エディー・ジョーンズHC率いる日本代表への期待

Go! ワラビーズ in Japan
エディー・ジョーンズ日本代表ヘッド・コーチ

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.37 
エディー・ジョーンズHC率いる日本代表への期待

 日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベルアップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。
文=山田美千子/写真=山田武

日本ラグビー界において数年前にはオーストラリア出身の”レジェンド”の存在が大きかったが、このところはニュージーランド出身、南アフリカ出身の選手のたちが存在感を増している。今年はどうなるのだろうか。そう予想してみた時、存在感でこの人の右に出る者はいないだろうと思い浮かぶ人物がいる。そう、現在ラグビー日本代表の頂点に立つ名将、エディー・ジョーンズ・ヘッド・コーチ(HC)だ。同氏は昨年8月には、日本におけるラグビー技術向上に貢献したとして外務大臣表彰(編注:日本と諸外国との友好親善に多大な貢献をした個人と団体を表彰するもの)も受賞している。

2012年12月のエディー氏のHC就任以来、着実に成長している日本代表。このエディーHC。2013年には病による突然の戦線離脱などといったハプニングもあったが、そんな中でもテスト・マッチ11連勝(2013年11月〜14年11月)を記録。これまでにない強い日本代表としてのイメージをファンの間でも定着させ、サポーターの期待は大きく膨らんでいる。そして昨年11月にはついにIRBランキング9位と過去最高を達成した(12月1日現在のランキングは11位)。

これは、連勝したからランキングが上がったという単純な流れではなかった。そのような時の運というよりももっと地道な努力の成果で、試合の内容、それ以前からチームの質が確実に上がってきていたのだ。ファンは敏感にそれを感じ取っている。

昨年11月に行われたマオリ・オール・ブラックスとの試合では、秩父宮でのチケットが前売りで完売した。オール・ブラックス贔屓の多い日本で、オール・ブラックスと名のつく対戦相手だったということを差し引いて考えても、以前、エディーHCが語ってくれた「満員のスタジアムで日本代表の試合をする」という目標に近づいているのではないだろうか。

このマオリ・オール・ブラックス戦。神戸で行われた1戦目は21-61と大敗したのだが、その1週間後、東京の秩父宮での試合では一転、終了間際まで日本がリードするという展開となった。スタジアムにいた誰もが、そしてテレビの前にいた誰もが「もしかして…」と熱くなったことだろう。しかしながら、77分クイック・スローからアタックをかけられ、一気にトライを奪われてしまい18-20で惜敗。最後までマオリ・オール・ブラックスを追いつめたものの、発展途上の日本ラグビーと王国のラグビーの差を最後の最後に見せつけられてしまった。しかし、この経験を元にさらに強くなれるのだ。そう信じたい。2015年、エディーHCはどんな日本ラグビーを見せてくれるのか。楽しみで仕方ない。

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