WSW、敵地で後味の悪いドロー

 

 

 

2月1日、小野伸二のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)は、アウェーでニューキャッスル・ジェッツと対戦(第17節)、終了間際に追いつかれての2-2のドローに終わった。2日に、首位のブリスベンが3位でWSWを追うセントラルコーストを破ったことで、2位の座を何とか確保したWSWだが、ブリスベンとの勝ち点差は7と再び大きく開いた。

前半からWSWがテンポ良くボールを回して、小野とヘルシの右サイドからの展開で幾つかのチャンスを演出するなど優位に試合を展開するも、26分、ニューカッスルのFWタガートがゴール正面で思い切り振りぬいたシュートがそのままゴールに吸い込まれ、先制を許す。しかし、前半終了間際の44分、ゴール正面で得たフリーキックをMFムーイが直接蹴り込んで、WSWは試合を振り出しに戻すことに成功して、前半を終えた。

後半に入ってから盛り返してきたニューキャッスルは、キレの良い動きを見せるタガートを中心にWSWゴールに迫る。それでも、ニューキャッスルに試合の主導権を握らせないWSWは、64分、小野のフリーキックからのゴール前の混戦でこぼれたボールを、キャプテンのビューチャンプが頭で押し込み、勝ち越しに成功。そのままWSWが逃げ切るかと思われた89分には、ニューキャッスルがゴール前の混戦から、絶好調のタガートがこの日2点目のゴールで土壇場で追いつく。

 

試合は、そのままでは終わらない。ロスタイムの3分も過ぎ、試合終了の笛が鳴ろうかというタイミングで、左サイドを駆け上がってたタガートにカウンターからのボールが渡り、ニューキャッスルに決定的なチャンスが訪れる。それをなんとか阻止しようとペナルティ・エリア外に飛び出したWSWのGKコヴィッチとタガートが激しく交錯するも審判の笛は鳴らない。その前のプレーの段階で試合終了の笛が鳴っており、コヴィッチの激しいプレーは反則とならず、そのまま2-2で試合終了。試合後も執拗に抗議を続けたニューキャッスルのグリフィスが、試合終了後にも関わらず、主審に退場を宣告されるなど、非常に後味の悪い形で試合を終えた。
首位奪回への反転攻勢のきっかけとしたかった2月緒戦の勝利を逃してしまったWSWは、次節(7日)、首位ブリスベンとのホームでの天王山の戦いを控える。

(文=植松久隆、写真=リチャード・ルアン)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る