第20回 配偶者ビザの落とし穴 Vol.1

人気コンサルタントが解説!

これだけは知っておくべき!

豪ビザ入門

海外でキャリアを築くために欠かせないのが、ビザ設計。オーストラリアで取得できるさまざまなビザに関して、これだけは知っておくべきというポイントや注意点をプロに学ぼう。

第20回 配偶者ビザの落とし穴

配偶者ビザ(Spouse Visa, Subclass 100 / 309国外、Subclass 820 / 801国内)は、家族移住の中で最も代表的なビザで、これには結婚ビザとデファクト・ビザがあります。配偶者ビザはオーストラリアの市民権および永住権保持者、またはオーストラリアに永住を許可されたニュージーランド国民と婚姻関係もしくはデ・ファクトにある人を対象とした永住ビザです。「デ・ファクト」とは、一緒に家に住むなどして夫婦同然の関係にあるが、法的には結婚していないという内縁関係にあるカップルを指します。

多くのビザ・エージェントが申請の必要条件として「12カ月以上」と説明していますが、この説明には実は「落とし穴」があります。この規定に「例外規定」があることはあまり知られていません。以前の申請条件では、2人が1年以上同棲している必要がありましたが、今では関係証明(Relationship Registration)をNSW州の「NSW Registration of Birth, Deaths & Marriage」に申請し、その証明書がもらえれば、2人の同棲期間が1年未満でも配偶者ビザ(デファクト・ビザ)を正式に申請することが可能です。申請方法は次の通りです。

(1)フォームをウェブサイトからダウンロードし両者が記入する
(2)フォームはメールかカウンターで提出
(3)証明の手紙が必要な場合、カウンターでの提出時に40ドルを支払うと手紙を出してくれる
(4)申請の資格は過去に結婚歴などがないこと
(5)費用は207ドル
(6)かかる期間は約5週間(提出から28日のクーリング・オフ期間があり、この期間中であれば申請を取り下げることが可能です)

デファクト・ビザの申請書類は以下になります。

(1)個人詳細(フォーム80)

(2)健康診断書(内科検診およびレントゲン検診)
(3)必要証明書類
   ・申請者の身元を証明する書類
   ・パスポート、出生証明書のコピー
   ・スポンサーの身元を証明する書類・パスポート、出生証明書、市民権・永住ビザのコピー
   ・両者からの結婚に至るまでの経過や、家族関係、そのほかの共同活動を説明した陳述書
   ・両者の友人、親戚、職場の同僚からの供述書

ビザのエージェント選びの際には、この点を確認して選ぶように注意しましょう。


日本ブレーン・センター・オーストラリア社長 山口正人
シドニーで日本人に向けたビザ申請代行・ビザコンサルティングなどを行う、(株)日本ブレーン・センター・オーストラリアの創設者。豪州のビザ事情を知り尽くす。

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