2014年11月 ニュース/QLD

サイクロンの季節到来

予想は平年並みも、上陸に警戒

日本の台風に相当する「サイクロン」のシーズン到来に先立ち、オーストラリア気象局(BOM)は10月13日、2014〜15年の熱帯低気圧長期予報を発表した。これによると、指標となる「オーストラリア東海岸でサイクロン発生数が平均を上回る確率」は42%と「平年に近い」見通しだ。しかし、BOMは「いかなるサイクロンも、上陸すれば甚大な被害を与え、生命に危険を及ぼす可能性がある」と警戒を呼びかけている。

サイクロンの季節は11月から4月ごろまで。1年当たりの平均発生数は全国で11個、上陸数は4個。QLD州を含む東海岸に限れば発生数4個、上陸数1個と日本と比較して少ない。ところが、オーストラリアは一般的に地形が平坦であることから、ブリスベンをはじめ人口が密集する沿岸部には降水量が増えると冠水する「フラッドプレイン」(氾濫原)が多い。このため、サイクロンがいったん上陸すると大惨事になることは少なくない。

近年ではQLD州南東部で2010年12月から11年1月にかけて、サイクロンに伴う記録的な豪雨を観測した。イプスウィッチ周辺では鉄砲水で多数の犠牲者が出た。河川の氾濫によってブリスベン市内中心部が水没したほか、石炭や農業など州の主要産業が甚大な被害を受けた。

自分が住む地域では晴れていても、遠隔地でまとまった降水量があれば数日経ってから河川が氾濫することもある。普段から避難所の所在地や避難経路を把握し、サイクロンの予想進路や河川の氾濫に関する情報に耳を傾ける必要がありそうだ。


モスク建設反対の集会
サンシャインコーストで200人参加

QLD州南東部サンシャインコーストにある地方都市マルチドーで9月20日、市内のモスク建設計画に反対する市民集会が開かれた。公共放送ABCが同日、報じた。

市内の建設予定地前に約200人の市民が集結し、「イスラム(教徒)は私たちの破滅を企てている」などと書かれたプラカードを掲げて計画の撤回を訴えた。一方、信教の自由を訴える立場からモスク建設を支持する約50人も集まり、反対派と対峙した。

 

ゴールドコーストでは却下

一方、ゴールドコースト(GC)では論争を巻き起こしていたモスクの新設計画が拒否されている。GC市議会は16日、市内南部カランビンのモスク建設の開発許可申請に関する議決を行い、反対10票、賛成5票で却下した。計画をめぐっては、付近の道路が混雑するなどとして住民グループが9,000通以上の署名を集めて反対していたが、市の都市開発計画委員会が条件付きで建設の許可を諮問していた。



生徒募集のポスター

新学期の入学説明会
QLD日本語補習授業校GC校

クイーンズランド日本語補習授業校ゴールドコースト校(丸山吉信校長)は11月15日、平成27年度(2015年4月〜16年3月)の新学期に入学を希望する保護者と生徒のための入学説明会を開催する。この日は授業を公開するほか、入学要項の配布や説明を行う。希望者は下記連絡先に予約が必要。

募集人員は幼稚部(年長)が15人、小学部1年生が約40人(幼稚部からの内部進学者を含む)、小学部から中学部の各学年の編入生が「若干名」となっている。出願は同日から12月6日まで受け付ける。

同校は毎週土曜日、オール・セインツ・アングリカン・スクールの校舎で国語と算数(数学)の授業を行っているほか、運動会や補習校まつりなどのイベントを開いている。対象は幼稚部(年長)から中学3年生まで。今年5月の時点で175人が在籍している。保護者が負担する年間費用は890ドル(第2子以降は割引制度あり)。世界各地に202校ある日本政府認可の補習校の1つで、ゴールドコースト日本人会が運営母体となっている。

■新入学説明会
日時:11月15日(土)
場所:All Saints Anglican School(Highfield Dr., Merrimac)
問い合わせ・予約Tel: (07)5531-6661(水・金9AM〜4PM)
Email: jlssqnishida@live.com.au
Web: jsgc.org.au


熱帯雨林で17日間生存
約17キロ減量

QLD州北部の熱帯雨林で行方不明となっていた女性が10月8日、17日ぶりに無事発見された。公共放送ABCが伝えた。生還したのは、州北部イニスフェイル在住のシャノン・リー・フレーザーさん(30)。ケアンズの南方、イニスフェイルの北西に位置するゴールデン・ホール付近を探索中、同行していたパートナーとはぐれたまま行方が分からなくなっていた。

地元のバナナ生産者が8日朝、山林の中から出てきたフレーザーさんを見つけた。フレーザーさんは日焼けによる火傷がひどく脱水症状を訴えているものの、比較的元気だった。川の水を飲み、小魚や虫を食べて餓えをしのいだ。体重は遭難前と比較して16.9キロ減ったという。


ケアンズの看護師、エボラ陰性

ケアンズ・ベース病院の看護師、スー・エレン・コバックさんが10月初旬、エボラ出血熱に感染した可能性があるとして同病院に緊急入院した。公共放送ABCが伝えた。コバックさんは国際赤十字のボランティアとしてアフリカ西部シエラレオネを訪れていた。しかし、2度の検査の結果、陰性と分かり、コバックさんは13日、同病院を退院した。

世界保健機関(WHO)によると、アフリカ西部で流行しているエボラ出血熱による死者数は8日までに4,000人を突破した。アフリカ大陸以外でもスペインで初めて感染例が確認されている。オーストラリアでも感染が拡大した場合の危機管理が急務となっている。

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