ラグビーWC2015出場決定!

Go! ワラビーズ in Japan

Go! ワラビーズ in Japan

番外編

アジア5カ国対抗2014優勝 ラグビーワールドカップ2015出場決定


 日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベル・アップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。文=山田美千子/写真=山田武

 1999年に創設され、世界各地を廻る方式で実施されている国際ラグビー・ボード(IRB)主催の7人制ラグビー「セブンズ」の国際大会がオーストラリアではゴールドコースト、日本では東京で開催されている。今年、東京開催となった「HSBCセブンズ・ワールド・シリーズ」では世界中から強豪が集まり熱戦を繰り広げた。オーストラリアのプレート優勝の軌跡と日本代表の戦いぶりをリポートする。

優勝トロフィーを掲げるリーチ・マイケル主将。8大会連続8度目のワールドカップ出場を決める


国立競技場の聖火台に点灯

メルボルン・レベルズで活躍中のマレ・サウ選手(日本代表)


日本代表のキッカーと言えば五郎丸選手

スターの仲間入りをしたと言っても過言ではない藤田選手

この日は試合開始前からさまざまなイベントが行われていた。というのも、1958年に建設され、多数のドラマを見守ってきた国立競技場が20年の東京オリンピックに向け改修工事に入る前の最後のスポーツ・イベントとなったためだ。試合開始直前には聖火台に聖火も点灯された。

空が薄っすらと暗くなり始めた午後5時3分、香港のキック・オフで試合開始。2分後、早くもPGのチャンス。キッカー五郎丸歩の足元から、きれいな弧を描いたボールはゴール・ポスト真ん中へ吸い込まれていった。日本先制。スーパー・ラグビーのメルボルン・レベルズに所属するHO堀江翔太、CTBマレ・サウ、ブランビーズ所属の立川理道らが力強い走りや当たりの強さを見せる。オーストラリアでの成長を見せた。

このところレベルズやブランビーズのジャージ姿を見かける機会が多かったせいか、彼らの赤いジャージ姿がまぶしく感じられた。

新スピードスター藤田慶和

今が旬、伸び盛りのWTB藤田慶和がスピードを生かした走りを見せて3トライを決めた。特に2本目のライン・アウトから出たボールを持った藤田が50メートル近くを走りきって右隅に決めたトライは、彼の持ち味がよく発揮されていた。しかし、強いプレッシャーを受けた時には、プレーヤーとしての若さも目立つ。しかし、日本ラグビー界の期待の星であることは間違いない。

試合後の記者会見でも彼に関しての質問が飛んだ。するとエディーHCは笑顔で「(今日の出来は)まあまあ」と日本語でひと言。そして「いい選手になるとは思うけれど、まだまだ修正しなければいけないところがある。どうして皆さんはそんなに藤田君が好きなの。恋に落ちているのかい?」と、ジョークを交えながら、スター候補生について語っていた。

15年のRWCまでのどんな進化を遂げるのか、とても楽しみな選手である。

エディーとともにイングランドへ

さて、1万6,372人の観客を集めたこの試合は49-8で日本が勝利を収めた。アジア5カ国対抗7連覇達成。そしてラグビー・ワールド・カップ2015の出場を決定した。

「今日の目標は勝つことだった。タフなゲームだったがRWC予選通過できて嬉しい。今からはRWC準々決勝進出に向けて準備していく」と、指揮官の目は既に次のターゲットを明確にとらえている。

日本はRWCに連続出場してはいるが、いまだ結果を出せていない。アジアのトップに君臨し続けていても、その上の壁は破れていない。しかし、エディー・ジャパンは何かをやってくれるような気がした。

昨年、エディーHCが病に倒れたという衝撃的なニュースが流れた時は正直なところ、エディーHCの体調とともにチームの行く末を案じたものだが、エディーHCもチームもその大きなアクシデントを乗り越えて今日に至っている。エディー・スマイルも復活。選手もチームもひと回り、いやそれ以上に成長しているように感じられた。アクシデントは時に人を強くさせるのかもしれない。

RWC開幕まで約1年。名将エディー・ジョーンズの下、日本はどこまで成熟したチームになり、どのような結果を残すのだろうか。

 

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