Go! ワラビーズ in Japan「日本選手権決勝、ワラビーズによる豪華対決」

Go! ワラビーズ in Japan

日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベルアップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。文=山田美千子/写真=山田武

日本選手権決勝、ワラビーズによる豪華対決

1月29日、ラグビーの国内シーズンを締めくくる日本選手権決勝が快晴の東京・秩父宮ラグビー場で行われた。この最終戦、日本一の決定以外に非常に興味深かったのは、ワラビーズの選手たちのプレー。

トップ・リーグ(TL)優勝のサントリーにはジョージ・スミス選手。対するTL3位のパナソニックにはヒーナン・ダニエル選手、ベリック・バーンズ選手、デイビッド・ポーコック選手、タンゲレ・ナイヤラボロ選手、更にヘッド・コーチにはロビー・ディーンズ氏。ワラビーズ好きにはたまらない超豪華な顔ぶれだ。残念ながらけがのためバーンズ選手はスタンド観戦だったが、心躍る一戦となった。

サントリー・サンゴリアスのジョージ・スミス選手
サントリー・サンゴリアスのジョージ・スミス選手

試合はサントリーが先制したが、パナソニックもすぐに同点に追い付きそのまま前半終了。前半終了間際には、スミス選手がポーコック選手に後ろから体当たりを食らわすシーンがあった。険悪な状態になるかと思いきや、何事も無くゲームに戻っていく2人。ワラビーズの誇る名FLの直接対決だったため、とても印象に残ったシーンだった。

後半に入るとスコアが動き出す。サントリーが最初に追加点を奪ったが、パナソニックも黙ってはいない。ブレイク・ダウンからの激しい攻防が勢いを増す中、ヒーナン選手が相手SHにプレッシャーをかけ、キックのチャージに成功。そのまま走り切って自らトライを決めた。

しかし、攻守共に力を発揮していたヒーナン選手にアクシデントが起こった。タックルに入ったところを逆にめくり上げるように倒されると、しばらく立ち上がれなくなった。まさか……と一瞬ひやりとさせられたが、幸い大事には至らずに済んだ。また、その1分後にはポーコック選手が流血のため一時退場となるなど、アクシデントを恐れない彼らの体を張ったプレーは日本でも変わらなかった。

最終的に、今年の日本選手権を制したのはサントリー。ノー・トライながら着実にPGを決め、15-10で4年ぶり7度目の優勝を飾った。バーンズ選手が出場していたら、また違ったゲーム展開になっていたかもしれないが、ワラビーズの選手同士のマッチ・アップを日本で見ることができたのはとても幸せなことだと感じた。

最後に、闘病中のクリスチャン・リアリイファノ選手の復活に向けてのうれしいニュースが届いた一方で、元ワラビーズのLOダニエル・ヴィッカーマン氏の突然の訃報が飛び込んできた。同氏のご冥福をお祈りしたい。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る