間の中に経験の全てを注ぎ込む。


大会でのオリジナル作品。作品はインスタグラム(SHINSAKU0401)からも見ることが出来る。

日本人バリスタ、ラテ・アートの全国大会へ

VIC州のベスト・バリスタを決める大会が2月7日、メルボルン市内で開催され、日本人バリスタ・深山晋作さんがラテ・アート部門で4位入賞を果たし、全国大会への出場権を得た。

毎年メルボルンで行われるこの大会は8分で3種類のラテ・アートを各2杯ずつ計6杯作り、芸術性、再現性、オリジナリティーなどを競うもの。さらにホスピタリティや衛生管理、バリスタとしての立ち振る舞いも審査の対象になる。

「ラテ・アートが美しいということは、ミルクが美味しいということ。ミルクの質感がすべてを決めるため、日々の練習が欠かせない」と話す深山さんはシェフの経歴を持ち、独学でコーヒーの作り方を学んだ。2013年にバリスタを目指しメルボルンへ来てからは有名カフェ数軒を経て、現在は人気店「センソリー・ラボ」で働く。週末ともなると1日2,000杯のオーダーが入る中、時間というプレッシャーの下でいかに美しく、美味しいコーヒーを出すかという戦いを常に強いられる。最近ではその技術が認められ、市内にあるロンズデール・インスティチュートの日本人向けバリスタ・コースでコーヒーに関するノウハウを教えている。深山さんは「メルボルンはコーヒー文化の奥深さと、カフェのレベルが日本とは全く違う。まずはラテ・アート部門で優勝すること、将来メルボルンでカフェを開き、ラテ・アートの楽しみ方をもっと多くの人に知ってもらいたい」と語る。ナショナル・コーヒー・チャンピオンシップは3月14日からメルボルンで開催される。

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