メルボルン・デーモンズ、名門復活か?

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優勝経験がない唯一のチーム、フリーマントル・ドッカーズ(白地にイカリのユニフォーム)

熱く高く飛べ !! AFL

メルボルン・デーモンズ、名門復活か?

 2008年、09年と2年連続最下位のメルボルン・デーモンズ(別名ディー)が好調だ。RD1ではホーソンに117対61と惨敗して、今年も低空飛行かとファンをがっかりさせた。ところがRD2では、強豪コリンウッドを86対85とあわやというところまで追い込んだ。その勢いを駆ってRD3ではアデレードを撃破。RD4ではリッチモンドに113対78と大勝。08年はわずか3勝、09年も4勝しかできずに失望してきたデーモンズ・ファンは、久々に好調なスタートを切って溜飲を下げた。メルボルン・デーモンズは、1859年5月設立のAFL発祥のチーム。2カ月後に設立されたジローン・キャッツとともにAFLを引っ張ってきた大黒柱だ。しかしこの10年を振り返ると、00年の3位を最後に中位と下位の間で低迷している。
 同じチームが長くトップに居座ることができない理由として、AFL独特のドラフト制度がある。前年の最下位のチームが一番最初に選ぶ権利があるのだ。
 メルボルンは、昨年のドラフト1位トム・スカーリー、2位ジャック・トレンゴーヴなど若い選手が活躍し始めており、これから注目のチームだ。
 もう1つの注目チームは、西豪州パースの南、フリーマントル市に本拠地を置くフリーマントル・ドッカーズ。別名フレオ。AFL16チームの中で、唯一、優勝経験がない。このフレオが開幕から3連勝してAFLファンや一般市民を驚かせた。ドッカーズの開幕快進撃もデーモンズと同様にドラフト制度によるところが大きい。
 デーモンズとドッカーズ。この2つのチームが今年のAFLの意外な鍵となる可能性は大きい。
今月のルール:AFLがサッカー、ラグビーなどと最も異なるのは、オフサイドがないこと。 敵ゴール前に陣取ったフォワードがボールをキャッチすれば、そこから簡単にゴールへ蹴りこむことができ6点が入る。特に最後の4Qは、ディフェンスが疲れてきているので、大量得点が可能。大逆転や、ダブルスコア・ゲームが成立するのはこのためだ。勝負の行方は下駄を履くまで分からないのがAFLの大きな魅力だ。


メルボルン/フッティー

文・写真=イタさん(板屋雅博)。
日豪プレスのコントラクト・フォトグラファー。
AFL、テニス、ゴルフ、F1、サッカー、競馬などメルボルンのプロ・スポーツをメインに取材、撮影。

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