日本に届けよう、「がんばろう!」の思い

東日本大震災特集

 

東日本大震災特集

日本に届けよう、「がんばろう ! 」の思い

7月に行われた震災関連のニュースやチャリティー・イベント、今後予定されているイベントをご紹介します。


【リポート】

東日本大震災に関する円卓会議


会議で発表する小竹総領事代理

2011年豪州日本研究大会の1プログラムとして、東日本大震災に関する円卓会議が7月6日、メルボルン大学で開かれた。小竹康史・在メルボルン日本国総領事代理はパネリストとして出席し、「震災とその後の経過が日豪関係について語ること」というテーマの下、10分間弱の発表を行った。小竹総領事代理は、豪州の連邦政府・議会、VIC州政府・議会、姉妹都市関係各自治体、宗教団体、教育機関、芸術家や文化団体、著名な料理人、スポーツ界、企業、民族団体など多方面からの支援や、日豪友好・関連団体やギラード首相の訪日、および日本人団体・企業の取り組みについて紹介した。そして、経済、政治・安全保障、人物交流の3分野からなる日豪の「包括的かつ戦略的なパートナーシップ」関係が、さらに強化されたと語った。


日本とメルボルンをスカイプでリンク


東京会場の様子(撮影:板屋雅博)

震災以降、メルボルンでチャリティー活動に尽力してきた支援者たちが互いの労をねぎらうとともに意見交換をしようという「アフターセブン・ドリンク集会」が7月2日、メルボルン市内のジャパニージー日本語学校で開催された。東京で世界各地の支援者たちをスカイプでつなぐ大規模なチャリティー・イベント「リンク・フォー・ジャパン・プロジェクト」と同時開催されたもので、メルボルン会場にはアート、音楽、メディア、医療など幅広い分野から支援者たちが集まった。

中継時間になると、各グループの代表者は自己紹介カードなどを掲げながら、自分たちの活動や想いなどを東京に向けて発信していた。自身も積極的にチャリティー活動に参加し、当日の意見交換会の司会をした小林恵子さんは「皆さまの前向きな熱い心の力が感じられ、お互いの心がきっちりとリンクすることができた集会になったのでは」と話していた。また当日は、参加者から善意で募金が寄せられた。集まった340.40ドルはNPO法人、AAR(難民を助ける会)を通して震災復興に使用される。


モナッシュ大学でチャリティー展示

モナッシュ大学のファイン・アート学部は7月19日まで、同大学コーフィールド・キャンパスで、募金集めのための展示会を開催した。会場のファカルティー・ギャラリーでは、オーストラリアのコンテンポラリー・アーティスト30人による、限定版のA2サイズのプリントを展示、販売した。30人全員の作品が収められたアーカイブ・ボックス・セットも販売された。すべての募金はケア・オーストラリアに送られ、災害復興のために役立てられる。


日本のために走った、歩いた !


「Run for Japan」のTシャツ

7月17日にメルボルン市内で開かれたマラソン大会「ラン・メルボルン」に、日本人を中心としたチーム「Run for Japan」が参加し、早朝のメルボルンを駆け抜けた。同チームは震災直後、募金集めのために立ち上げられたマラソン・チーム。子どもから大人まで、日本人を中心にオージーやスリランカ人、中国人など、年齢・国籍もさまざまな51人が集まった。このマラソン大会では、個人やチームで募金できるシステムになっており、「Run for Japan」が集めた募金は、参加チーム中最高額の約1万6,000ドルに上った。中には、手作りのブレスレットをトーキーのキャンプ場で販売して募金をしてくれた子どもたちもいたという。

大会の後は市内のカフェで顔合わせと打ち上げがあり、参加者は談笑しながら互いの労をねぎらった。チーム・リーダーの斉木グリーン美貴さんは、「スポーツ好きが多いメルボルンで、人数も集まりやすく、日本人以外の人にも興味を持ってもらいたかった」とチーム設立について振り返る。東京在住で被災地にボランティアに行った姉の「世界からの支援は被災者の人の力になっているよ」という言葉も後押しした。遠方での支援活動も確実に現地に届いていることを感じたという。


子どもの部「キッズ・ラン」に参加した子どもたち

打ち上げ会場には「Run for Japan」のおそろいのTシャツをプロデュースしたミラー敬子さんの姿もあった。バックには大きな日の丸に「走」の文字。その周りを松やカンガルーなど日豪の動植物のアイコンが、センスよく囲む。「走っている人が、この背中を見た時に励まされるような、また、このTシャツを見た人が、日本のことを思い出してサポートを続けてくれたら」という願いを込めた。

この日、実際に「Go for Japan ! 」と声を掛けてくれたランナーもいたという。このTシャツは25ドルで販売されており、一部が義捐金として寄付される。

美貴さんは「自分1人にできることは小さいけれど、それでも何かをし続けたい」という想いを胸に、9月18日の「シドニー・ランニング・フェスティバル」、10月9日の「メルボルン・マラソン」への参加チームを立ち上げた。興味のある人は、以下の連絡先まで。

■Email: runforjapan2011@yahoo.com.au(斉木グリーン三貴 さん)


【告知】

サラマンカ・マーケットの会場で義援金募金

ホバート・焼津姉妹都市委員会による義援金募金イベントが8月6日、TAS州ホバート市サラマンカ広場で開催される。当日は和太鼓のパフォーマンスなどが予定されており、日豪交流促進に長期間貢献し外務大臣賞を受賞したプレイスター芙美子さんの主導のもと、ボランティアが買い物客に折り鶴を折ってもらったり募金を呼びかけたりする。会場には、タスマニア日本語教師ネットワーク(JATNET)の呼びかけに応じてTAS州の子どもたちが折った数千羽の鶴もお目見えする予定。子どもたちは1ドルを寄付して、在メルボルン日本国総領事館と焼津市から寄贈された折り紙で、鶴を折って名前と被災地へのメッセージを羽に書いている。


ユーカリエコーがコンサート

メルボルン唯一の日本人女声合唱団「ユーカリエコー」がボックス・ヒルで9月17日、合唱団の設立30周年と震災のためのチャリティーを兼ねたコンサートを開催する。当日は、「赤とんぼ」「島唄」などの日本の歌や、「埴生の宿」「虹の彼方に」といった世界の歌を披露する。また、バイオリンの演奏や日本の踊りなどゲストによるパフォーマンスも予定されている。現在、コンサートのスポンサーを募集中。

■ユーカリエコー30周年記念/東日本大震災被災者支援コン サート
日時:9月17日7PM(6:30PM開場)
会場:Salvation Army Box Hill, 17 Nelson Rd., Box Hill
料金:$10(義捐金として寄付される)
問い合わせTel: (03)9898-5292(古川さん)、(03)9830-1786(コ モンズさん)、(03)9877-1106(ナイトさん)

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