【新連載】豪州ビザ最新事情/卒業ビザ申請における諸条件


卒業ビザ

卒業ビザとは? ビザ申請における諸条件

大学や専門学校に長期留学し、昨年11〜12月にコースを修了された方は、今年3月15日まで有効な学生ビザをお持ちかと思います。コース修了後、学生ビザが切れるまでの間に検討できる、次のステップに進むためのオプションとして、「卒業ビザ」というビザをご紹介します。規定の条件を満たすオーストラリア政府公認の学校を卒業すると、一時的にオーストラリアに滞在しながらフルタイムで仕事に就くことのできる「卒業ビザ Temporary Graduate visa(subclass 485)」が取得できます。卒業ビザには2つのストリームがあり、共通の申請条件と各ストリームごとの申請条件を満たす必要があります。

■主な条件
・サブクラス572、573、574のビザを保持していること
・オーストラリア国内での申請であること
・50歳未満であること
・ビザ申請日からさかのぼって6カ月以内に後述の就学条件を満たしていること
・英語力の証明(IELTS6.0/各項目5.0以上)ができること
・AFP(オーストラリア連邦警察)による無犯罪証明の申請をしていること
・健康保険に加入していること
・健康状態に問題がないこと

■ストリーム1
グラジュエイト・ワーク(Graduate Work stream)
 技術職リスト(Skilled Occupation List)に掲載のある職種に関連したディプロマ(Diploma)以上のコースを修了し、指定審査機関によるスキル・アセスメントを申請(または取得)している場合に申請可能なストリーム。通常、ビザ付与日から18カ月の滞在が認められる。

■ストリーム2
ポストスタディー・ワーク(Post-Study Work stream)
 コースに関係なく大学学士(Bachelor)以上のコースを修了している場合で、かつ、学生ビザを初めて取得したのが2011年11月5日以降である場合に申請可能なストリーム。学士号、修士号、博士号などによってビザ付与日から2年、3年、4年の滞在が認められる。

■就学条件
・留学生受入登録(CRICOS)のある教育機関ならびにコースであること
・全て英語での授業であること
・合計最低2アカデミック・イヤー(92週)で修了するコース
・合計最低16カ月で修了するコース
・法的に取得した学生ビザで就学すること

オーストラリアでの学歴取得のみならず就業経験を積むことで、キャリア・アップやその先の就労ビザ、永住権につなげられる可能性も高まります。期間内に申請することも申請条件の1つです。時間に余裕をもって手続きすることをお勧めします。



清水英樹(Hideki Shimizu)
◎QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「清水国際法律事務所」筆頭弁護士所長のほか、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、各種不動産売買手続き専門法律事務所「Conveyancing Home QLD」を経営する。

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