サム・ノートンナイト選手に再びインタビュー

Go! ワラビーズ in Japan
本紙2度目の登場となるノートンナイト選手

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.38 
サム・ノートンナイト選手に再びインタビュー

 日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベルアップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。
文=山田美千子/写真=山田武

これまで日本のチームにも多くの有名選手が海外から来ては活躍し、ファンを魅了してきた。そんな日本でかつて活躍していた選手たちは今、いったいどこでどうしているのだろうか。今回、三洋・パナソニックや、クボタ、釜石シーウェーブスなどの日本チームに所属していたサム・ノートンナイト選手に再び(2010年8月号本連載にも登場)話を聞くことができた。

――2010年以降後も日本で暮らされていますが、この国の文化にもすっかり慣れ、楽しまれているようですね。前回のインタビューでは、京都や温泉に行きたいと言っていましたが、その後実行できましたか。

「行きましたよ、京都も温泉も。群馬の伊香保温泉や宝川温泉とかいろいろ行きました。来日当初は日本ならではの全裸で楽しむ温泉のスタイルに大きなカルチャー・ショックを受けましたが、今では全然気にならないし、問題ないです。日本は食事も美味しいし、人も優しい。そういう場所でラグビーをできる機会があって良かったと思います」

――2011年3月11日の東日本大震災で大きな打撃を受けた岩手県釜石市は「ラグビーの町」として有名ですが、ノートンナイト選手は昨シーズン、その釜石シーウェーブスというクラブ・チームでもプレーしていましたね。

「津波で大きな被害があったことは知っていましたし、心配がなかったわけではありませんが、住んでみて改めて三陸海岸は良い所だと確信することができました。人の結びつきがとても強く、ファンの熱い応援でチームや自身のモチベーションも上がり、あと1歩でトップ・リーグ昇格というところまでいきました。良いプレーをみせることで、ファンや町にお返しができたのではないかと思っています」

――今シーズンはNECグリーンロケッツでプレーしますね。

「4月にチームと合流しましたが、練習環境もすべてが1カ所にまとまって機能的ですし、雰囲気も良いです。ゲーム・マネジメントやグランド外でも自分の年齢にあった責任を果たしていきたいと思っています。NECもそうですが、日本ではプロと社員の選手が同じチームでプレーしています。仕事とラグビーの両立は大変だと思いますが、そうしている選手たちはワーク・ライフ・バランスが良く、練習に対する想いもより熱いように感じますね。オーストラリアのプロだけのチームのムードとはまた違って良い影響を受けます」

日本のラグビー事情の理解度も高いノートンナイト選手。これまでの5年間にわたる日本での経験が、彼をさらに大きくしたように感じた。今季も彼にとって、さらなる飛躍の年になるよう期待したい。

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