最終回 配偶者ビザの落とし穴 Vol.2

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これだけは知っておくべき!

豪ビザ入門

海外でキャリアを築くために欠かせないのが、ビザ設計。オーストラリアで取得できるさまざまなビザに関して、これだけは知っておくべきというポイントや注意点をプロに学ぼう。

最終回 配偶者ビザの落とし穴 Vol.2

今月も前回と同じく、配偶者ビザ(Spouse Visa,サブクラス100/309国外、サブクラス820/801国内)の話をします。配偶者ビザにはデ・ファクト・ビザと結婚ビザがあります。デ・ファクトとは、一緒に家に住むなどして夫婦同然の関係にあるが、法的には結婚していないという内縁関係にあるカップルを指します。結婚の申請では難しい問題は発生しませんが、デ・ファクトについては、いくつかの「落とし穴」がありますのでご注意下さい。

デ・ファクト・ビザ申請の1つ目の「落とし穴」は、パートナーの離婚が正式に成立していない場合です。オーストラリアでは、正式に離婚が成立していない場合、法的な婚姻関係を結ぶことはできません。実際には、元の婚姻関係にあったカップルが長らく別居している場合、本人の理解では離婚が成立したと思い込んでいる場合が多いようです。しかしながら、それを法的に証明できないと、配偶者ビザのスポンサーには不適格です。この点を十分にご注意下さい。

2つ目の「落とし穴」は、原則的には2人が同棲している必要があります。ところが、移民局に現在同棲しているとしてビザを申請し、その申請期間中に移民局が立ち入り調査をした時に、それぞれ別の所に住んでいたということが発覚した場合、ビザの申請が却下される可能性が高いようです。一定期間、離れる必要がある場合は、事前に移民局にその旨を通達し、不信を持たれぬよう準備することがとても重要です。


3つ目の「落とし穴」は、配偶者ビザの申請は、スポンサーになる人がビザをサポートできる回数は一生に最大2回までとされています。数年前までは、この配偶者ビザのスポンサーは何回でもできました。しかし、この配偶者ビザ申請で永住権をスポンサーすることをビジネスにし、お金をもらっている人たちが何人も摘発され、一生の間に1人の人が配偶者ビザのスポンサーになれるのは2回までとなりました。もし、デ・ファクト関係で永住権を取得したいと考えている人がいましたら、十分な下調べをしてから申請することを強くお薦めします。


日本ブレーン・センター・オーストラリア社長 山口正人
シドニーで日本人に向けたビザ申請代行・ビザコンサルティングなどを行う、(株)日本ブレーン・センター・オーストラリアの創設者。豪州のビザ事情を知り尽くす。

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