豪州ビザ最新情報/ポイント制の技術移住ビザ

豪州ビザ最新情報

ポイント制の技術移住ビザ

今回は、「ポイント制の技術移住ビザ」について説明したいと思います。ポイント制の技術移住ビザには主に以下の3種類があります。

  1. 技術独立移住:Skilled-Independent(Permanent)Subclass 189
  2. 州ノミネーション技術移住:Skilled-Nominated(Permanent)Subclass 190
  3. 地方技術移住( 暫定一時滞在):Skilled-Regional Sponsored(Provisional)Subclass 489

注意点として、技術移住ビザにこれまで最低必要とされていたポイントは60ポイントでしたが、7月1日以降、5ポイント追加されて65ポイントに引き上げられました。

上記のビザはスキルセレクト(Skill Select)を通じて意思表明(Expression of Interest/EOI)を申請後、ビザ申請の招待を受けることで初めてビザ申請が可能になります。EOIの申請はビザ申請ではないため、招待を受けてから60日以内に技術移住ビザ申請を行うまでの間、国内申請の場合、ブリッジング・ビザは下りません。

スキルセレクトでは、基本的にポイントの高い申請者から順に招待状が発行されるようになっています。ただし、会計士、電子工学技師、コンピューター・ネットワーク・プロフェッショナルなど人気のある特定の職種においては、毎回発行数が調整されているのが現状です。

2017/18年度前半(17年7月~11月)は、月に最大で3,500件の招待状が発行されていました。17年12月以降は、月610件の発行(うち189ビザが600件、489ビザが10件)に留まっており、招待状の発行数が大幅に減っていることが見て取れます。

190ビザ(州ノミネーション技術移住)、489ビザ(地方技術移住)については、州・準州によるノミネーションを受けることで、190ビザであれば5ポイント、489ビザであれば10ポイントがもらえます。ビザ申請上の条件とは別に、州・準州独自の条件も設けられており、指定する職種の制限、職歴や英語力などの条件、ビザ取得後の滞在条件などが付帯されていますので、条件次第によっては190ビザ、489ビザでのビザ申請は検討できないということもあります。また、州・準州の動向や雇用情勢によって招待状の発行を一時中止とする所もあります。

相対的に189ビザ(技術独立移住)に関してもハードルが上げられてきています。そのため、これらのビザを通じて永住権申請を検討する場合には、どのような職種で申請をするのか、それに関連する学歴や職歴をどうするのかといった長期的な計画が必要になってきています。


清水英樹(Hideki Shimizu)
QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「フェニックス法律事務所」筆頭弁護士所長の他、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、各種不動産売買手続き専門法律事務所「Conveyancing Home QLD」を経営する。

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