SA州のブッシュファイア、32年前の悪夢

アデレード・ヒルズで家屋などを焼く

 SA州アデレード東方のアデレード・ヒルズでブッシュファイアが燃えさかっており、これまでに20戸を超える家屋が全焼と推定され、また消防士6人が負傷している。2015年1月3日も燃え続けており、1983年の大惨事となった「灰の水曜日」以来最悪のブッシュファイアになっている。

 1月2日午後に緊急警報が出されて以来、何千人もの住民が救援センターなどに避難、マウント・ロフティ山脈のサンプソン・フラットから広がった炎はあちこちの方角に向けて燃え広がっており、すでに19箇所の集落を危険にさらしている。

 身の回り品やペットだけを抱えて避難してきた住民は、この火事が来週初めまで鎮火に向かう見通しがないため、数日は帰宅できないと伝えられた。郡部消防局(CFS)では、「たった今この火事を消せるような消防局は世界のどこにもない」と地元民に伝えている。

 現場地域は、気温が摂氏40度を超え、風速も90km/hを超えている。サンプトン・フラットでは1万ヘクタールの草地が焼け、カースブルック、マウント・クロフォード、バードウッドなどの町が危機にさらされている。また、人命が危険にさらされているのはサンプソン・フラット、アッパー・ハーミテッジ、イングルウッド、ホートン、ローブサル、チャールストンなどの町で、CFSでは、「これまでに得た情報では、20戸を超える家屋が焼け落ちたと考えられるが現段階では確認はできない。

 また、何千人もの消防署員、ボランティアが消火活動を続けているが、6人が煙を吸い込むなどで負傷したことが確認されている。ジェイ・ウエザリル州首相は、火炎は北東に向かうと見られるが、どの方向でもいつでも燃え広がる可能性がある。一部地域でも気温も下がり、雨が降ったところもあるがまだまだ油断はできない」と語っている。
■ソース
South Australia faces worst fires since 1983 blazes

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