第18回 雇用主使命永住権(3)

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これだけは知っておくべき!

豪ビザ入門

海外でキャリアを築くために欠かせないのが、ビザ設計。オーストラリアで取得できるさまざまなビザに関して、これだけは知っておくべきというポイントや注意点をプロに学ぼう。

第18回 雇用主使命永住権(3)

先月は「Temporary Resident Transition Stream」(ロングステイ・ビジネス・ビザ=Subclass 457から同一スポンサー、同一職業で永住権を申請する場合)の落とし穴についてご説明しました。

今回はもう1つの雇用主指名永住権の申請の仕方である「The Direct Entry Stream」(Subclass 457から永住権を申請するのではなく、直接永住権を申請する方法)を申請する際の落とし穴についてご説明します。

 

(1)The Direct Entry Streamの必要条件
・十分な英語力(IELTS 6以上)
・オーストラリアの資格を保持していない申請者は技術査定団体によるスキル・アセスメントを受ける必要がある(団体は職業により異なる)。
・Market Rate(業界平均賃金)に基づいて給与が支払われること。
・免除対象でない限り申請者は50歳未満でなくてはならない。

 

(2)「The Direct Entry Stream」で陥りやすい落とし穴
 資格審査が「Temporary Resident Transition Stream」と比べ、たいへん厳しいことです。移民局に資格審査のことを直接聞いても、移民局の窓口のスタッフは資格審査の難しさについては詳しくは説明してくれません。また、多くのビザのエージェントも新しい制度である「The Direct Entry Stream」のビザ申請の経験があまり多くなく、楽観的に考えているエージェントが多いため、この資格審査で失敗してしまう申請者が多いようです。「この落とし穴」に陥らないように十分気を付けてください。

 

(3)資格審査の例
<Sales and Marketingマネジャー>

マネジャーとしての資格を査定するのはAustralian Institute of Managementという団体ですが、この団体にマネジャーとしての資格を認定してもらおうと思えば、Business Administrationにおける学士、修士、博士号がない場合、最低でも3年以上のマネジャーとしての職歴と、さらに最低でも3人以上のマネジメント・クラスの部下を持っている必要があります。

<プログラマー>

プログラマーの申請資格を査定するのはAustralian Computer Societyという団体です。審査をパスするには、学位を持っていない場合、最低でも8年以上の職歴があることを証明する必要があり、また、自身の職歴や知識についての詳細を記載した「Project Report」を2つ提出する必要があります。


日本ブレーン・センター・オーストラリア社長 山口正人
シドニーで日本人に向けたビザ申請代行・ビザコンサルティングなどを行う、(株)日本ブレーン・センター・オーストラリアの創設者。豪州のビザ事情を知り尽くす。

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