今年も日本人選手が活躍GCAマラソン大会結果

2017年ゴールドコースト・エアポート・マラソン大会レポート

男子 優勝 野口拓也選手、3位 川内優輝選手、
女子 3位 竹中理沙選手

快晴の恵まれた天候の下で、7月1日(土)、2日(日)に第39回ゴールドコースト・エアポート・マラソン(以下GCAマラソン)が開催された。フルマラソンの部で、男子は、野口拓也選手が優勝、川内優輝選手が3位に入賞。そして女子では、竹中理沙選手が3位に入賞した。ゴール直後の野口選手と竹中選手の喜びの声と共に、川内選手のコメントをお届けする。(文=内藤タカヒコ)

ムンガラ選手(右)との激しいトップ争いの中、見事に初出場・初優勝をかざった野口拓也選手(中央)
ムンガラ選手(右)との激しいトップ争いの中、見事に初出場・初優勝をかざった野口拓也選手(中央)

大会結果

7月2日(日)午前7時20分、青空の下、同大会のハイライトとも言えるフルマラソンに出走する多くのランナーが男女一斉に、サウスポートをスタートした。

男子は、初出場の野口拓也選手(コニカミノルタ)が2時間8分59秒の自己ベストを更新しての優勝。2位に2014、15年と2年連続優勝したケニアのムンガラ選手が2時間9分1秒、そして3位に、6年連続出場の川内優輝選手(埼玉県庁)が2時間9分18秒のタイムでゴールインした。

レース展開は、トップ・グループから抜け出したムンガラ選手と野口選手がゴール直前まで激しいデッド・ヒートを繰り広げ、沿道を大いに沸かせた。ムンガラ選手は何度も引き離そうと試みるものの、野口選手がその都度追い上げ、最終的にゴール手前で一気にスパートを掛けて、ムンガラ選手を抜き去り1位でのフィニッシュとなった。

その他の日本人男子の結果は、4位に橋本崚選手(GMOアスリーツ)、5位に大崎翔也選手(中電工)、6位に高田千春選手(JR東日本)、9位に菊池貴文(SGホールディングス)、10位に鈴木卓也選手(愛三工業)となり、10位以内に7人もの選手が名を連ねた。

また、女子は、アベベ・ベケレ選手(エチオピア)が2時間25分34秒で優勝。2位のマーシー・キバルス選手(ケニア)が2時間28分28秒。3位の竹中理沙選手(資生堂)が2時間28分32秒でゴールした。日本人選手では10位に野尻あずさ選手(ヒラツカ・リース)が入賞した。

今年のGCAマラソンは、男子は野口選手が優勝、川内選手が3位、女子では竹中選手が3位となり、夫婦そろって表彰台という記録も誕生して幕を閉じた。それぞれの選手は、また次の目標に向けて走り出す。

来年の同大会でも、参加選手のすばらしい走りが見られることを期待しよう。

野口選手


「自分を信じて走った」

大会当日が29歳の誕生日である野口選手はGCAマラソンに初出場。今年4月に結婚した妻の竹中選手が2014年に優勝した大会に出場するとあって「良い走りをしたい」と強い思いでレースに臨んだ。

ムンガラ選手との激しいトップ争いについては「自分を信じて、またこれまでの練習を信じて走りました。ただそれだけです」と話し、今大会の感想を尋ねると「沿道からの温かい声援が後押ししてくれました。とても気持ち良く走ることが出来ました」と答えてくれた。

今後は20年の東京五輪への出場を目標に走ると続け、「来年のGCAマラソンにもぜひ出場したいです」と強い意欲を見せてくれた。

川内選手


「目標を達成出来たレース」

今大会で6度目の出場となり、2013年には優勝。昨年の大会ではゴール直前までムンガラ選手と熾烈な優勝争いを繰り広げた川内選手は、GCAマラソンですっかりおなじみの人気選手だ。

8月にロンドンで開催される世界陸上を最後に第一線から退く予定で、GCAマラソンは最終調整のための重要な大会と位置づけ、2時間10分以内、3位以内に入賞という目標を立ててレースに臨んだ。「優勝は出来ず、日本人の中でも2位でしたが、10分切りと目標の3位以内は達成出来たので、ロンドンに向けた良いレースになったと思います。今後は疲労を残さずに、ロンドンに向けて調子を合わせていき、メダルを狙います」と力強く語ってくれた。

竹中選手


「今の自分のベストが出せた」

2014年大会で優勝した経験があり、2回目の出場となる今大会だったが「状態も練習も良かったわけではなく、ギリギリの状態で、どこまで走れるのかスタートするまで分かりませんでした。2年前に優勝出来ましたが、今回は優勝を意識しないで、ベストを尽くすことを考えていました。ただ、大好きな街、大好きな大会なので、すごく楽しみにしてレースに臨みました」とスタート前の心境を語った。

夫である野口選手と同じコースを走っていたことについては、「レースの途中ですれ違った時、トップを走る姿を見ました。コーチからも優勝したと聞き、私も絶対に表彰台を狙うんだと思いながら走りました」と話す。今大会に関しては「今の自分に出来るベストの走りが出せたと思います」と晴れやかな表情で答えてくれた。

夫婦そろっての表彰台という快挙に「主人と喜び合いたいです」と笑顔で話した。今後はトラック競技と、秋の駅伝を目標に走る予定とのことだ。

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