2017年1月 ニュース/QLD

「殺人アリ」増殖中-南米原産のヒアリ
報告書が政府に対策強化訴える

猛毒を持つ南米原産のヒアリ(英語名:レッド・インポーテッド・ファイアー・アント)が、QLD州で増殖している。公共放送ABCがこのほど入手した国のヒアリ駆除計画の見直しに関する報告書によると、対策を強化しなければ全国に拡大する恐れがあるという。2016年12月8日付の同放送電子版が伝えた。

ヒアリは南米アマゾン川流域原産の外来種で「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されている。ヒトが刺されると、過敏性の反応で呼吸困難などを引き起こす「アナフィラキシー・ショック」によって死に至る可能性がある。米国ではこれまで少なくとも85人の死亡例が報告されている。農畜産業への被害も深刻で、集団で子羊やニワトリを襲ったり、穀物の収穫に打撃を与えたりするという。

報告書は、「残された時間は非常に限られている」とした上で、駆除予算を今後10年間で現在の2倍の3億8,000万ドルに増額し、生息域拡大を全力で阻止するべきだと主張した。対策を強化しなければ、ヒアリは全国に広がり、最大で年間3,000件のアナフィラキシー・ショックを引き起こす可能性があると警告している。

ヒアリのコロニー(群生地)は、ブリスベンの南方約40キロのイプスウィッチなどQLD州南東部の市街地にも広がっている。駆除作業が続いているが、コロニーは現在、NSW州境の北約50キロの地点まで迫っているという。


外国人訪問者数が初めて100万人突破
ゴールドコースト

オーストラリア貿易促進庁(オーストレード)が2016年12月7日に発表した外国人訪問者数に関する統計によると、同年6月~9月期にゴールドコーストを訪れた外国人観光客の数は25万5,000人となり、年間では初めて100万人の大台を突破した。

QLD州観光局の会長兼ホテル・リゾート大手マントラ・グループ最高経営責任者のボブ・イースト氏は公共放送ABCの地元ラジオで「地域経済にとっても観光業者にとっても、地域の雇用にとっても素晴らしいことだ」と述べた。

国・地域別の訪問客数は、中国、ニュージーランド、日本の順に多いという。イースト氏は「ゴールドコーストでは日本の観光客市場が復活してきているが、地元に落とす金額は中国人観光客が圧倒的に多い」と指摘した。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る