加瀬と榊の 目指せ ! AFLプレーヤー

目指せ ! AFLプレーヤー
加瀬毅(かせ・つよし)、写真右。

加瀬と榊の
目指せ ! AFLプレーヤー

こんにちは、榊です。日本ではインターナショナル・カップに向けて着々と準備が進んでいます。今大会は4つのプールに分かれて予選を戦います。日本と同じグループにはニュージーランド、サモア、インドが入りました。日本のリーグ戦は7月13日をもって一時中断し、インターナショナル・カップに向けての練習が本格的に始まりました。


 さて今回は、日本チームのインターナショナル・カップの戦い方について考えてみました。プレー中心の話で分かりづらくなってしまいますが、ぜひとも読んでください。
 AFLのゲームを見ていると気が付くのですが、グラウンド上での「ポジション」がどんどん複雑になっています。具体的にどういうことかと言うと「ウイング」はグラウンドの端を前後に移動する、「ローバー」はボールの出どころでプレーする…といった基本が見えにくく、1人に課せられる仕事の種類も増えています。ですがグラウンド上のさまざまなところに登場し的確にプレーするのは難しく、チーム全体のバランスや相手のポジショニングを把握しないとうまくいきません。
 今の日本チームの課題である「スペース作り」。これも同じような考えのもとに、全体として動かなくてはうまいパターンを作ることはできません。独創的なプレーはスパイスとして必要ですが、基本的なプレーを全員が理解した上でそのようなアクセントが生きてきます。
 エッセンドンの13番アンドリュー・ラベット(Andrew Lovett)は素早い動きをするプレーヤーです。ラベットがボールを持つとテンポが上がります。独特のプレー・リズムを持つこのプレーヤーを生かしているのは、エッセンドンの統率の取れた動きです。このプレーヤーと対照的な動きをしているのが8番ジェイソン・ウィンダリック(Jason Winderlich)。リズムが一定で忠実なプレーをし、テンポを一気に上げるタイミングを取りやすくしています。
 スペースは「場」、テンポは「時間」。日本チームは体格で劣るので、同じ「場」「時間」で戦うと不利になります。その2つをうまくずらしながら、味方と意識を合わせる。セオリーでは簡単ですが、実際に合わせるのは時間がかかります。今はどの段階でもいいので「場」「時間」を合わせる練習をしている状況です。そして1度合わせてからそれをどう崩していくか、そこに勝つためのヒントがある気がします。最終的に、自分たちの「場」と「時間」のあるプレーを目指します。
 インターナショナル・カップまであとわずか。いつもサポートをいただいている皆さんに感謝しながら、1歩1歩丁寧に進んでいきたいと思っています。


加瀬毅(かせ・つよし):1982年、東京都出身。2005年のインターナショナル・カップで日本代表チーム・サムライズの主将。06年初めAFLチーム、エッセンドン・ボンバーズのプレシーズン・キャンプに参加。前シーズン同様今年もVIC州アマチュア・フットボール・リーグのセント・バーナーズ(St.Bernard’s Web : www.stbernardsfc.com.au)でプレー中。


榊道人(さかき・みちと):83年、神奈川県出身。05年日本代表チーム・サムライズの副主将。加瀬とともに06年初頭のエッセンドン・キャンプに参加。今シーズンは8月のインターナショナル・カップに向けて日本で個人的なトレーニングを行うほか、フッティーの普及・育成活動を行う。 


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