豪ビザのスキルセレクト制度とは?Part2

敏腕弁護士ジョン・フラネリーの

オーストラリア・ビザ

ここだけの話

第6回 スキル・セレクト制度(2)

オーストラリア移民局が新しく導入したスキル・セレクト制度について、先月のコラムで簡単にご紹介させていただきましたが、今月はもう少し詳細をご紹介いたします。

スキル・セレクト制度において、これまで事業家が申請できるビザの種類が13種類から3種類に絞られたことは先月ご紹介しましたが、主に対象となるのは事業革新・投資ビザ(条件付き、サブクラス188)でしょう。

この事業革新・投資ビザは大きく2つのカテゴリーに分けることができます。それは、新規で設立、あるいは既に存在するビジネスを買い取り、事業主として活動する者に適した「ビジネス革新」というカテゴリー、そして州または準州に対し、指定された金額・期間で投資を行い、投資期間満了後、投資活動を続ける予定のある人に適する「投資家」というカテゴリーです。

どちらもポイント制になっており、ポイント・テストではビザ希望者の年齢、英語能力、保有する資格、ビジネスまたは投資履歴、ビジネスおよび個人純資産、ビジネスにおける総売り上げや革新能力などが考慮されます。

余談ですが、上記2項目に加え、8月末に正式に発表された高額投資家ビザというカテゴリーもあります(興味のある方は、移民エージェントにご相談ください)。

スキル・セレクトの全体像はまだはっきりしませんが、既に存在するオーストラリアのビジネスを買い取る場合、EOI(Expression of Interest)申請時に、ビジネスが所在する州に対して申請者のビジネス活動がいかに該当する州の経済に貢献できるかを主張することによって、スポンサーとなる州の注意を引くことができるでしょう。

事業家ビザに関して言えば、スキル・セレクト制度は、革新能力が豊富で経済開発の見込みがあるとみなされる大規模なビジネスを引き付けるために設けられた制度ですが、小規模であっても条件を満たせば十分認められるはずです。しかし州・準州の、中小企業に対する実際の態度は、残念ながら現時点ではまだ不明です。


ニュース/コミュニティー

プロフィル

ジョン・フラネリー(Jonathan Flannery)
President of Citizen’s Advice Bureau and Gold Coast Legal Service Inc

1983年弁護士認定(QLD&NSW)、移民・雇用両方の専門知識を要するビジネス・スポンサー・ビザを中心に移民アドバイスを提供している。twitterで最新ビザ情報を続々発信中。「aussievisalaw1」で検索!

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