恋愛関係にない彼女と一緒に申請することは可能でしょうか

ビザあれこれ

第10回
ビザあれこれ

豪州で暮らす私たちにとって切っても切り離せないのがビザの問題。そんなビザを巡るさまざまな疑問について専門家が分かりやすく解説する。

Q: 私には小学生の時に友人になり、同じ大学に入学したころから現在に至るまで同居し、日々の生活を支え合っている家族のような仲にある同性のパートナーがいます。もうかれこれ25年以上の付き合いになります。彼女と恋愛関係になったことはこれまでになく、そういった感情を抱いたこともありません。今までの人生の中で彼女とずっと家族のように暮らし、お互いを支え合ってきて、財産も何から何まで共有し、双方の家族や親しい友人にもパートナーとして認められている関係です。IT職に就いているこの彼女が先日、オーストラリアに一緒に移住しようと言い出しました。私も彼女と一緒に申請することは可能でしょうか。(31歳女性=IT技術者)

A: 可能性は十分にあります。あなたとあなたのパートナーは、移民規則にある「相互依存関係」の定義を満たす可能性が高いのです。オーストラリアの技術移住プログラムでは、ビザ申請者は相互依存関係の定義を満たすパートナーを申請に含めることができます。

相互依存関係というと一見、同性愛者の関係として定義付けられたものと思われがちですが、そうではありません。相互依存関係には、同性同士の恋愛が実った結果できた関係もあれば、あなたのように友人関係が発展して、離れられない強い絆で結ばれている全く血縁関係のない家族同様の依存関係もあります。

オーストラリア国籍保持者、永住者、そして、スポンサー権利を持つニュージーランド国籍保持者と相互依存関係にあるパートナーを永住者として呼び寄せるためのビザが近年になってできたことがきっかけで、今では相互依存関係にあるパートナーを技術移住ビザや長期就労ビザの申請に含めることができます。

そのほかのビザ(例:雇用主指名永住ビザや学生ビザなど)で相互依存関係が未だに認められていないのは謎ですが、それも時間の問題と考えられており、いずれは認められるようになるかもしれません。


ビザあれこれ

飯田求(いいだ・もとむ)
Iida & Company Pty Limited

メルボルンで高校・大学卒業後、2002年10月から移住手続き認定代行業者として勤務。多種多様な就労・技術・家族・一時居住ビザや技術査定の申請代行実績を持つ。また、ほかの移住手続き認定代行業者にも専門的なアドバイスを提供している。
MARN 0213050 (移住手続き認定代行業者登録番号0213050)

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