
沖縄を代表するビール・ブランド「オリオン・ビール」の主力商品「オリオン・ザ・プレミアム」がデザインをリニューアル。そのデザインを一般公募で募集したところ、約1万6000票の投票が集まり、最終候補10作品の中から一般投票で1位に輝いた作品が新パッケージに採用され、7月15日から販売が始まった。
その栄えあるデザインを手掛けたは、ゴールドコースト在住のグラフィック・デザイナー・比嘉隼斗さん。沖縄県読谷村出身で、現在はゴールドコースト沖縄県人会のメンバーとして、エイサーの演者などを通じて地域コミュニティーにも積極的に関わっている。
比嘉さんは「沖縄に住んでいる友人から連絡があり、公募の内容を知りました。沖縄県民なら誰もがなじみのあるオリオン・ビールのデザインに自分のデザインが選ばれるかもしれないと思ったら、応募しない理由はないと思い、応募しました。採用が決まった時は、うれしいよりも驚きの方が大きかったです。少しずつ実感がわいてきました」と話す。
また、デザインについて「海外で暮らし沖縄の海の美しさを改めて実感しました。人によってその日の終わる時間が異なると思い、夕日や朝日にもとらえられる、『マジック・アワー』を表現しています。シロツメクサの酵母菌にちなみ『四葉のクローバー』の要素もプラス。『小さな幸せ』を感じ、『今日もいい日だった』と思えるひとときを届けたい、そんな思いを込めています。よく見るとある『かたち』も隠れているのでぜひ手に取って探してみて欲しいです」と続けた。
日本とオーストラリアをつなぐクリエイティブな活躍に、今後も注目が集まりそうだ。
