豪州ビザ最新情報/職業査定の申請に必要な書類・条件など


スキル・アセスメント

―職業査定の申請に必要な書類・条件など―

前回、職種リストの種類と職種の入れ替えについて触れましたが、独立技術永住ビザや卒業ビザなどの申請において申請前にやらなければいけないことの1つとして、スキル・アセスメントという職業査定の申請があります。通常、これまでの学歴や職歴を生かし職種リストから該当する職種を選ぶわけですが、選んだ職種に対し自分のスキルがオーストラリアの基準を満たしているかどうか判断されることになります。

スキル・アセスメントは選択する職種によって申請する審査機関が異なり、独立永住ビザと卒業ビザとでは審査されるレベルも異なりますので一概には言えませんが、一般的に申請には以下のような書類の提出が必要となります。

● パスポート
● IELTSの結果
● 関連する職種における専門学校や大学からの卒業証明書並びに成績証明書
● 関連する職種における職務経歴書並びに雇用証明書や給与明細
● 履歴書
● 申請料など

職種に対しどの審査機関がスキル・アセスメントを行うのかは、職種リストや移民局のウェブサイトに掲載されており、例えば、Chef (ANZSCO: 351311)の場合はTRA (Trade Recognition Australia)、Accountant(General/ANSZCO: 221111)はCPA(CPA Australia)、Secondary School Teacher(ANZSCO: 241411)だとAITSL (Australian Institute for Teaching and School Leadership)といったようになります。

例えば、教員や看護師といった職種の場合、スキル・アセスメントの申請条件に含まれている英語力の証明がIELTS7.0以上であることなど、実際のビザ申請にある条件よりも高い英語力の証明が必要となる場合があります。

あくまでも選択する職種によりますが、ビザ申請を行うには十分な英語力の証明はできるものの、それ以前に必要となるスキル・アセスメントの段階で英語力が足りないといった事態にならないよう、将来的にスキル・アセスメントを必要とするビザ申請をお考えの方は、必要条件もきちんと確認し準備を進めていく必要があります。

移民法はオーストラリアの経済政策や動向によって毎年のように改正されます。ビザ申請の段階になって職種リストからその職種が外されたために希望していたビザ申請ができず、別の道を検討しなければいけなくなるといったことも十分にあり得ます。そのため、永住権申請に向けて計画を立てる方は、専門家に相談されることをお勧めいたします。



清水英樹(Hideki Shimizu)
◎QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「清水国際法律事務所」筆頭弁護士所長のほか、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、各種不動産売買手続き専門法律事務所「Conveyancing Home QLD」を経営する。

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