豪州ビザ最新情報/オーストラリア市民権取得


オーストラリア市民権取得

―こんな場合でも取れますか編―

今年4月の改正発表以降、オーストラリアの市民権への関心が非常に高まっているようです。過去のコラムにおいても、市民権取得に関する大まかな条件の変更についてはお伝えしました。そこで今回は、より具体的に「こんな場合でも取れますか」という話を、3つのパターンに分けて説明したいと思います。

それぞれのパターンについては、もちろん「状況次第」で一概に当てはまるというわけではありませんが、参考にして頂けたらと思います。

その①:過去にスピード違反をしている場合

基本的に、数回の駐車違反やスピード違反だけでは、市民権の取得に影響はないようですが、それも頻度と違反の度合いによります。

例えば、もしあなたが免許を取得したての「Pドライバー」(日本における若葉マークのついた初心者ドライバー)であるのにもかかわらず、頻繁にそうした交通違反などを繰り返していたら、それはあなたの人格に問題があると判断される恐れがあります。

そのような交通違反が度重なる状況では、もちろん市民権の取得にも必然的に影響が及ぶことになります。

その②:(違法)ドラッグに関する逮捕歴がある場合

もし、上記の問題を学生時代(10年以上前)に若気の至りで起こしてしまったものの、その後は特に再犯歴がない場合には、恐らく市民権の取得に問題はないと思われます。

しかしながら、こうした問題を起こした時期が比較的最近であるという場合、または過去にも同様の犯罪歴がある場合には、一個人として「人格」に問題があると判断され、市民権の取得に影響を与えることになります。

その③:裁判で係争中の場合

裁判には、「民事裁判」と「刑事裁判」の2種類があります。刑事裁判である場合には、前述のその②でも説明したように、ごく最近の問題である場合には影響が出ると考えなければなりません。

一方で、同じ裁判とはいえ、民事裁判である場合には、それが必ずしも申請者の「人格審査」に関係するわけではないため、ほとんどのケースにおいては問題がありません。

さまざまな状況が考えられますが、市民権の取得を検討されている人は、1人で悩まずにまずは専門家にご相談されることをお勧めします。



清水英樹(Hideki Shimizu)
◎QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「清水国際法律事務所」筆頭弁護士所長のほか、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、各種不動産売買手続き専門法律事務所「Conveyancing Home QLD」を経営する。

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