もう調理師としては永住権は取れないといっていますが本当でしょうか。

ビザあれこれ

第11回
ビザあれこれ

オーストラリアで暮らす私たちにとって切っても切り離せないのがビザの問題。そんなビザをめぐるさまざまな疑問について専門家が分かりやすく解説する。

Q: メルボルンの専門学校で調理師のコースに通っています。最近サーティフィケートⅢを修了しました。日本食レストランで見習いとしてパートで働いています。コース修了後は調理師として技術永住ビザを申請したいと思っています。永住権を取得した学校の先輩は、もう調理師としては永住権は取れないといっていますが本当でしょうか。また、英語力の条件が厳しくなったようですがどのような対策を取ればいいでしょうか。 (26歳男性=留学生)

A: 永住ビザ取得の可能性は個々の状況により変わります。調理師として申請しても永住ビザが取得できないということはありません。好意であっても、永住ビザを取得した友人や学校の先輩からのアドバイスだけを聞いて行動するのはいけません。

移民法はオーストラリア国内の経済事情や民意などにより頻繁に改正されます。経験者からのアドバイスがあなたのビザ申請に役立つことは絶対にありません。

このようなアドバイスを正しいものと信じることは誤りです。また、無資格でアドバイスを提供することは違法行為です。あなたの大切な将来に関わることですのでアドバイスは移民省や移住手続き認定代行業者に書面で提供してもらいましょう。

英語力の条件については、2010年1月1日以降に移民規則が改正されます。この日以降に申請をする予定の留学生は注意しましょう。調理師や美容師といった職のビザ申請者に求められる最低限の英語力は現行のIELTS各コンポネント5点から6点に上がります。一般技術移住におけるIELTSテストの結果は受験日から2年間有効ですので、卒業の1年前にはIELTSの受験で必要な点数が取れるように計画的に受験勉強をすることをお薦めします。

最後に、これから永住権を目的に留学を検討している方々にアドバイスです。永住権はあくまでも滞在許可に過ぎず、一番のチャレンジは永住ビザ取得後の生活です。ビザ取得後に自立して生活ができるように、就職して一生勤められるような技術を習得できるようなコースを選択してください。


ビザあれこれ

飯田求(いいだ・もとむ)
Iida & Company Pty Limited

メルボルンで高校・大学卒業後、2002年10月から移住手続き認定代行業者として勤務。多種多様な就労・技術・家族・一時居住ビザや技術査定の申請代行実績を持つ。また、ほかの移住手続き認定代行業者にも専門的なアドバイスを提供している。
MARN 0213050 (移住手続き認定代行業者登録番号0213050)

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