2015年5月 ニュース/QLD


過去の犯罪歴が明るみに出て労働党を離党したビリー・ゴードン州議員

QLD州新政権に難題

新人議員に多くの前科、労働党を離党

2月に発足したQLD州の新しい労働党政権が、早くも難題に直面している。新人の州議員に数多くの犯罪歴があることが明らかになり、労働党を離党した。現時点では無所属で議員活動を続けているが、議員辞職に追い込まれた場合、補選の結果次第では労働党が少数与党を維持できなくなる可能性がある。

犯罪歴が明るみに出たのは、1月の州選挙に労働党から出馬して初当選した先住民出身のビリー・ゴードン州議員(州北部クック選挙区選出)。公共放送ABCによると、ゴードン氏は1987年から2008年にかけて、家宅侵入・窃盗、保釈・執行猶予中の遵守義務違反、無免許運転などで起訴されたり有罪判決を受けたりした。08年には母親に対する家庭内暴力に絡む執行命令も受けていた。元内縁の妻に子どもの養育費を支払っていなかったことなども分かった。

ゴードン氏は3月28日、明るみになった事実を認めた。その上で、州議員として立候補するにあたって犯罪歴を公表しなかったことを謝罪した。続いて、アナスタシア・パラシェイ州首相は29日、ゴードン氏の党籍を剥奪した。州野党の自由国民党はゴードン氏の議員辞職を要求しているが、同氏は4月8日までに議員を辞職する意思のないことを改めて明らかにしている。同氏は、無所属議員として与党を支持している。

労働党は野党として臨んだ今年1月の州選挙で大幅に議席を増やし、1院制の州議会(定数89)で44議席を獲得した。過半数の45には届かなかったものの、無所属議員1人の協力を得て2月に新政権を発足させた。ゴードン氏の離党で労働党は43議席に減少した。仮に同氏が議員を辞職し、補選で野党候補が勝利すれば、キャスティングボートを握る「カッターのオーストラリアン党」の2議員の動向によっては労働党が政権の座を失う可能性も否定できない。

しかし、パラシェイ州首相は29日、同氏を離党させるにあたって「私の州首相としての立場を失う用意はできている」と述べた。長年にわたって暴力や違法行為を繰り返した過去を持つ同氏を擁護するより、政権を失うリスクを取っても誠実な対応を優先した形だ。

なお、ブリスベンの地方紙「クーリエ・メール」の日曜版「サンデー・メール」が4月12日付で掲載した世論調査によると、「ゴードン氏は州議員を辞職するべきだ」とした回答者の割合は62%、「辞職するべきではない」は26%だった。



決勝で難易度の高い技を連発して高得点をマークしたフィリペ・トレド(Photo: WSL)

昨年に続きブラジル勢に栄冠
サーフィンのクイックシルバー・プロ

プロ・サーフィン「ワールド・サーフ・リーグ」(旧ASP)の男子世界ツアー第1戦「クイックシルバー・プロ」は3月13日、ゴールドコースト(GC)南部クーランガッタにあるスナッパー・ロックスで決勝ヒートを行い、フィリペ・トレド(ブラジル)がジュリアン・ウィルソン(豪)を破った。1年前の同大会で優勝し、昨年のツアー王者に輝いたガブリエル・メディナに続き、ブラジル選手が2年連続で地の利がある豪州勢を退けた。

スナッパー・ロックスは、美しい波が岬沿いに規則正しく崩れる世界有数のサーフィン・スポットとして知られる。しかし、今年は開催期間中を通して良い波に恵まれず、メディナやジョエル・パーキンソン(豪)、ケリー・スレーター(米)といった強豪が早々と敗退した。決勝戦のコンディションも今ひとつだったが、トレドが20点満点中19.60という高得点をたたき出し、ツアー初優勝を遂げた。

同日、開催された女子「ロキシー・プロ」の決勝は、昨年のツアー覇者カリッサ・ムーア(ハワイ)が地元出身で昨年の同大会勝者ステファニー・ギルモア(豪)に勝利した。

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