豪州ビザ最新情報/457就労ビザから永住権


457就労ビザから永住権

―186ENS、187RSMSの申請について―

457就労ビザTemporary Work (Skilled) visa (SC 457)取得後、同ポジションで2 年以上就労すると、永住権Employer Nomination Scheme (SC 186)またはRegional Sponsored Migration Scheme visa (SC 187)の申請が可能となります。186ENS、187RSMSとも言われ、457就労ビザを経ていずれかのビザを申請する場合、一時居住移行ストリーム(Temporary Residence Transition stream)を利用します。

ビザ申請者の条件

■ 457就労ビザを保持している

■ビザ申請日からさかのぼって2年以上、職種リストにあるポジションで就労している

■ビザ申請日からさかのぼって6カ月以内に同ポジションで、かつ、同会社からノミネーションを受けている(187RSMSの場合は、移民局が指定する大都市以外の地域)

■50歳未満である

■英語力の証明ができる(IELTS各分野5以上)

■健康状態や人物評価に問題が無い

スポンサー会社の条件

■ オーストラリアで合法的、かつ、健全な経営がされている会社である(187RSMSの場合は、移民局が指定する大都市以外の地域)

■457就労ビザで職種リストにあるポジションで、2年以上就労した従業員のノミネーションである

■申請者の就くポジションが必須であり、最低2年間はフルタイムでの雇用が可能である

■市場平均以上の給料を支払うことができる(現在年間53,900ドル)

■457就労ビザのスポンサーとしてトレーニング・ベンチマークを果たした証明ができる

特に「スポンサー会社としての義務をこれまで果たしてきた証明」となる、トレーニング・ベンチマークは厳しく審査されます。過去にさかのぼっての費用捻出はできないため、計画的に以下のいずれかを実行する必要があります。

トレーニング・ベンチマーク
A:給与総額(12カ月)の2パーセント分を同業のトレーニング機関へ寄付する
B:給与総額(12カ月)の1パーセント分を永住権または市民権を保持する従業員へのトレーニングとして使用する

457就労ビザを経て申請する186ENS、187RSMSは比較的審査が緩やかとされていますが、それでも年々厳しくなってきています。申請の際は移民法をよく確認し、専門家のアドバイスを仰ぐことをお勧めします。



清水英樹(Hideki Shimizu)
◎QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「清水国際法律事務所」筆頭弁護士所長のほか、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、各種不動産売買手続き専門法律事務所「Conveyancing Home QLD」を経営する。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る