メルボルンで毎年恒例となっている「JCVジャパン・フェスティバル」が5月17日、ボックス・ヒル・タウン・ホールで開催され、巨大な会場は多くの来場者で賑わった。
少年少女らによる和太鼓演奏で始まったオープニング・セレモニーでは、在メルボルン日本国総領事館の羽田恵子総領事およびホワイトホース市議会のアンドリュー・マンロー市長らが開会の挨拶を述べ、今年で16回目を迎える同祭典の開幕を祝った。
この日の最高気温は20度と天気にも恵まれ、艶やかな浴衣や着物姿の人が多く見られた。会場では日本文化を紹介するイベントやパフォーマンス、日本関連商品などが販売され、日本食の屋台エリアでは、お好み焼きやたこ焼きなど定番お祭りフードに長い行列ができた。
タウン・ホール前広場では「和太鼓りんどう」のパフォーマンスや和太鼓のワークショップなど体験参加型のプログラムも人気を集めた。
メイン・ステージではメルボルン日本人学校児童によるキッズ・ソーラン・ダンスのほか、地元道場生徒による居合道や合気道、剣道などの武道デモンストレーション、着物やコスプレのコンテストなどが行われ、参加者の目を楽しませていた。
実行委員長の永嶋実氏は「各界の方々のご協力により16回目となる今フェスティバルをつつがなく開催することができた。テーマとなっている”友”という言葉の通り、開催を通じて多くの来場者の方々が友達になってもらえていたら嬉しい」と話した。
(取材=メルボルン支局・原田糾)

日本語と英語のバイリンガル教育を行う公立のハンティングデール小学校(http://huntingdaleps.vic.edu.au)のブース

毎年ブースを出しているカジタ・キャンドルズ(www.kajita.com.au)

上質なハンドメイド革製品を手がけるリゼロ・ワークス(www.rezeroworks.com)のKoichi Okabeさんと着物スタイリストのSala Okabeさん(www.salaokabe.com)ご夫妻